2010年06月17日

プチリフォーム

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昨日の午前中は竣工後3年半ちょいとなった高槻市の<奥天神の家 I>へ。

アプローチ
玄関アプローチ・・・昨日の記事でも書いた夜の雨でデッキも濡れてます  以下4点ともGR DIGITAL III

竣工時一室としていた二人のお子さんのための子供の間をそろそろ仕切りたいなどのご相談を受け、打合せに伺ってきたのでした。

子供の間昨年10月27日の記事で、チラッと予兆(?)まがいの事は書いていたのですが、この部屋(960モジュールの8畳)を一人一人の空間に仕切りたいとのご要望。
ただ、大げさにはしたくないとのお話でしたので、ならばと、天井高の半分程度の高さの本棚兼収納家具を間仕切壁代わりにして、かつ押入の折戸を取っ払ってしまって、上段を秘密の隠れ家的ベットしてはどうですか、というプチリフォームをご提案・・・その方向で進める事となりました。(^^)v

ついでに一部ブラインドの取替えや1枚目の写真に写っている外壁・デッキの杉板の再塗装(デッキについては予算が合うようなら耐久性のあるウリン材などへの張替えになるかも)などもお聞きして、うちの事務所はさておき(^^)、工務店にとってはとてもありがたいご依頼をいただいた昨日でした。

家族の間と庭
左: 家族の間  右: マメ科の樹だけにぐんぐん育っていた庭の萩
ちなみにケーキが二つ出ていますが、この日は新人スタッフ・猪田もつれてのお伺い・・・私の設計した空間を体感してもらって早く上達して欲しい、の願いを込めての同伴です (^^)
  

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2009年12月30日

Kさんからのメッセージ

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2009年最後を飾る投稿は、<富田の家 II>の住まい手Kさんご夫妻からいただいた「住まい手からのメッセージ」。
実は10月25日にご訪問した際にいただいていた原稿なのですが、ブログの更新もままならない忙しさの中、タイミングを見計らっていたりしたら掲載がこんなに遅くなってしまいました (^^;・・・Kさんご夫妻、すみません。

ま、ともかくも、これから住まいづくりをはじめようという方にはとても役に立つお話だと思います。
長文ですが、ぜひ、ご一読下さい。では、はじまり、はじまり・・・。

富田の家 II に5年ほど住んで

富田の家 II 竣工時 1早くコメントを作らねばと思いながら、日常雑事ゆえ後回しにし、住まいだしてから2年のころにようやく書き始めましたが、そこでまた中断。5年を超え、見学に来ていただける方があるのを期にまた書きました。
時の経過もそこにふくまれて、結果的には面白かったかもしれません(と、むりやり正当化・・・(笑))。という経緯のため、2年目と5年目の2部構成です。

■ 2年過ぎた頃
ブログの更新がメインになる前の正井建築舎のホームページで、作られていく家のニュースを見るのと、住まい手の方のコメントを読むのが楽しみでした(岬町の家の方も同じようなコメントをされていましたね)。にもかかわらず雑事にかまけているうちに早2年近い月日が過ぎておりますが、あらためて我が家を振り返り、これから家を建てる方へのメッセージにしたいと思います。
私たちは共働き夫婦で、引越し時2歳前の1児がいます。(現在は6歳と0歳の男の子がいます)。夫婦の職場が離れていることから、中間点の高槻を選びました。それでも二人とも1時間余りの通勤となるため踏み切るには少し勇気が必要でした。例えば家事・育児をどちらかがメインで受け持つならばそちらの職場の近くに住むという方法は大いにありうると思います。うちは、負担が均等になるよう、調整しながら日々をこなしていますが、週末には3人とも朝寝です(正確には、息子は遊びに出たいのだけど両親とも寝ているのでしょうがなく川の字でしょうが・・・)。
住まい探しを始めた当初、特に私は自分が新築一戸建てを立てるとは思っておらず、妻が建築設計事務所に行くのも、正直に言えば、余り乗り気ではありませんでした。それというのも、自分の生涯賃金の大半を注ぐのは面白くないと考えていたためです。しかし、不動産屋さんの紹介する建売住宅をいくつか見学しては失望し、正井さんの設計された家を見学したり、お話をするうちに、どうせお金をかけるならば、しっかり思い通りに建てたほうがよいなと思うようになりました。そのころの正井さんの第一印象は「マニアックそうだなー、きっとこりしょうな人なんだろうなぁ」、というところでした。
人の要望は十人十色なはずで、それを伝えるためになるべく具体的に自分たちの要望を伝えようと考えました。妻は自分なりのイメージをすでに持っていたようで、例えば「階段は明るく、広く」とか要望していました。私はこれまでに自分が住んだことのある家(学生時代の下宿も含めて)の好きなところと、嫌いなところを列挙することにしました。箇条書きにしてA4で3枚くらい作ったのですが、これは自分たちのビジョンをまとめるという意味でも役に立ったと思います。

