2010年08月20日

炎天下の建方

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昨日の記事でも書いたように、気合いを入れて向かった<豊中の家>の建方。
でも、私が現場に着いた頃には母屋2本と棟木、それを受ける小屋束などの建込みを残すのみ・・・早い!

建方1
その母屋と棟木の吊り上げ作業中  以下6点ともGR DIGITAL III  写真徒然関連写真:垂線
建方2
当然1階は仮筋交ですでにバッシバシに固まっていました

AMeDAS豊中が記録したこの日の最高気温は37.2℃だったそう・・・体温以上という猛暑日。(^^;
炎天下の作業には慣れているはずの大工職も、一人が軽い熱中症でダウン。私自身もこんなに暑い日の建方は、記憶にある限り事務所開設以来はじめてでした。

建方3さて、この工事をお願いしているのは<四世代の家>と同じ越智工務店さん。
その<四世代の家>の建方の際に起きた「充て木、あてんかい!」事件の反省を踏まえてか、今回は左写真に写っているようなものが導入されていました・・・充て木スライダーとでも呼びましょうか。
ただの充て木と違って、こうしておけば落下事故も防げ現場作業も安全。
なかなか良か、です。

下写真のように使います。
建方4
大工が振るっている大きな木槌を「掛矢」と呼びますが、横架材を柱や束のホゾにはめ込む際、叩き込むのに使います
ところが掛矢で叩かれた方の材はへこんだり、角が欠けたり・・・それを防ぐのが充て木です


そんなこんなで14時過ぎ、全ての横架材が組み上がり、めでたく上棟!
午前中で仕事を切り上げて来られた住まい手のご主人も、折よくこの瞬間に間に合われました。

建方5
真ん中が棟木  右端に写っている手はスタッフ・猪田
・・・初の担当物件という事で、猛暑の中にあっても朝から作業終了まで、勉強方々、建方に立ち会っていました


今回も構造材は兵庫県産の杉・桧・・・このブログではもうお馴染の丸正木材さん製材による宍粟材です。
という事で、これまた恒例!住まい手による製材所・プレカット工場見学も段取りしていたのですが、直前になってお子さんが体調を崩し、残念ながら中止に。まっ、でも、良材で家が建ち、めでたし、めでたし、です。(^^)v

最後はおまけ。建方というと上ばかり見てしまいますが、下も大切という事で・・・。

建方6
桧の土台と床下換気のための樹脂製パッキン  基礎天端もピシッと通っており、合格!  

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2010年05月30日

突板見本帳

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懇意にしている材木屋さんに先日お会いした際、「天然木突板見本帳」なるものを見せてもらいました。
写真や印刷などではなく本物の突板をファイルに綴じたもので、配布を前提としたような量産品ではなく、打合せの際に便利なようにと作られた手作り品。
「うわっ・・・これスゴイですやん。これ、貰えませんか!」
「ダメなんですわぁ。これはアカンのですわ」
「それやったら同じようなものを作ってもらうって、できませんか!」
「ええーっ」
「有償でもいいんで、ほんまに。ぜひ、お願いします」
「うーん・・・まあ、聞いとくだけは聞いときますわ」
という事で、この関西独特の言い回しに、ちょっと期待薄かなと思っていたら、水曜日に宅急便が・・・。

見本帳
1枚1枚、シートに入れられラベルも貼られた見本帳
ご存じない方のために記すと、「突板」とは木材を0.3mmくらいに薄くスライスしたもので、一般的には合板に糊貼りされた上で、家具や内装材として使われます


・・・聞けば無償で結構です、との事。
製作の労力を考えると大変なものでしょうし、お言葉に甘えてはたして良いものかとも思うのですが・・・まあ、でも、無理に押しても角が立つ。ここは素直に心から感謝・感激。
ほんまにほんまに、ありがとうさんでござります!です。m(_ _)m
材木屋さんの名前を記すと、問合せなどでかえってご迷惑をお掛けしそうなので伏せておきます。

で、昨日の土曜日、さっそくに<芦屋の小さな家>の現場で開いた住まい手Sさんご夫妻との打合せで活用させてもらったのですが、お陰さまで家具や内装材の仕上げもすんなり決まり、重ねて感謝!なのでした。

