2008年03月28日

竣工写真&近況

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新機種導入と共に、またもや写真ブログと化した観のこのブログですが、たまには仕事関連の話題など・・・えーと、本来はそういうブログです。(^^;

昨年末に撮影を終えていた<急傾斜地の家>の竣工写真。
私のカット選定に時間が掛かったり、仕上がりを急がなかった事もあって、この時期までお待たせしましたが、やっと昨夕、ウェブサイトの<仕事と作品>に11点の写真をアップしました・・・2点、私が撮った写真も混ぜていますが、それを除けば松村芳治さん撮影の素敵な建築写真です。ぜひ、ご覧下さい。
例によって<Litebox v2.0>を使った手動スライドショーです。
そんな中からお気に入りの一点をここでもご紹介。↓

急傾斜地の家 アプローチ
西側アプローチ・・・小さな家にしか見えないファサード 外壁は杉板張り  撮影: 松村芳治

で、先週の金曜日、こちらもやっとこさ、なんだかんだでお待たせしていた竣工図面他をスタッフの手で住まい手にお届けする事ができ、ようやっと仕事が締まった3月です。(^^)v
下はそのご訪問の際にスタッフが撮ってきた西側斜面の写真。

急傾斜地の家 法面階段沿いに並ぶ白い草花は住まい手が引越後に植えられたものですが、右手のショワショワとした緑などは記事<種まき>で書いていたクローバーが芽吹いてきたもの。
今夏はコロニー状のまだらにしか生えないかもしれませんが、この分だと来年の夏には斜面はおおむね緑に覆われるんじゃないかと思います。
そうなれば緑の斜面に赤の外壁が映える、より素晴らしいファサードになるはず。
そうなったらまたこのブログでご紹介したいと思っています。

でも、一つ懸念が・・・以前にも書きましたが、設計時点から「たぶんそうなるんじゃないか」と推測していた東向かいの駐車場や田畑での大規模な集合住宅計画が具体的に進みはじめたとの事。
住まい手のお話では近々周辺住民への説明会が開かれるそうで、であれば紛争等が発生しないかぎり通常ならもうすぐ着工・・・そうなると斜面が緑に覆われる頃には<仕事と作品>に掲載した最後のアングルは撮影できなくなっている可能性もあるわけで、そんな意味でも、ここはどうか一つ、周辺住民の方にも頑張っていただいて、ぜひ3階建てくらいのボリュームで納まるように闘争(?)して欲しいものです。
って、そうもいかないか・・・(^^;

そんな外部環境の今ですが、内部環境については住まい手曰く、1階(でも半分は地下の)夫婦寝室と地階の子供の間については、寒さが厳しかったこの冬でも暖房要らずだったそうで、光熱費は以前に住まわれていた20坪くらいの木造平屋建ての家と変わらないか安いくらいになったとの事。
照明器具の数だけでも以前のお住まいからは倍以上になっていますし、ミーレの食洗機など家電製品も増えての光熱費ですから、この安さは半地下とはいえやはり地下空間であればこそのメリットと言えるのでしょう。
延べ面積は以前の住まいの倍近く、容積では倍以上になっている事を考えると、単位面積(あるいは容積)あたりの二酸化炭素排出量は半減しているとも言えるわけで、そんな視点からも快適な住まいを実現できたと自負できるお話だったのでした。  
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2008年02月07日

MODERN LIVING

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MODERN LIVING 177苦楽園の家>が掲載された<MODERN LIVING No.177>が本日発売!・・・昨年末の記事<取材風景>でお伝えしていたものです。

左:モダンリビング3月号 No.177 表紙
アシェット婦人画報社 1600円


207ページから「頑張る都市住宅 12 黒いキュービックデザインが、印象的な外観をつくる」と題して掲載され、ブログではお伝えしていない住まい手サイドの話を中心に建築家決定に至るまでの紆余曲折の経緯なども紹介されています。
これから住まいづくりを、という方にはきっとお役立ちの一冊。書店でぜひお手に取って・・・立ち読みで済ませるのではなく、買ってやって下さい。(^^)

掲載ページ
掲載ページから・・・実物はもちろんフルカラーですが、出し惜しみでモノクロ化(^^)  
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2008年01月18日