一度目のラフスケッチを見たときには、「要望はいろいろと押さえてあるのだけど、何か違う」と思うところが何点かありました(予算面の問題もありました)。そうした点について正井さんと議論をすることを通じて自分他たちの要望の優先順位もつけられたのでしょう。2度目の案を見たときに感動しました。要望をただ形にしたということではなく、そこに正井さんの味付けでの提案を見たように感じられ、その思いがけない(失礼!)ほどのおいしさに、設計してもらうということの喜びを感じました。

■ 5年過ぎた頃 by Shinichiro :旦那さん
富田の家 II 2009-1家は人が育つところだと感じています。育つのは子供だけでなく、大人も。ここに住み始めて5年で、家に関して「苦労」したことは「蚊が多い」ということくらいで、これは家中に虫取網を置くなどしています(念のため、これは家に隙間が多いとかではなく、すぐ脇の用水路や近所の庭木など住環境の影響です)。小学一年生になった長男は運動が得意です。これは、広くとったリビングで三輪車で走り回り、壁にボールを投げ、ついには柱を登るまでに、体をつかって動き回り、こけても心配の無い杉板の床だったことにも大きく支えられています。私にしても下手な喫茶店や居酒屋に行くぐらいならば、家にいるほうが心地よいですし、子供が眠ったところで夫婦酒といったことも増えたように思います。
また、分担している家事をしていて思うのは、家事動線がしっかり考えられているので、例えば出勤前の時間に風呂の残り水で洗濯しながら、食器洗い機を廻しつつ、子供に朝食を準備するということが(書いてみると忙しそうですが、)、無理なくできることです。キッチンは二人同時に使うにはやや狭いですが、設計段階からリビングを広く取るためにそうなることを聞いていました。寸法の数値を生活感覚で説明していただいていたのでこれにも満足しています。
うちに来るお客さんからは、外観がおしゃれだとか、木のにおいがいいですね、といったコメントをもらいます。そして子供たちはロフトに上ったり降りたり、あるいは走り回っています。
正井さんのホームページの言葉にありますように、着慣れた綿シャツのような心地よさ。5年住んで何の不満もなく、家つくりを検討中の人にどうぞ来てくださいといえること自体、かなり幸せなことだと感じています。できることなら、またあのワクワクをあのメンバーでやりたいなと思っているくらいです。お金と時間がたっぷりあればの話ですが。(笑)

■ 5年が過ぎて by Chikako :奥さん
この家で、食事し、寝起きし、家事をし、子育てをし、だんらんし、旅行からタダイマと言って帰ってくるようになって、はや5年。馴染んだと同時に、いまだに新鮮な魅力を感じる家であります。新しい家具を導入したり、少し気合を入れて掃除や模様替えをしたりするたびに家の中が心地よくなり、私の気分もup。あまりマメではない私ですが、かわいがれば、お返しをしてくれる家なのです。
私自身、生活スタイルがころころと変わった5年間でして、フルタイムで働くときは夜7時に帰り朝7時に出かける、交通事故にあった後の自宅療養期間や、第二子出産後の産褥期は一階寝室で一日中過ごし、育児休業中の現在は二階で大半を過ごしています。→長く過ごしても苦痛がない。出かけなくても平気。以前は夜がいいと思っていましたが、午前8時から午後3時ごろが、なお良いことを最近感じています。