家族の間
昨日の現場から 2階家族の間  打合せで決定した突板は主にこの空間の家具や内装仕上げに使用

ちなみに見本帳に入っている突板の樹種を列記すると・・・。
アユース マガシロ スプルス ホワイトアッシュ ポプラ ハードメープル 橅:ぶな 桐:きり 黄檗:きはだ 栓:せん 楡:にれ 塩地:しおじ 楢:なら レッドオーク 杉:すぎ 樅:もみ 桧:ひのき 米桧 米杉 ラオス松 アガチス 胡桃:くるみ シルバーハート 桜(樺):さくら(かば) ニヤト アメリカンチェリー サペリ マコーレ ブビンガ 花梨:かりん チーク ウォールナット ウエンジー ローズウッド 米松 イエローパイン 欅:けやき 榀:しな バーチ 栃:とち 鉄刀木:たがやさん 栂:とが(つが) マホガニー アンデスローズ オリーブ ヤニ松 白樺:しらかば ホワイトシカモア カーリーメープル サテンシカモア サテンウッド モビンギ ラーチ シルキーオーク 梻:たも バーズアイメープル アフロメシヤ オパンコール ゼブラウッド 以上59種(綴順)。
柾目だけ、板目だけ、柾・板両方、ロータリー(桂剥き)などのカット方法の違いも合わせて全106種類の突板見本帳。
・・・てっ、正直、半分くらいは聞くのも見るのも初めての材、だったんですけどね。(^^;

と、このような中から、家具の天板材としてマコーレ柾目、扉材や内装材として桜(樺)※↓ の柾目を選んだ今回・・・床の樺フローリングと共に仕上がりが楽しみです。

※業界では通例として、材木として見る場合、桜と樺の区別をしませんので、見本帳自体もそういった表記ですが、桜(樺)のような表現としています。加えて「樺」とはいっても、樹種でいうと同じカバノキ科の梓(アズサ)、別名ミズメザクラである場合がほとんど・・・このように木材の名前って掘り下げて行くと樹種と一致せず、結構ややこしかったりするのです。(^^;

尚、一覧中「榀」は業界だけに通じる漢字で、樹でいうと科の木(シナノキ)の事。
さらにちなみに、シナノキは日本にしか生えていない日本固有種で、学名は<Tilia japonica>。同じく日本固有種である杉<Cryptomeria japonica>と並び、日本の建築になくてはならない樹です。


シモツケ
そんな現場の帰り道、芦屋川沿いにあるレストランの店先に咲いていたシモツケ  写真徒然関連写真: 下野
以上3点ともGR DIGITAL III
  
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2009年12月28日

上棟

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設計のみで工事監理はしていない<淡路の家>ですが、住まい手兼工事監理建築士の I さんから、土曜日に上棟!とのご連絡。
で、洲本市の実家に顔出し方々、今朝、ちょっいと寄ってきました。

遠景
海岸沿いを走る国道から・・・ちょっとした高台に建ってます  以下4点ともGR DIGITAL III

風が強く雲が多い空模様でしたが、私が現場に足を踏み入れたとたん、雲が吹き飛び晴れ間が除く・・・新潟での一件といい、最近は雨男返上で晴れ男な私なんでしょうか。(^^)

木架構1

屋根は登梁+横垂木の構造体に鋼板立ハゼ葺仕上げ。
海に近い高台=強風が頻繁に吹く=普通の立ハゼ葺では鋼板が吹き飛ばされる恐れがある。という事で、鋼板と下地材を結びつける立ハゼの吊子を、野地板ではなく垂木そのものにビス止めして耐風圧性能を格段に上げようと、通常の倍ピッチ、227.5ピッチで設計した横垂木。
そこからの光が登梁に美しいストライプを描きだしていました。

木架構2

木材は徳島県海部地方の産だとか。
淡路島ならやっぱり兵庫県産材と行きたいところですが、そこは工務店さんの業者関係や価格の問題もあったよう。
まあ、淡路は江戸時代、阿波藩の領地でしたから、良しとしますか。(^^)
でも、材自体はなかなかの良材ぞろい。プレカットの施工精度も(一見した限りではありますが)一級品。工務店の施工体制もなかなかのもので、きっと良い住まいが出来上がる事でしょう。