種まき

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急傾斜地の家昨年末に竣工した<急傾斜地の家>ですが、一つだけ年越しで残っていた工事がありました。
それは斜面地保護のためにクローバーの種を蒔く工事。
今朝、その工事が行われ、立会いがてら伺いました。

種まきとは言っても、斜面地ですから単純に種を蒔いただけでは雨で流れてしまいます。
なので、今回は主に土木工事で用いられる斜面地保護工法<種子吹付工>による種まきを採用・・・種子を粘着材(糊)や肥料などと共に吹付け、植物が芽を出すまで種子や土壌の流出を抑える工法です。

種まき作業
この2点のみNikon P50 他はGR DIGITAL

先述の材料を機械で攪拌してホースで散布するだけの工事ですが、本来は土木用途で用いられる工法だけに機械(上右)はなかなか大掛かりなもの。
でも、作業自体は1時間弱で終了、って実は私は到着するのが遅く、着いたと同時にこの機械を載せた車が出て行くところで作業自体は立ち会えず・・・(^^;
なので、上のP50で撮った写真はスタッフの撮影。

緑の大地そんなこんなでしたから、私が着いた時には斜面地は一面の緑色・・・(^^;
蒔き終わったところとそうでないところがよくわかるように、の緑色なんだそうですが、なんとも人工的な緑色に染まってしまっていました。

まあ、でも、それも春までの辛抱。
クローバーが綺麗に生えそろうには、たぶん1年先、来年の春を待たないと無理かなとは思いますが、でも今年の春でもそこそこには自然の緑に覆われるのでは、と期待しています。

今日に合わせて、お住まいになられてから発生した建具の不具合調整や若干の追加工事も行いましたが、住まい手からは先日いただいたメールでも
子どもたちは大変喜んでいて、毎日にこにこと、にぎやかに走り回っています。
家事もとても楽になりました。
本当にありがとうございました。
といったお言葉をいただき、このような滅多にない斜面地での設計や工事の経験をさせていただいて、ほんと楽しくまたいろいろと新たな経験も積めたプロジェクトだった、と改めて感謝した次第です。  
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2007年12月28日

竣工写真撮影

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一昨日の記事の続き・・・24日、<苦楽園の家>の取材を終えた後は、急転直下決まった竣工写真の撮影立会いで<急傾斜地の家>へ。
撮影をお願いしたのは毎度おなじみ、松村芳治さん。

竣工写真撮影 12月24日
12月24日の撮影風景 生垣を跨いで夕景を撮る松村さんとアシスタントの大前さん

もともと見学会翌日のこの24日に撮影をお願いできれば、とは思っていたのですが、松村さんとの都合が合わず一旦は断念・・・でも、この日の昼過ぎ「用事が早めに終わったので、夕方からでも撮れるカットは撮りましょうか?」との連絡が入り、急遽決まった竣工写真の撮影だったのでした。

で、続きは手直し工事の合間を縫ってやはり好天に昨日、まだ夜の帳が開けきらぬ朝7時前からスタッフ立会いの下、撮影開始・・・というわけで戸建住宅のような比較的小規模な建築には珍しく2日間に渡る竣工写真撮影となったでありました。

竣工写真撮影 12月27日
12月27日の撮影風景 ローアングルで家族の間を撮る松村さん

下写真は今回の松村さんの撮影機材。
カメラ本体は泣く子も黙る2110万画素35mm判フルサイズデジタル一眼レフ<Canon EOS-1Ds Mark III>・・・そうデジタルでの撮影です。

EOS-1Ds Mark III1年ほど前にアップした<奥天神の家 I>の竣工写真撮影の記事<竣工写真>では「1年以上の時を積み重ねた仕事の結晶である竣工写真は、やっぱりフィルム、しかも中判以上じゃなきゃね、という事で、毎度、プロに撮影を頼んでいます」と書いたのですが・・・そのプロも今やデジタル化。

確かに1年前はまだまだ中判(時に大判)フィルムによる撮影が主力だったようですが、ここ1年で急速にデジタル側にシフトし<EOS-1Ds Mark III>を手にしてからは、ほぼ100%デジタルでの撮影になったのだとか。