気に入っている部屋 Best3
 家は学校
富田の家 II 2009-2広いリビング2階、子どもの活動の場です(いささか体育と図工の学習に偏っている気もする我が家ですが)。
2歳時の三輪車乗り回しに始まり、保育園のリレーの練習、投球練習、柱のぼり。最近ではマイケルダンス、ラジオ体操、お絵かき・工作、ソファでの読書。
天井が高いからと、友人からはヘリコプターのラジコンを贈られる始末。
学校の宿題も食卓でします。一緒の空間に居て互いの気配を感じながら、別々のこともできる。子どもにとっても適度の距離。
共有スペースなので自分の物をできるだけ片付けるというルールを掲げられる。子ども部屋は今のところやはり不要だったと。

また、0歳児にとっては2階で過ごすとけっこうな運動量になります。
よそのお宅に伺うたび、何も遮断物のない空間の大きさに改めてありがたみを感じます。
 
ロフト: 友だちが来たら子どもだけで過ごす楽しさも。息子の学友は必ずみんなハシゴをのぼって行き、上からちといたずらし、やがて嬉しそうに降りてきます。
家事動線: 特に洗濯物の処理のし易さが最高。干すこととしまうこと。広すぎないキッチンも却って便利かな。あり過ぎない収納も却って便利だな。物の取捨選択、在庫の管理が迫られる。

 1階の使い勝手 
換気の良さ。
ふとんの上げ下ろしをしても南北全開なら空気清浄機のほこりセンサーがすぐにクリアに戻ります。ふとんの手入れもしやすい。
晴れた日はガレージ前に、曇りの日は敷布団を広げておき、掃除機をかけるとOK。
また、1階は、療養に最高です。天井が低いのでエアコンやデロンギヒーターがききやすい。夏は午後から日が当たらないため比較的涼しく、冬は陽だまりができます。冬は庭が見えるので(今は少々荒れ放題ですが)出かけられないストレスも和らぎます。

 アトリエ
自宅療養中、リハビリを兼ねて数時間ソーイングをしていました。デッサンをしたり。けっこうはかどります!
今はわが子の泣き声アラームがなるまでの細切れ時間を過ごすのみ。子どもが泣かなくなる数年後が楽しみです。蚊への対策が課題。

家の質感、ディテールに関しては、旅行で家から離れてから帰ってみると、良さを痛感します。

富田の家 II 竣工時 2最近読んだ井形慶子氏のエッセイ中の「どんなときでも気に入った部屋に住むべき」とのくだりに、深く共感を覚えました。この5年、家は私の気持ちを和ませてくれました。
設計費を払ってまで高い買い物?・・・私個人としては、かわいがれる家が欲しかったのです。古くなるにつれ難が増す家はつらい、要らない。
結局「賞味期限後」にはだれにも住んでもらえない大型産業廃棄物になるわけで、地球にもキビシイだろうし。
この家は贅を尽くしたわけではないのでアンティークにはなり得ないけれど、私たちなりの「年を経ても味わいがある家」という当初のもくろみは、そう外れてはいないかなと思っています。正井さんはまさにそういう発想を大事に仕事されています。
また、子どもの人生の始まる場所としての住まいだということを念頭に、「子育てを楽しむ黄金期」として30代での住居づくりを決心しました。
負担は軽くはありませんが、満足のいく買い物だったと今思えていること。正井さんとの出会いにホント感謝です。
おこがましいですが、この家がいつか私たち以外の方にも「住んでもいいな」と思ってもらえる家になれば、もっと素晴らしいです。

今後は・・・・・
収納には限界があるので、物を選択してすっきりと暮らしたい。楽しい生活に必要な物って以外に少ない、この数年、夏キャンプ生活をするようになって、感じることです。
それに、この家はモノが少ない方が美しい。自分なりに家での生活に不可欠な物を見出す作業を(復職までに)。
あと、蚊やクモとの共存!!

