
昨日の記事からの続き・・・衣・食・住に関わるものから慶弔祭儀ハレのもの、地図・海図・天球儀から壁画・彫刻まで、地球上の様々な民族が創り上げてきた有形無形のあらゆる事物が展示されている国立民族学博物館ですが、その中でも今回の鑑賞で、うちの娘たち二人ともがお気に入りの一番に挙げたのが左写真の展示物。モロッコの花嫁衣装・・・「こんなん着てみたいなぁ」って。
やっぱり女の子ですね。(^^)
ちなみに高校で工芸を教えている妻は工芸品に目が行き、私は下写真のような空間に惹かれます。
お互い職業病だったりして。(^^)
カザフスタンのパオ(移動式住居)↓。
このような移動式住居はモロッコでは「ゲル」(同じく現物が展示されています)と呼ばれますが、カザフでは「ユルト」と言います。
子供たち曰く、先述(昨日の記事)のNHKの番組では「中にテレビの人が入っていた」そうですが、普段は立入禁止・・・「なんでー」とか言って、とても残念がっていました。

常設展示を順路で回ると、地球を東回りで、まずオセアニアからはじまり、アメリカを南から北に縦断して北極圏へ。折り返してヨーロッパからアフリカへと南下、そして西アジアへ。
ここで言語や音楽の展示、研究者が選んだ一品というエリアなどがあって小休止・・・椅子だけでなくベットも置いてあるので寝ることもできます。↓(^^)・・・ちがう?

ひと眠り(?)した後はアジア大陸を反時計回りに回り、南アジア・東南アジア・東アジア(朝鮮半島・中国)と続いて中央・北アジアへ。
再び折り返してアイヌの地から日本に入り、世界一周旅行の完となります。
本当に各地の民族を訪ねて世界一周したら(叶うなら、してみたい・・・)、はたして一つの人生で回りきれるか、というところでしょうけれど、ここではまぁそこそこ、お手軽に回れます。
とはいっても今回も、途中で下のような遊びに熱中しながらも、ざぁっと回って3時間強・・・なかなか世界一周も大変な博物館ではあります。(^^)
遊んでいるのは朝鮮半島の(主に正月の)遊び「チェギチャギ」。「チェギ」は羽根の意、「チャギ」は蹴るの意で、錘(主に硬貨を使うそう)の付いた羽根を蹴りあう遊び・・・日本の蹴鞠同様、中国の蹴鞠に由来する遊びだそうです。
ちなみに正井家は一家揃って足技系に弱いのか、さっぱり繋がりませんでした。(^^;
背後の建築は朝鮮半島エリアの中庭に原寸で再現された「酒幕」と呼ばれる旅人のための休憩所
展示エリアでもっとも広い面積を占めるのが、当たり前といえば当たり前ですが、順路最後の日本・・・順路に沿って巡りながら、ここまでまっとうな気持ちで辿り着くのはなかなか至難の技というか、かなりの体力が必要だったりしますが。(^^;

1/10模型 左から北海道:アイヌの住居 富山県:合掌造 沖縄県:二棟造
日本エリアではその広い床面積を活かして、日本各地の民家の1/10模型や原寸で再現した室内空間の展示が行われているのが、私にはまた魅力的。(^^)v
なかでもいつも「よくここまで造ったなぁ」と思うのが、コレ。↓
大和棟の母屋(一段と急勾配の屋根を持った部分)を持つ奈良県の民家の1/10模型。

ちょくちょく吉野方面にも行きますから、大和棟の民家なんて、しょっちゅうを目にしていますし、見学もしていますが、現地ではこういう俯瞰で全体像を見る事はまずできないので、やっぱりいろいろと勉強になったりします。
また、この模型がスゴイなぁと思うのは、よくある展示のため修景模型や建立当時の再現模型ではなく、調査時点(1970年代前期)での民家そのままを忠実に模型化しているところ。
かつて、茅葺きだった部分がトタン波板葺きになっていたり、太陽熱温水器があったり・・・。
瓦がずれている所や漆喰の欠け落ちまでも再現されていて、そこに民族学博物館のなんたるかが見えてくるようで、いつ見ても圧巻の模型!と思って魅せられています。

外観ともに原寸で再現されているアイヌの住居 掲載の写真は全てGR DIGITAL 一部レタッチ・トリミング
ちなみに上写真は無修正ノートリミング
ISO200 プログラミングAE F2.4 1/2 EV-0.3 手持ち撮影 WB:AUTO 画像設定:マニュアル(-1・+2・+1)
・・・と、最後は(やっぱり)建築関連の話になってしまいましたが、ほんと衣・食・住、着目するところによって「オッ」・「ヘェ」・「ホホゥ」と関心するところもまた違ってくるであろう博物館。
なので、たぶん誰と行っても(もちろん一人でも)楽しい場所になるんじゃないかな、と思います。
秋の一日、時間が取れるようなら、足を運んでみられてはいかがでしょうか・・・お奨めです。
能勢電・阪急・大阪モノレール(左写真)と乗り継ぎ万博記念公園へ、とお定まりのコースで。


博物館の収蔵点数は約30万点とか。



そんなこんなのサービスセンターでしたが、受付の隅には左写真のように既に<GR DIGITAL II>のカタログが。



昨日は6月3日の記事<
結局、昼食におやつにと出たり入ったりを繰り返しながらも、まる一日<音楽 in みんぱく>に浸り、おかげで頭も心もリフレッシュできたかなというところです。