でも前述のような文章を書いていたため、撮影をお願いした際には「いやフィルムで撮ってもいいんですけどね」とお気遣いをいただいたりもしたのですが、まっ、これも時の流れ、それにデジカメによるプロの撮影も見たかったし、というわけで竣工写真もデジタル化、です。
で、デジタル化で何が変わったのか。
プリントなどの仕上がり品はまだなので、それらに関しては何とも言えませんが、もっとも変わったのが撮影でのカット数・・・中判フィルム比べて倍あるいは3倍くらいの量。
いくら撮ってもフィルム代や現像代が掛からないという点もあるのかもしれませんが、それ以前に35mm一眼レフとビューカメラの機動力の違いをまざまざと見せられた、といったところでした。
・・・どんなカットが撮れたのか、楽しみな来年の年明けです。

前面道路から見る
前面道路から見た<急傾斜地の家>の佇まい 以上、4点ともGR DIGITAL 適宜トリミング
写真徒然関連写真: 急傾斜地の家 竣工


そして、肝心の手直し工事は今日のご引越し直前、昨日深夜に取りあえずは完了・・・まあ、まだ、いくつかの残工事は残っているんですけどね・・・(^^;
でも、なんとか設計当初からのお約束「新居で新年」になんとか間に合った<急傾斜地の家>だったのでありました。  
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2007年12月26日

取材風景

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苦楽園の家 撮影風景 1
以下、6点ともGR DIGITAL 上写真は無修正・ノートリミング その他は適宜レタッチ・トリミング

2日間の見学会を無事終えた翌24日は<苦楽園の家>へ・・・隔月刊誌<MODERN LIVING>による取材でした。
上写真は到着してまず外観写真を撮るカメラマンとアシスタントの方。

バコパ・ディフューサス
庭先に咲いていた小さな白い花・・・バコパ・ディフューサスという花だそう

苦楽園の家 内観

お隣の緑を借景した家族の間から書斎へと連なる開口部。
3階からは冬至の頃だからこその光が差し込み、空間をより豊かなものとしてくれていました。
それにしても綺麗に住まわれているご様子・・・まあ、取材に際し「かなり片付けました」とは仰っていましたが・・・お陰で撮影もタッタッタッとテンポよく進んだようです。

ミニカーコレクション
家族の間と書斎を緩やかに間仕切る本棚に飾られたご主人のミニカーコレクション

撮影がテンポよく進む要因は機材がデジタルカメラ(Canon EOS-1Ds たぶんII)だから、というところもあるのだろうな、傍から見ていて感じました。
下見で大まかに決められた位置にカメラを置き、ポラ代わりに1枚撮影。EPSONのフォトビューアで記者のNAさんと共に確認し、構図や小物の位置を微調整して本撮影・・・1カット仕上げるのに平均10分も掛からない。
建築写真の撮影とは思えず、まるでブツ撮りのコマーシャルフォトのよう。中判や大判フィルムでの撮影とはだんぜんスピードが違う、という印象でした。
その分、なんだか物足りなさも感じたりしましたが・・・(^^;

苦楽園の家 撮影風景 2

そんなこんなで撮影に要した時間は2時間も掛からず。その後、住まい手Eさんご夫妻と私へのインタビューがあって、3時間ほどで全て終了!となった取材だったのでした。

カウンターデスク
書斎のカウンターデスク(桧集成材)に落ちる植木の影

この<苦楽園の家>が掲載されるのは、2月7日発売の3月号(NO.177)との事。その中で「頑張る都市住宅・12」として取り上げられる予定です。
書店で見かけたりしたら、ぜひご覧下さい・・・で、立ち読みじゃなく買って下さいね。(^^)v

取材の後は、Eさんのお車でNAさんと共に近くのレストランまでちょっと遅めの昼食へ。
その後、竣工写真(撮影はいつもの松村芳治さん)の撮影立会いとNAさんを案内するために<急傾斜地の家>へ向かったのですが、お言葉に甘え現地まで送っていただいたりもして、何から何までEさんのお世話になったこの日・・・心から感謝。
誠にありがとうございました。m(_ _)m

写真徒然関連写真: 苦楽園の家   
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2007年12月25日