関連リンク
竣工時の写真: 仕事と作品   工事中の様子: 仕事の記憶 富田の家 II
  
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2009年10月27日

建もの探訪 高槻編

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日曜日は洲本市の実家から一路、高槻市へ。
高槻市へと向かったのは、私たちの設計での住まいづくりを検討中のAさんご夫妻を、今まで手掛けた住宅にご案内するため。
家族構成や構想中のプランと規模が似ているという事でお奨めした<富田の家 II>と、同じく家族構成が似ていて、空間や素材構成に惹かれるものを感じるとリクエストのあった<奥天神の家 I>を、住まい手の方々のご快諾を得て、見学させていただいたのでした。

富田の家 II
2004年8月竣工 富田の家 II  屋根の上での生活(?)を論じる住まい手Kさん(中央)と、それに聞き入るAさん夫妻 (^^)

と、うちのウェブサイトやこのブログを読みはじめて歴史の浅い方には、なんで屋根の上に、という感じだと思いますが、この<富田の家 II>は気軽に屋根に上がれる、というのがご要望の一つで(まあ、厳密には「屋上が欲しい」という要望をアレンジしたものではありますが)、プランニングを進める上でも要の一つとなったところでしたから、せっかく見学してもらうなら、という事での屋根の上なのでした。
ロフトへと続く右下のドアから出入りします。

路地で遊ぶで、ふと、見下ろすと息子さんと近所の子供の遊ぶ姿が・・・。
町中では今時、めったにみかけなくなった未舗装の道路・・・ほぼ袋小路のような道路なので通過する車もなく、子供たちにとっては格好の遊び場。
まさに庭の延長といった感じでうらやましい限りのステキな屋外空間です。

まあ、屋根の上はさておき(^^)、引越されて5年を過ぎ、Kさんのライフスタイルそのものとなった感の<富田の家 II>を堪能させていただいた後は、車で15分ほどの距離にある<奥天神の家 I>へ。

奥天神の家 I
2006年12月竣工 奥天神の家 I  家族の間の空間を見入るAさん夫妻

こちらは引越し後もうすぐ丸3年。庭の草木も生長し、しっとり感が増したように感じる家族の間です・・・住まい手Nさん曰く「目いっぱい片付けました」とのお話でしたが。(^^)
ちょっぴり自画自賛気味ではありますが、ここに座っているとほんとに気持ちが落ち着き、いつまでも居たいように感じる空間なのです。

スキマで遊ぶ一方、娘さん二人は、家を造った人が来るというので、おおはしゃぎ。
というのも、お父さんの別棟建て書斎のような自分だけの「ひみつきち」をこの機会に造ってもらおうと、図面まで描いて待ち構えていて、各々から熱のこもったプレゼンテーションを聞かせてもらいました。(^^)
写真に写っている収納辺りをリフォームするか、庭に一戸建ての小屋を建てる構想のようです。(^^)

ちなみに子供たちが詰まっている部分は、奥行き90cm・高さ54cmくらいの、まあ、スキマみたいなロフトですが、子供の頃ってこういう空間にたまらなく惹かれるもんですもんね。
以上4点ともGR DIGITAL III

そんなこんなで、Kさん&Nさんには、共に見学のご快諾だけでなく、正井建築舎営業部としての役割までやっていただき(・・・えーっと、決してやらせではありませんので(^^; )、感謝感謝の一日でした。
この場を借りまして改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました。m(_ _)m

ちなみに、Kさんからは5年住んでの感想文「住まい手からのメッセージ」もいただきましたので、そちらも近日中に公開させていただく予定です・・・乞う御期待!  
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2009年02月13日

西国街道 3

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・・・<西国街道 2>からの続き。

街道を行く 14池田市から箕面市へ北進した西国街道は、阪急箕面線を越えた辺りの瀬川宿跡で東に向きを変え、阪急・桜井駅前を通り、北へと折れる箕面線を再び越えた後、牧落へと入ってゆきます。
その名の通り<牧落の家>はこの近くに位置しています。

左写真は牧落の手前、百楽荘にあった楠の並木・・・箕面市の保護樹木だそうで、正面には牧落の高札場跡まで200mといった道標も立っていました。

牧落交差点で国道171号線と交差し、その南に出た街道は、萱野へ。
千里川越しに千里丘陵のビル群を眺めながら進みますが、萱野と言えばなんといっても萱野三平・・・忠臣蔵ですね。