屋根下地
屋根の上から  施工:船越工務店・・・ちなみにこちらのブログには時々、この現場の様子が掲載されています

と、現場に詰めておられた監督の船越さんと話しながら、足場をグルグル屋根まで上ってくる頃には一面の黒雲で雨がポツリポツリ・・・臨時晴れ男の神通力もこれくらいのもんだったようです。(^^)  
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2009年01月19日

上棟

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夕焼け
夕焼けの中、伊丹空港を飛び立った飛行機と夕焼けを背景に打ち合わせをする大工方 <上池田の家>の棟にて

心配していた雨も日曜日中に降り終わったここ池田川西界隈終・・・というわけで、今日、予定通り<上池田の家>の建方が行われました。
土曜日に土台敷きと1階床下地の施工を終えていた現場では、早速に1階柱の建て込みから・・・。

建方
左: 午前中は1階柱と2階床 右: 午後からは2階柱と小屋組み

今回はあいにく年末年始をはさんだという事もあって日程が合わず、住まい手との製材所への木材検品ツアーは叶いませんでしたが、構造材は<四世代の家>に引き続き丸正木材による乾燥・製材で、柱や梁の杉材、土台の桧ともに兵庫県宍粟産材。
そして、プレカットもお馴染みのニチリンプレカット・・・今回は手加工の仕口・継手こそありませんでしたが、ほとんどの窓を横長窓した事から、1階の窓マグサの上に通柱が立ったり、2階の窓台下で通柱を止めたりと、卍組みにも似た箇所が多く図面を理解するだけでも大変だったと思いますが、打ち合わせ通りにピッタリと納まり一安心。

ちなみに右の写真で、左端に写っているのは普通はラフタークレーンの運転席に座っているはずのオペレーター・・・軸組みがややこしい事もあってか、大工方はほとんど手揚げで横架材を組んでいたため、あまりの暇さに手揚げを手伝っているの図です。(^^)
でも、時には本業に・・・空飛ぶ階段。↓

空飛ぶ階段
木造在来工法の住宅ですが、スレンダーに見せたい階段や丸柱は鉄骨造

そして、もちろん木材の荷揚げでも活躍。↓(^^)

空飛ぶ木材

4m巾の道路に縦横無尽に電線や電話線、CATV線が走る中、見事に架空線をかわしながらの荷揚げ、さすがはプロ、という感じではありました。
・・・と、まあ、そんなこんなで、もちろんながらこの日の主役、棟梁以下6人の大工方のお陰で15時前には無事上棟。(^^)v

上棟
一番上の横架材が棟木 その下ではロフトの床下地を施工中・・・床面は1階の一部を除き28mm実付き合板による剛床

うちが設計する(軸組みがややこしい)住宅では、ここで日没となってしまうのが通例なのですが、今回は規模に対して大工方が多かった事もあって暗くなるまではまだまだ余裕、という事で冒頭の写真へ。

軸組みで、暗くなる前の17時半頃には野地板(屋根下地)も張り終え、これ、この通り外観の要旨が現れたのでした。
住まい手Yさん、おめでとうございました!

ちなみに左のボサボサの頭は私(^^;・・・現場監督と共にしみじみ見上げるの図、なのでした。

さてさて工事はまだまだこれからが本番、というのは書くまでもありませんが、それでも無事建方を終えひと段落、そんな大安の一日だったのでした。
斜めの白い材は垂直を決める仮筋交  この写真のみNikon P50 他6点ともGR DIGITAL 適宜レタッチ・トリミング  
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2008年12月22日

杉と豪邸の旅

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昨日は冬至。だから、という関連性はまったくありませんが(^^)、鳥取県の南東部に位置する林業の町、八頭郡智頭町へと行ってきました。

杉神社にて
智頭町の名所・杉神社にて 写るは<四世代の家>住まい手Aさんご一家&スタッフ・井上
以下、特記以外全てGR DIGITAL 適宜レタッチ・トリミング


四世代の家>は何度か書いているように構造材・造作材共に兵庫県産材を用いた住宅ですが、フローリングやピーリング、階段踏板といった杉材の板物には、ご主人が勤めておられる会社関連で懇意にされている智頭町の製材&木工製品メーカー<サカモト>さんの木製品を使いたいとのご希望があり、加えて私が智頭杉を使うのははじめてという事で「では一度、産地を見に行きましょう」という話になって、この度Aさんのお取り計らいにより、ご一家と施工の越智工務店からは社長の山野氏と監督の金平氏、そしてうちからは私とスタッフという総勢8名での往復400km日帰り弾丸智頭ツアー(?)へ、だったのでした。