見学会報告

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気がつけばクリスマス・・・。
22日午前は<急傾斜地の家>の施主検査兼事務所検査&(取りあえずの)鍵引渡し。そして午後からは住まい手のご好意をいただいての完成見学会開催。
23日も引き続き、終日見学会。
昨日は11時から雑誌<MODERN LIVING>による<苦楽園の家>の撮影&取材。そして夕方からは再び<急傾斜地の家>を訪ねて、竣工写真撮影第1弾(第2弾は27日予定)。
また私事では、23日の夜は妻の誕生日を祝い、24日の夜には子供たちのためのクリスマスパーティと、節目となる行事が目白押しに押し寄せたこの3日間・・・正直、疲れたぁ〜。

そんなこんなの話をこれから数日に渡り綴って行きたいと思っていますが、まずはメインイベント<急傾斜地の家 完成見学会>の報告から・・・。

急傾斜地の家 完成見学会土曜日はこの季節には珍しくかなりの降りの雨、日曜日も時たま日は射すもののどんよりした曇り空が続く、といったあいにくの空模様でしたが、それでも2日間あわせて31組66人の皆さんにご来場いただく事ができました。
これもひとえに今回の見学会開催をご快諾いただいた住まい手のご好意の賜物と改めて感謝いたしますと共に、ご来場いただいた皆様にはこんな場ではありますが厚く御礼申し上げます。m(_ _)m
以下9点とも全てGR DIGITAL 適宜レタッチ・トリミング

さて、このように賑わった見学会ではありましたが、来たくともご都合などによりお越しいただけなかった方々のため、またお越しいただいた皆さんには復習(?)の意味も込めまして、当日に撮った写真の中から簡単にこの住まいの魅力(の一端)をご紹介して行きしょう。

家族の間
日々の暮らしの主空間となる家族の間 ナラ無垢材(矧ぎ板)の食卓越しに畳の間東面の景色を望む

玄関から階段見下ろし2階の玄関から階段を下りはじめると、まず目に飛び込んでくるのが畳の間の開口(記事<硝子工事>でご紹介したFIX窓)越しに見下ろす景色。
道路面から下って主空間にアプローチして行く傾斜地だからこそ生まれたこの光景に、ご来場いただいた皆さん(ちょっと大げさな表現かも知れないけれど)感動されたようで、絶賛の嵐だったのでありました。(^^)v
床板:杉本実板張 階段踏板:杉板t=30 共に蜜蝋ワックス塗 壁・天井:石膏ボード下地 AEP塗

家族の間に連続する畳の間は下左のように板張り床から350mm下げる事で軒高を低く抑え諸法規をクリアすると共に、空間を緩やかに分節しお互いの空間に落ち着き感がかもし出るよう計画しました。
また、普段は連続した空間として使う事を前提としていますが、下右のように大襖を閉ざして天井に仕込んである和紙ブラインド(MOLZA)を下ろせば、来客の寝泊りスペースとしても使える白い和の空間に模様替えできるようにも設えています。

畳の間
左: 畳の間から階段方向見返し 大黒柱は杉無節の4寸5分角 板張り床との段差下は床下収納
右: 腰板はシナランバーコア張クリア塗 照明は調光スイッチ連動のダイクールハロゲンダウンライト(松下電工


洗面脱衣から浴室左は洗面脱衣場越しに浴室を見たものですが、浴室は記事<ハーフユニット>で紹介したように浴槽と床が一体となったハーフユニットを用い、壁は無節の桧板張り素地で仕上げました。
見た目の美しさだけでなく、その香りに足を踏み入れた多くの方から好評をいただきましたが、お手入れはそれなりに大変・・・そんな説明をすると躊躇される方が多かったのも確かです。(^^;
扉は米ヒバの框戸 硝子はFIX部とも強化ガラス 洗面器: TOTO L260 ペデスタル付き