街道を行く 15
左: 箕面市萱野 この辺りもかつての街道筋の面影が感じられる家並み
右: 萱野三平邸跡 街道沿いの長屋門が史跡 奥は母屋跡に新しく建てられた資料館<涓泉亭


萱野三平こと萱野重実は、浅野内匠頭長矩への忠と父・重利への孝との板ばさみの中で苦悩し、討ち入り11ヶ月前の元禄15年(1702年)1月14日にこの長屋門の一室で自刀・・・48人目の赤穂義士とも称される人物です。
まあ、詳しく書けば長い話ですから興味のある方は上のリンクなどからどうぞ。

街道を行く 16
庭から見た長屋門 三平は左端の部屋で自刀  辞世の句: 晴れゆくや 日ごろ心の 花曇り ・・・合掌

萱野三平邸を後にした街道は171号線に付きつ離れつしながら、小野原の集落を越え茨木市へ。
大阪モノレール彩都線を越えれば茨木市豊川です。

街道を行く 17
左: 豊川の街道沿いにあった春日神社・・・境内にこういった遊具が置かれている風景って、いかにも里の神社、の感
右: 茨木市宿川原町 郡山宿本陣


豊川の集落を進み勝尾寺川を渡ると郡山宿跡。ここには山崎街道の宿場跡で唯一、本陣の建物が残っています。
はじめてなので陣内も観たかったのですが、個人宅のため予約制かつこの日は祝日で休館日・・・残念。

街道を行く 18
享保6年(1721年)築 庇の本瓦葺に対し大屋根は桟瓦葺・・・不自然なので大屋根は後年葺き替えられたものと推測
街道を行く 19
茨木市下井町 クロガネモチ(と思う)の巨木が素晴らしい 街道の巾もちょうど良い

この後、街道は名神高速道路をくぐり藍野大学前を過ぎて高槻市へ、ですが、時間も遅くなってきたので私自身はバスと電車で芥川宿跡までワープ。(^^;
ちなみに芥川宿に入る手前、継体天皇陵墓との説が近年有力となってきた今城塚古墳辺りを南に取ると、灘五郷台頭以前は池田や伊丹と並ぶ酒処として栄えた富田町があります。
そう、<富田の家 I>や<富田の家 II>はその近辺にあります。

さて、下井町まではそこそこ良い天気だった空も、ワープしている間に西から流れてきた雲で曇天に。芥川宿跡に着く頃には雨となりました。

街道を行く 20
高槻市芥川 雨の風情もまた良し、です
街道を行く 21
左: 突き当たりに見えるのは芥川一里塚
右: 高槻市天神町 街道沿いに建つ上宮天満宮の大鳥居 左右に走るのが西国街道


芥川を過ぎると街道は上宮天満宮前へ。
この天神さんの境内を北へ抜けると、ほどなく<奥天神の家 I>や<奥天神の家 II>がある奥天神町となります。

という事で、これより先、京までの間には今のところ手掛けた住宅がないので、今回の<街道を行く 西国街道編>、別名<街道にかこつけて今までの住宅プロジェクトにリンクを張るシリーズ>(^^)はこの大鳥居前にて完。
阪急電車に乗って帰る頃には、雲も晴れ、再び太陽が顔を覗かせていました。

夕陽
阪急京都線の車内から 大阪市東淀川区相川にて  以上全てGR DIGITAL 箕面・茨木・高槻編: 2月11日撮影

芦屋の業平橋から高槻・上宮天満宮の大鳥居まで約41km。車なら1時間強で走れる距離ですが、今回とことこ歩いてみて、歩きだからこその発見や出会いもありました・・・まあ、6日・8日は仕事の合間、11日も昼に思いたって、といったいいかげんさで、道程も途中を思いっきり端折ってのウォーキングではありましたが。(^^;
なので、いつか時間が取れれば、京都から神戸くらいまで、今度は端折らずに通しで歩いてみたい、とも思っています。
皆さんもいかがでしょうか。山歩きと違い、疲れたら電車やバスへと気軽に挫折もできるので、歩きなれない方にもお薦め・・・メタボ対策にもピッタリです。(^^)v  
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2008年07月21日