ショールームと住宅
左: 工場内にあるサカモトさんのショールーム  右: 工場に隣接する智頭杉の家モデルルーム

9時前に山野氏運転の車に事務所まで迎えに来ていただいて、便乗・・・往路復路全ての運転、お疲れ様でした&誠にありがとうございました。m(_ _)m
10時前に中国道・加西SAでAさんご一家と合流し、現地に着いたのが11時。
この日一日お世話になった若き坂本さん(社長の息子さん)の案内で、智頭杉を使った家具<匠シリーズ>や木製ブラインドなどが展示されているショールームや社長さん宅を兼ねたモデルルームをじっくりと見学。
合わせて、柾目へのこだわり、人工乾燥であっても天然乾燥材の杉が持つ美しい色合いを保とうとする色へのこだわり、そしてこの地・智頭へのこだわりもビシビシと感じる事ができました。

お話によると智頭の林業は、古く奈良県・吉野に植林技術(密植・間伐)を学び定着した事により栄えたそうで、その主力はやはり吉野と同じ酒樽に用いる杉材を育てた樽丸林業・・・なので建材としても、若木の頃から年輪が密で目通りの良い良質な杉材が多く生み出され、知る人ぞ知る杉の名産地となったとか。
でも実際、業界内で智頭杉が今ほどに有名になってきたのはこのサカモトさんが在ってこそ、とは思います。
関連記事: 山陰中央新報から「夫の遺志継ぎ、智頭杉復活に挑む」

因幡街道そんな杉の町・智頭ですが、かつては因幡街道の宿場町としても栄えた地だったそうで、街道沿いには古民家が(保存状態は良いとは言えないものの)いまでも少なからず残り、近年は観光事業にも力をいれているのだとか。

因幡街道
この写真のみ撮影はNikon P50 by スタッフ


という事で、モデルルームの見学後、そんな古民家の一つで内部が公開されている国指定有形文化財<石谷家住宅>の見学へ。
観光案内的写真や解説は上記のリンクをご覧下さい、という事にして、ここでは私なりの写真で石谷家をご紹介・・・要は、これだけではさっぱり全体像が伝わらないという事なのですが。(^^;

石谷家住宅1
2階から見る甍の波 柚子肌調の瓦が独特で、登窯で焼かれた瓦
漆喰の妻壁から奥は非公開で、今でも石谷家の方々が住まわれているそう

土間
高さ13mの土間を覆う欅材・栗材の大架構  見上げアングルは写真徒然で・・・写真徒然関連写真: 小屋組
生活空間でありながら荘厳ささえ感じる場でしたが、歴代の当主たちははたしてこの空間に何を感じたのか

石谷家住宅2
左: 江戸期の建築・江戸座敷から 漆塗りの座卓に映る猪目窓(付書院)  右: 自らの持ち山を借景とした主庭

とまあ、こんな感じで正真正銘の豪邸・・・それもそのはず石谷家は今でも智頭町の山林の約半分を持つ山持ちさんだそうで、恐れ入谷の鬼子母神(なぜか江戸っ子)だったのでした。

そんな豪邸内にあるレストランで坂本さんから昼食までご馳走になった後は、近くにある名所(なのか?)杉神社へ。
杉神社は個人が資材を投じて1955年に建立した神社だそうで、左下写真に写るRC造菱格子のモニュメントが御神体なんだとか。
正直、少し怪しげな感じが(^^;・・・でしたが、碑文の「智頭の緑化ハ 伊達では無いぞ 千萬植えて生き抜こう」の文字を読むに、外国産材がジワジワと輸入されはじめ日本の林業の先行きが不透明になってきた当時の「このままでは」という思いが少なからず伝わってくる、ではありました。