そして、この住まいの機能面で(特に主婦の方々に)最もご好評いただいたのがこの厨房スペース↓。

厨房から家族の間
ワークトップ: ステンレスHL仕上げ カウンター: タモ無垢板t=25 クリア塗
家族の間ペンダントライト: コイズミ APN 515 128


家族の間を見渡し、畳の間越しの景色を眺めながらも調理できる対面式のキッチンで、オリジナルデザインのワークステーションや背面収納の様々な工夫への好評もさることながら、ほぼ全ての奥様方から賞賛いただいたのがこの厨房スペースと夫婦寝室の位置関係。
この住まいではできるだけ通路スペースを省くため(=延べ面積が小さくなる=コストダウンにも繋がる)、夫婦寝室にはキッチンスペースの背面収納の間を通ってアプローチするようプランニングを行いました。
下右の背面収納の間に覗く壁をRC打放しで仕上げた部屋がその夫婦寝室。
結果、起きてすぐ厨房という配置に・・・これが「起きて目の前がキッチンって楽」とか「風邪で寝込んだりした時にも便利そう」など、正直、予想していなかった好評をいただいて、住宅設計に携わる者としてはたいへん勉強にもなった今回の見学会でもあったのでした。

厨房
左: 厨房吹抜け見上げ この住宅で最も天井が高いのがここ・・・約4.3m
右: 厨房カウンター越しに夫婦寝室を見る 背面収納: シナベニヤフラッシュ クリアウレタン塗


・・・と、まあ、記事<隠し框>や<木建いろいろ>で触れた建具の話他、まだまだご紹介したい空間や設えはたくさんありますが、記事が長くなり過ぎますし、その辺りはまた追々という事で、ひとまず見学会報告はこれにて。

最後に・・・
「完成」見学会を開催させて頂いたとはいえ、竣工が近づくにつれて突貫工事気味になってきていた今回の工事。
そのために、というのは言い訳にしかならないでしょうが(これらの写真からはほとんどわかりませんが)大和建設にしては荒さの目立つ工事となって、22日の検査でも指摘した是正箇所が過去最多・・・それらの補修・やり直し工事は今日も明日も続きます。
年の瀬に気持ちよくご入居いただくためにも、気合を入れ直して「がんばらんかい!」の現場です・・・ネッ、ほんまに!  
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2007年12月21日

合同忘年会

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昨日も午後から<急傾斜地の家>の現場へ。
家族の間と畳の間を間仕切る大襖も吊り込まれ、給排水工事も最後の詰め。
そして私たちの事務所と同じ<ひょうご・ネットワーク「木の道」>メンバーでもある宍粟市の東亜林業さんに特注していた2m×1mのナラ無垢材(矧ぎ板)の大テーブルと同材の食卓椅子も納品され、いよいよ竣工までの秒読み段階に入った現場です。

急傾斜地の家 見学会2日前
上左: 大襖の吊り込み 上右: 大テーブルの組み立て
下左: キッチンワークステーションの扉を調整するスタッフ 下右: 浴室周りの器具付け


そして、日没と共に現場を後にしたのちは、毎年恒例「設計事務所合同忘年会」へ。
今年は大阪ミナミの集合住宅の一室を改装した隠れ家的料理屋が会場。←幹事交代制で毎年会場も変わります。

合同忘年会 1

コース料理が出尽くした後、宴たけなわでのスナップ。
相変わらず建築論を打つ者、今年を振り返り来年への思いを語り合うもの、旅や友の話、女(男)の話・・・ゴチャゴチャ・グチャグチャ夜更けまで、それはそれは楽しい宴だったのでした。

合同忘年会 2
上2点、GR DIGITAL 酔っ払ってるのでブレブレ(^^;・・・でも、雰囲気は伝わると思います

でも、さすがに今年は年忘れの宴、という気分にはなれず・・・(^^;
残り10日・・・もう一頑張りの2007年です。  
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2007年12月18日

現場から現場へ

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今日は朝から<高台の家>へ。
本体外観周りの工事はほぼ完了し、庭や予備の駐車スペースのための切土や盛土といった工事(業界では外構工事と言います)が進む外観です。

高台の家 外観
東側外観 右手に置かれている背の高い白い箱はオール電化住宅には不可欠な貯湯式電気温水器

対する室内では塗装工事が終盤。
完成時の空間が段々とその姿を現してきたといった観で、顔を出してくださった住まい手Tさんも「スゴイ、スゴイ!」と喜んでおられました。