プチ見学会

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十歩一汗・・・夏真っ盛り。
そんな天気が続く中、昨日の午後は高槻市の<奥天神の家 I>でプチ見学会。

奥天神の家 I 2008年夏竣工後1年半の外観

四世代の家>の住まい手は、まだ住まい手「候補」だった去年の初秋に<小曽根の家>を見学され、また<急傾斜地の家>や<高台の家>の見学会にも参加されたのですが、実施設計が終わった今、あらためて家族みんなで素材感や空間のイメージ、キッチン(特に食器洗乾燥機)の使い勝手などを確認させていただけたらとのご希望。
で、空間構成は異なるものの(まあ、私たちの設計では同じものは一軒とないわけですが)雰囲気や仕上げが似かよった<奥天神の家 I>を住まい手Nさんのご好意をいただいて見せてもらう事となったのですが、先日、設計契約を結んだ<上池田の家>の方は逆に一度も私たちの手掛けた住宅をご覧いただいたことがない。
これまたご希望されている素材感とも一致しますし、空間を生で体験していただける絶好の機会でもあるので「ご一緒にどうですか」とお誘いし、この度のプチ見学会・・・となったわけです。

緑射す家族の間
庭からの光に照らされる家族の間で話に花が咲く女性陣4人 左から二人目が住まい手Nさん
対して若干引き気味の男性陣(私も含む)・・・ちなみにこの時、Nさんのご主人は子守役を引き受けられて2階へ(^^)


来られてはじめて気づかれたそうですが、<四世代の家>のご主人がネットで様々な設計事務所を検索する中で、うちの事務所を気に入られるきっかけとなったのが、このアングルから撮った家族の間の写真だったそう。
私も昨日はじめて聞いた話で、不思議な偶然・・・なによりの事でした。
また<上池田の家>の方にも、とても気に入っていただけたようで、これまたなにより。
住まい手Nさんにはティータイムの御もてなしまでいただいて、ほんとうに感謝感謝の昼下がりでした。
ありがとうございました。m(_ _)m

楽しい一時に名残を惜しみながらもその場でお開きとなった後は<四世代の家>の方たちと事務所へ。
工務店から上がってきた工事見積についての打ち合わせ・・・うーん、今回は(も?)見えない部分でのグレードが高く、様々な事情も重なって金額が合わず。(^^;
でもどんな逆境にもめげず夢を叶えるために・・・まだまだ設計での思案が続く<四世代の家>なのでした。  
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2008年01月28日

間不容髪

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26日土曜日の午後は高槻市へ。
ブログでは住まい手のご希望により工事中の模様を公開していなかったものの19日の記事<1年点検>でチラッと触れていた<奥天神の家 II>の引渡し&取扱い説明・・・なにぶんリフォーム工事のため家財の倉庫代わりにしていた部屋のちょこっとした工事は残っていますが、取りあえずは一段落。

古民家の屋根
写真は本文とは関係なく元旦に撮った写真から 古くからの集落に残る古民家 川西市西多田にて

昨年末から<急傾斜地の家>・<高台の家>、そして今回と竣工が3件続き、怒涛の1ヶ月という感じでしたがこれでひとまず、ホッと一息。(^^)v
土曜日は久々に18時台に帰宅し、ビール(&発泡酒)をドドッと空けていい気分に浸ったのでありました・・・。

地蔵尊の屋根
屋根つながりで古民家脇にあった地蔵尊の石(RC造?)屋根 2点ともGR DIGITAL レタッチ・トリミング

明けて日曜日。
昨日の午後からは、これから本格的に設計をスタートさせる事となった二世帯住宅の設計契約・・・これぞまさに「間髪を容れず」の感。(^^)
今回の住まい手は4ヵ月前に<小曽根の家>にご案内した方・・・それ以来、他の設計事務所の見学会にも参加されたりして、誰に自分たちの住まいを託すのか、長きに渡りいろいろと検討されたようですが、その中からこの度晴れて私たちを選んでいただいたという事で、それもまたそれで嬉しいかぎり。
建設地は伊丹市(近い!)・・・また、追々とブログでもご紹介して行ければと思っています。  
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2008年01月19日