杉神社と住宅
左: 杉神社御神体を崇める(?)ツアー一同  右: 八頭町に建つ智頭杉の家 坂本さん宅

そして、ツアーは最後の見学先、八頭町にある若き坂本さんのご自宅へ・・・半年前に竣工した智頭杉の家。
奥さんとかわいい赤ちゃんも交えていろいろなお話を伺った後は、その場を借りてAさんとの現場変更事項についての打合せまで行わせてもらい・・・時既に日没の頃、別れを惜しむかのように本降りとなった雨に見送られながら充実の智頭ツアーを終えたのでした。
休日のもかかわらずこの日一日ご案内いただいた坂本さんには、心より感謝・・・材よりもまずは人、良い出会いができた一日でした。
また、そんな場を設けてくれたAさんにも改めまして、誠にありがとうございました。m(_ _)m

おまけ・・・
消防団屯所
石谷家の真向かいにあった智頭消防団本町分団屯所

・・・屋根上に設けられた半鐘への梯子に<空の蹲口>と同じイデアを見る、だったのでした。(^^)  
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2008年12月08日

箕面公園 2

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昨日の続き箕面公園 vol.2ですが、昨日はなんだか観光案内チックな写真ばかりになってしまったので、今日は少しばかり私らしい(?)写真を中心にお届け、です。

箕面観光ホテル
箕面公園といえばやっぱりこの箕面観光ホテルも、ですね(^^)
箕面公園 6
修行古場近くの休憩所から 枝々の中に覗く紅葉
箕面公園 7
大滝前の賑わい 写真を撮っている人は意外と少ない
箕面公園 8
茶屋の屋根 さしずめイロハモミジ葺といった観
箕面公園 9
滝見橋から 逆光でかなり被りましたが、それもまた一興(^^)
箕面公園 10
ところどころにある小さな急流 谷あいに清らかな音を響かせてくれて、これもまた一興
瀧安寺
瀧安寺にて  以上7点ともK200D+FA43mmF1.9 Limited 適宜レタッチ・トリミング

K200Dのレンズには、なにげに選んでFA43mmを装着していったわけですが、こうやって並べてみると箕面の秋の終わりを切り取るにはちょうど良い画角(135換算約65mmで中望遠)だった、ような気がしています。  
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2008年12月07日

箕面公園 1

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今日は阪急箕面駅方面に所用で出かけましたが、それを済ませた後、仕事も一段落だし森林浴にでも行くか、という事で久しぶりにご近所の名勝、箕面公園へ。
箕面川沿いの樹々は大半、既に葉を落とした状態でしたが、快晴の空の下、それはそれで清々しさをも感じる景色に出会う事ができました。
そんな阪急箕面駅から往復5.4km+αの小さな旅、言葉少なに写真中心でお届けします。

箕面大滝
箕面公園といえばやっぱりこの大滝
箕面公園 1
紅葉シーズンが過ぎて人手が減ったとはいえ、さすが名勝、結構賑わっていました
箕面公園 2
大滝前の休憩所から 枝々の中の紅葉一点もまた一興
箕面公園 3
そうかと思えば「一目千本」辺りはまだ見ごろ
箕面公園 4
同じく一目千本にて
箕面公園 5
箕面川に沈む紅葉
小滝
夫婦橋近くの堰にて  写真徒然関連写真: 流れ
1・2枚目: GR DIGITAL 他: K200D+FA43mmF1.9 Limited 適宜レタッチ・トリミング


凛とした空気がほんと美味しく感じられ、また一つリフレッシュできた気がする小さな旅でした。  
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2008年11月07日

最終準備

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11月15日開催の<ひょうご・ネットワーク「木の道」>主催による<バスツアー2008 丹波・篠山>。
今日7日いっぱいが参加申込みの締切りだったのですが、午前中にパッパッパッと来た申込みにより定員オーバー、即、締切りとなりました・・・多数のお申込みをありがとうございました。m(_ _)m

それを踏まえ、今日、午後からは「木の道」メンバーである小野市へ向かい、ハリマ興産さんの社屋内ショールームを借りて、ツアー当日皆さんに配る資料等の整理・封筒入れなどの準備作業も兼ねての最終打合せを行ないました。

家具の型板

上写真はハリマさんと同じ敷地内にあって、やはり「木の道」メンバーである大槻家具工房さんの作業所・・・そこに掛けられていた家具製作用の型板です。
以前にもご紹介したと思いますが、大槻さんは無垢の木を使った椅子やテーブルを製作する家具工房。
行ったついでに覗いてみたわけですが、この時節にあっても相変わらず急がしくされているよう・・・ちなみに、かれこれもう3年ほど前になるでしょうか、私、寝椅子を1脚頼んだはずなのですが「いつでもいいよ、暇な時に造ってもらえれば」と言ったのが災いしてか、この日もまだ、影も形もありませんでした。(^^)
大槻家具工房ウェブサイト: http://www.otsukikagu.com/ ・・・大槻さん宣伝しときましたで?(^^)