高台の家 室内
左写真: 11月13日の記事<階段>の手スリを塗装中 右写真: ボックス状の小部屋に仕立てたキッチンスペース

キッチンスペース内部ではワークステーションの設置も完了。
この住宅のキッチン・家具工事は工務店側での工事・・・当初はいつものように別途工事としてうちの事務所から家具工場へ直接発注する事も考えたのですが、家具工場は松原市で現場は篠山市。
工事自体はできなくもないですが、後々不具合やメンテナンスが発生した場合、距離的に即応するのは難しい場合があるのでは、と思えたので、今回は家具・キッチンのデザイン自体はあくまでもうちの事務所オリジナルとしながらも、その製作・工事については素直に工務店の請負契約に込みでお願いした次第。

高台の家 ワークステーション

でも、ご要望を取り入れながら、ご覧のようにワークトップ下は中央の引出しユニット以外全てオープンとする事でシンプルかつ使いやすいキッチンに仕立て、「えっこんな値段でできるの?!」くらいの超ローコスト化を実現しています。
ちなみにステンレスワークトップ左手前の開口はIHコンロを嵌めるためのスペース・・・IHコンロの下部排熱換気に対処するため底板は有孔シナベニヤとしています。

そんなこんなの<高台の家>ですが、現場での打ち合わせは今日が年内最後。
年明けの竣工・引渡し&その前の見学会を目指して、漏れの無いよう終盤の詰めを行って現場を後にし、その足で午後からは西宮市の<急傾斜地の家>の現場へ。
昨日の記事で完成が心配(?)風に書いた<急傾斜地の家>ですが、建築基準法上は今日の午前中にシックハウス対策用の24時間換気扇が取り付けられた事で完成!というわけで、14時半から指定確認検査機関の完了検査。←にしても、余裕の無いギチギチの工程(^^;
検査の申請手続きや立会いはスタッフに任せていますが、諸々の打ち合わせ懸案事項もあり、顔を出そうと向かったわけです。

JR福知山線を丹波路快速で一路宝塚へ。
昼食後の満腹感もあって電車の中ではウトウトしていましたが、なんとなく武田尾駅辺りのトンネル区間かぁ、と思った瞬間、「ドン!」と音がして急ブレーキ。電車はトンネルの中で停車・・・しばらくして人身事故の社内放送・・・おいおい・・・どうも武田尾駅で誰かが飛び込んだらしい。
それからは車掌に加え運転手も電車を降りて現場へ向かったりして、救助(後片付け?)や現場検証もあったのでしょう、トンネル内に閉じ込められる事、実に40分。
トンネル内なので携帯電話も圏外・・・もう、まったくぅです。
人身事故の当該車両に乗り合わせたのははじめての経験でしたが、ほんまに迷惑至極。
自殺するのは本人の勝手ですが、他人や社会に迷惑を掛ける死に方はやめてもらいたいもんです。ほんまに。

急傾斜地の家 外観

てな突発事故に遭遇し<急傾斜地の家>についたのは結局15時前。案の定、検査官はちょうど帰るところ・・・ほんまにもう、だったのでした。
でも、完了検査の方は(当たり前ですが)無事合格。
うちの設計する住宅ではいつもそうですが、検査官は相変わらず検査よりも空間を堪能する方に時間を掛け、「工事も設計も大変でしたでしょう」とか「素晴らしいですね」とか言いながら帰って行ったようです・・・(^^;

で、それと同時にくらいに朝から行われていた植栽工事も完了。 ↓
こうやって植木が入ると「ああ、完成だなぁ」と実感が湧いてきたりもします・・・って、実のところ建築本体部分は昨日の記事に掲載した写真となんら変わっていないんですけどね。(^^;