それはさておき、午前中で締め切ったにもかかわらず、定例会に参加したメンバーから「前から参加の申込みを聞いていたのに、伝えるのを忘れてました」等、更なる参加者の追加などもあって、今年は(15日22時現在)参加者48名、スタッフ9名、篠山市内での案内役3名で、今後キャンセルもないとすると、合わせて60名の大所帯となるバスツアーとなりました。

ハリマ興産
薪ストーブや林業用工具が並ぶショールーム内、そして定例会の様子

でも、バスの正シート数は45席。
補助席8席のプラスは可能ですが・・・どうしましょう。(^^;
まあ、なんとかなるだろう、というのが定例会の結論・・・って、実際はスタッフの大半はバスに同乗せず車で後追いする事にしたので、参加者の皆さんはご安心を!です。(^^)v
というわけで(?)、当日が本当に楽しみなバスツアー・・・どうぞ天気にも恵まれますように、なのでした。

SOMAUD
上写真は、今、ハリマさんイチオシの薪割斧“SOMAÜD”・・・ソマンド
土佐の鍛造士によって打たれた銘斧で、少々お高いものの切れ味抜群の逸品、だそう
薪割り他、ストレス解消にも一振いかがでしょうか・・・?
SOMAÜDウェブサイト: http://www.harima-kousan.co.jp/~rokkosan/somaud/ ・・・ハリマさん宣伝しときましたで!(^^)
  
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2008年10月19日

兵庫西進

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木曜日の大阪北進に続いて、土曜日は兵庫を西進。(^^)
四世代の家>の住まい手Aさんご一家、施工の越智工務店からは社長の山野氏と監督の金平氏、そして私と井上という総勢7人+子供1人で、宍粟市一宮にある丸正木材さんへと向かったのでした。
そう、もう毎度おなじみになった観のあるこの工事で使う構造材の検品を兼ねた製材見学。施工工務店は変われども、うちの仕事である限り構造材は信頼できる製材&プレカットで、という事で今回も兵庫県を横断しての宍粟行きとなりました。

伊和神社 1
500年生くらいの杉が林立する播磨国の一の宮・伊和神社境内  以下11点ともGR DIGITAL 適宜レタッチ・トリミング

中国道・加西SAで待ち合わせをして、まずは伊和神社へ。
森林見学代わりに杉の巨木を見て、一応、木の素晴らしさ、日本の森の大切さを感じてもらえれば、という意図です。

伊和神社 2
左: せっかくの機会なのでみんなでお参り 工事の無事を祈願
右: ここは揖保川流域 揖保川といえばやっぱり「揖保乃糸」(^^)・・・境内にもちゃんと寄進されていました


境内散策の後は道向かいにある道の駅<播磨いちのみや>で昼食タイム。
その後、そこからは車で3分くらいと、すぐ近くの製材所へ。

丸正木材 1
山は伐採期に入り、製材作業も忙しそう  写真徒然関連写真: 製材所
写真は皮むき作業前の杉の間伐材・・・これくらいの太さの丸太で3寸5分角や4寸角の柱材が挽き出せます


今回も構造材は全て人工乾燥材。この日に乾燥機からの釜出しを合わせてくれていて、目の前でのご開帳となりました。
立ち上る蒸気の中から現れた柱材や梁材にAさんご一家もしばし感動。↓(^^)v

釜出しちなみに今までにも何度か書いたと思いますが、初めての方のために・・・。
人工乾燥機から出てきた杉材は程度の差こそあれ、こんな風に一見黒こげ風。
乾燥中に水分(木酢)と共に出たヤニが炭化してこんな色が付くわけですが、モルダーやプレーナー(機械鉋)で材面を削ると木材の色が再び出てきます。
もっとも、そうは言っても天然乾燥による杉材の美しい薄桃色から比べれば、雲泥の差である事は否めませんが、その辺りは求めようとする含水率や空間における見た目の必要度と工期やコストとの兼ね合い。
今回も構造材はほとんど壁の中に隠れてしまうので(大壁仕様)、見た目よりも含水率を考えての人工乾燥です。
柱材は大河内産(神河町)の間伐材、梁材は波賀産(宍粟市)と通称・営林署材(兵庫県産)との話

その後は、丸正木材の番頭さんとプレカットをお願いするニチリンプレカットの杉山さんらの案内で製材所内を見学。
職人気質で朴訥そうな番頭さんなのですが、もう3回目ともなると今回はなかなかに手馴れた観のあるご案内(^^)・・・忙しい中、ありがとうございました。

丸正木材 2
丸太から角材を挽く全自動帯鋸・・・丸太径からもっとも経済的で無駄のない寸法の角材を自動で判断して挽くメカ

製材所での見学を終えた後は、越智工務店さんが今回のプレカット工場となるニチリンプレカットさんに依頼するのははじめてという事もあって、その工場も見学へ。
車3台連なって、姫路市香寺のニチリンプレカット本社&工場へと向かいました。

常務さんから簡単な説明を受けた後、早速、工場見学へ。
ニチリンプレカットとの仕事は4回目で、工場見学ももう3回目になりますが、常務さんからの説明&案内を受けたははじめて・・・家が大きく、材の立米数もそれなりなためなのか(?)、ずいぶんはりきって説明してくれました。(^^)
まあ、単にたまたま手が空いていたからかもしれませんが・・・(^^;


ニチリンプレカット 1
工場の材置場で三々五々説明を受ける一同・・・ちょっと三々五々すぎますが(^^;

手前に並べられているのはうちの工事とは関係のない他所の現場の米松材ですが、番付けと言って、材の年輪密度や色目、芯持材の場合はその芯ズレなども見ながら、どこにどの材をどちら向きに使うのかを決めてゆく作業をしている途中。
右端に写っている山野氏にも言われましたが、普通、木材の検品というとこの段階でチェックを行い、芯持材の芯があまりにずれているものや力が掛かる箇所に使う材なのに年輪がスカスカの材(=ヤング率・強度が低い)が選ばれていたりするのを撥ねて交換する作業を言います。
でも、私の場合、工事現場からだけでは見えてこない建築の背後にある森や木材加工の匠を観て楽しんでもらうためにも、興味を持たれる住まい手に「ご一緒しませんか」とお誘いして都合のつく限り製材所を訪ね、製材時点で無言のプレッシャーを与える事で良材を手に入れるという(^^)、人と人の繋がりを重視した今回のような検品ツアーを行っています。
で、先の釜出しで姿を現した材は、どこにどれを使っても問題ない良材・・・やはり顔が見えると人間、まやかしはできないものです。(^^)
・・・まあ、これほど頻繁に住まい手を製材所まで連れて行くような設計事務所は全国広しと言えど、うちくらいなもんでしょう、たぶん。(^^)
・・・建築現場から山が見えることの大切さについてはこちらをどうぞ: パッシブデザイン<木の家・山のこと>


そんな考えなので、本来の検品や番付けはプレカット工場の担当者や工務店の現場監督にお任せしています。
最悪、問題が発生した場合には、工事は中断するものの建方時点でも交換できるわけですから、まずは信頼して、です。

ニチリンプレカット 2
工場にて 左: 手作業による丸太柱の加工(墨付け) 右: 手加工で仕上がった兜蟻掛けの仕口

ただ、そんな信頼を寄せられるのもニチリンプレカットさんのようなプレカット工場だから、というところはあります。
プレカット工場も様々で、一見凄そうなハイテク加工機が並ぶ代わりに工場内の人影はまばら、普段はハウスメーカーや建売住宅向けの癖のない集成材を扱い、たまに無垢材主体の加工をやるとなっても、木の素性を考えもしない加工しかできず、機械に入力できなければたとえ簡単な仕口加工でもお手上げ状態!になるような工場が多くなってきています。
でも、ニチリンプレカットさんはむしろその逆で、どんなに素性が良さそうな材でもどこかしらに癖を残す無垢材に対処するため、機械では到底真似できない人の目と手が持つ力を大切にしたローテク系工場。
自動機械による加工だけでなく、上2枚の写真のように機械では対応できない仕口加工も工場内で働く大工職による手刻みで柔軟に対応しましょう、というのがポリシー。
そんな工場ですから山野氏曰く「こんな大勢人がいるプレカット工場ははじめて見た」だそう。(^^)
もちろんそんなに人が働いている分、他のプレカット工場と比べると割高ですが、総工事費から見れば微々たるもの。工事内容によってはむしろ安くつく可能性も十分にある一つの業態です。