急傾斜地の家 植栽
6点とも全てGR DIGITAL 適宜レタッチ・トリミング

手前の生垣は斜面地への落下防止を兼ねたものでレッドロビン。そして中央の株立ちの高木はコブシです。
いずれも去る12月9日の日曜日に工務店の案内で住まい手Nさんと共に八尾市の植木屋さんまで見に行って選んだもの。
樹種の選定は設計段階で私に任せていただいたのですが、じゃあ、なんでコブシを選んだかといえば、傾斜地といえば丘、丘に植える樹といえば、やっぱり・・・
♪ コブシ咲くあの丘 北国の ああ 北国の春〜♪ 北国の春 作詞:いではく 作曲:遠藤実
えーっと、西宮市は北国ではありませんけどね。(^^;
まあ、そんな風にかなり安易に選定したと噂されていますが(誰から?)、でも春先に咲く枝一面の白い花はこの外壁によく似合いますし、落葉樹ですから夏は西日を遮り、冬は日射を阻害もせず、と一応考えてもいるのですよ、実は。(^^)
植栽位置と枝ぶりの向きはスタッフの井上が造園職に、「もう少し右」とか「90度回してください」とか細かく指示を出して決めたものですが、うーむ、なかなかの出来。(^^)v
夕方に顔を出していただいたNさんもとても喜んでおられましたのでありました。



急傾斜地の家 完成見学会
参加者募集中です。
開催日:2007年12月22日(土)・23日(日)
場所:兵庫県西宮市
詳しくは下記リンクをご覧下さい。皆様からのご参加申込みをお待ちしております。
http://blog.kenchikusha.com/archives/50395803.html
  
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2007年12月17日

あと5日

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完成見学会まであと5日を残すところとなった<急傾斜地の家>・・・そんな今日の現場の様子から。

12月17日外観
外観 最終の斜面整地工事は終わったものの、一部の外壁は工程の関係でまだ未塗装。植栽も明日から。

12月17日内観
内観 塗装が終り床の養生も剥がされて杉床が姿を現したものの各種の器具付けはまだこれからが本番。
塗装他の手直し部分もそこここに。


さあ、こんな状態ではたして間に合うのか。
でも、経験から言って(余裕はまったくないけど)間に合います・・・たぶん・・・おそらく・・・大丈夫じゃないかなぁ・・・間に合わなきゃ困る。(T T)
という事で怒涛の後5日間、ガンバロウ!の現場です。



急傾斜地の家 完成見学会
参加者募集中です。
開催日:2007年12月22日(土)・23日(日)
場所:兵庫県西宮市
詳しくは下記リンクをご覧下さい。皆様からのご参加申込みをお待ちしております。
http://blog.kenchikusha.com/archives/50395803.html
  
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2007年12月01日

リー・そく

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昨日は<急傾斜地の家>の現場を途中抜け出し、同じ西宮市で近く(とはいっても2km以上は離れていますが)にある<苦楽園の家>にも行ってきました。

苦楽園の家外観 秋編
黒く塗った杉板壁にイロハモミジの紅が映える秋の外観 GR DIGITAL

行った目的はアシェット婦人画報社発行の隔月刊誌<MODERN LIVING>の下取材。
11月13日の記事<階段>で「都合さえ合えば近々私も訪問したいと思っていますし、その時こそは1年後の姿を」と書いてまもなく、偶然にも取材依頼を受け今回のご訪問となりました・・・まさに「リー・そく」。
ほんと、決して仕組んだわけではないのですが、こういう事ってちょくちょくあります。←私には予知能力でも備わっているのでしょうか・・・オイオイ(^^)

苦楽園の家 家族の間約1年ぶりに再会したその住まいは、前述の記事にもあるようにほぼ竣工当時そのままの美しさ。
住まい手のEさん曰く「散らかってて、下取材の段階で本取材を断られるかも」なんて仰っていましたが、いやいやなんの綺麗に住まわれていてある意味感心しました・・・仮に自分が暮らしていたとしたら、ここまで綺麗=ものを大切には住めません。←えーっと、根がアバウトなもんで(^^;

というわけで、記者の方に「申し訳ないですが掲載は見合わせていただきます」なんて言われる事もなく、撮影&取材日は12月24日に決定。(^^)v
<急傾斜地の家>の見学会と竣工写真撮影の合間を縫っての日程となり、なんだか今年は忙しい年末になりそうです・・・でも、また新たな写真家の方の撮影に立ち会えるようなので、どんな構図を切り取ってくれるのか、今から楽しみにしているところです。
取材についての打合せをする住まい手の奥様とNA(モダンリビング・編集部ブログでのハンドルネーム)さん  
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