ニチリンプレカット 3
こちらは仕口を自動で加工する多軸モルダー その加工実演とそれを写真に納めるAさん

ちょっと業界言葉が多い文になりますが・・・今回の加工図面でも、化粧柱の中間に縁桁を引っ張る梁が刺さる所があるのですが、普通のプレカット工場なら短ホゾ差しに引きボルト加工くらいしかできず、室内の見掛りにボカッとボルト頭が出てきて化粧柱が台無しになる所を、こちらからはまだ何も指示していないのに「耐力上問題ないと思ったので、包み長ホゾ差し・込み栓打ちにしておきました」と。
まあ、大工手刻みによる丁場とハイテクプレカットの中間のような工場・・・こんなプレカット工場は他にはないと思うのです。
手作業は手作業なりのミスもあり、そんな事で全てを信用してしまうのは事故の素ですが、少なくとも信頼は寄せられる、だからこそのプレカット工場なのでした。

積木
工場の片隅に積まれていた材の切れ端 杉・桧・米松・唐松・集成材・・・なんだか面白いので撮ってみました

と、えらい長い記事になりましたが、それだけ充実していた今回の「兵庫西進」。
Aさんご一家の満足はもとより、長い職歴の中でも今回のような経験ははじめてという現場監督君の始終嬉し楽しそうな表情が印象的なツアーでした・・・そこが大切!・・・必ずや、いい木の家が建つことでしょう。(^^)v
お疲れ様でした。m(_ _)m

10月20日追記
別視点の写真は工務店さんの建築日記にも・・・ちなみに先方もカメラはGR君です。
越智工務店 建築日記: http://www.ochi-k.co.jp/kentikunikki01.htm
  
Posted by masai at 16:33 PermalinkComments(5)TrackBack(0)
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2008年06月16日

小さな世界

0709
まだまだ忙しい日々が続いていますが、今朝はちょっと時間があったので久しぶりに五月山公園に寄り道しての通勤。
雨上がりの匂いが漂い、緑のうるおい感も一段と増していました。

ヤツデ
ヤツデの花は冬ですが、梅雨といえばアジサイなどとともにこの葉の形をイメージしてしまうのは私だけでしょうか

草木だけでなく小さな世界に目を向けるとコケ類もうるおい感たっぷり。

サヤゴケ
樹の幹に群生していたサヤゴケ 4点ともGR DIGITAL 適宜レタッチ・トリミング

なんだか花咲かせているようにも見えますが、ほんとは胞子嚢(朔というそうです)で、しかも既に胞子を飛ばした後の抜け殻・・・でも、賑やかしくてこれはこれで美しいなぁと感じる世界です。

胞子嚢
かなりトリミングして胞子嚢をさらにアップで トリミング前の写真は写真徒然にアップしています
写真徒然関連写真: サヤゴケ


胞子嚢の直径は(目測)1mm弱。改めて感心させられるGR君のマクロ力です。
たしか前にも書いたような気もしますが、フィルムカメラの時代にはこんな小さな世界を自分で撮ろうとは思いもしなかった・・・何事も道具に振り回されるのは面白くありませんが、性能が良くて使いやすい道具に出会って広がる世界は面白いもんです。
そんな小さな生命の世界をもう一つアップ・・・同じく今朝撮った写真から。

モミジの実の上で
イロハモミジの実の上で向き合う虫たち 伊居太神社にて

右のショウリョウバッタの子供のような虫は撮る前から気づいていましたが、左の小さな虫の方(アブラムシ?)はパソコンのモニタで開いて初めて気づく・・・やっぱり(推定)1mm弱。
ショウリョウの餌になろうとしているのか・・・あっショウリョウは草食でしたっけ。(^^;

一枚も花の写真はないけれど、花に似たもの(?)という事で<GR BLOG>6月のトラックバック企画<>に参加です。  
Posted by masai at 12:21 PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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