一年点検

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今朝は高槻市で一昨年末に竣工した<奥天神の家 I>の一年点検。
施工を担った大和建設の福永氏らと共にお伺いしました。

奥天神の家 外観
竣工時よりも色が落ち着いたように見える外観 杉板張キシラデコール塗の書斎小屋と土モルタル塗の母屋
中央は住まい手Nさんと福永氏 2点ともGR DIGITAL レタッチ・トリミング


一年点検とは言っても、すぐ近くで<奥天神の家 II>(Nさんの奥様方ご実家のリフォーム工事: ブログ非公開)が工事中ですので、いままでにも何度かお邪魔していて、その際に木材の乾燥収縮に伴う漆喰壁のチリ切れなどはチェックしていたのですが、今回改めて総点検。チリ切れに加えて建具関連の不具合などをチェックして補修を指示。また若干の追加工事のご依頼もあったりでお昼前には点検作業を終えました。

干し大根Nさんご夫妻からは「1年を通じてほんと快適で、家族の間の軒の出も(冬は日が射し込み、夏は陽射しをカットしてくれて)ほんとに絶妙というのがよくわかりました」などのご感想を頂いて、こちらとしても嬉しいかぎり。

左の写真はその「絶妙な」軒下に干されていた大根・・・今の季節を感じさせてくれる風物だったのでパチリ。
吊るすのには工事中に紹介した<丸環>が使われています・・・やはりこの丸環は便利です。(^^)

点検の後は施工工務店も同じなので、そのまま<奥天神の家 II>の現場へ。
高台の家>に続いて、こちらも工事が佳境。来週日曜日の再入居に向けて、もう一頑張りの現場です。

気象情報
明日は<高台の家>の完成見学会ですが、篠山の天気は曇りのちミゾレまたは雪の予報。気温も日中でも0℃を大きくは超えない予報です。
特にお車でお越しの方は、くれぐれもご注意下さい。会場にてお待ちしております。  
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2007年10月09日

チラッとだけ

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今日は夏から設計に取り組んでいた住宅リフォーム工事の工事請負契約の日。
ウェブサイトの「仕事と作品」ページで<奥天神の家 II>と、名前だけ掲載している計画です。
設計や工事についての話はブログ非公開で、というお達しなので、これ以上は書けませんが、ともかくもめでたい日ですし、まあ、このようなリフォームの設計もやってますという事でチラッとだけご紹介・・・リフォーム後の竣工写真については掲載しても良いかな、とのお話なので、その暁(来年1月下旬竣工予定)には、またご紹介できればと思っています。

タマスダレ
めでたい今日の日の写真は雨の中清楚な花を咲かせていたタマスダレ 似てないけどヒガンバナ科だそうです
  
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2007年06月08日

階段

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今日は朝から昨年12月に竣工した<奥天神の家>へ。
いまにも降り出しそうな空模様でしたが、最寄りのバス停でバスを降りるなり雨(^^;・・・でもその分、庭で咲いていた西洋紫陽花はより美しく見えました。

セイヨウアジサイ
奥天神の家の庭に咲くセイヨウアジサイ

で、用件は竣工図(設計完了時点から工事中に変更した部分を訂正した設計図書)をお渡しするため・・・。
竣工後半年も経ってから竣工図というのも実に怠慢な話なのですが、今年に入ってからの忙しさと住まい手のNさんの「いつでもいいですよ」という言葉についつい甘えていたら半年も経ってしまった、という次第。
でも内心は、私が来るのを心待ちにしておられたようで、申し訳ないやら何やら・・・(^^;
やっぱり(当たり前の話ですが)何事も迅速に!と反省。m(_ _)m

高槻市 奥天神の家 階段ネット

そんなこんなで約半年ぶりの訪問となったわけですが、毎度の事ながら、半年も経つと杉の赤身・白太の色合いは落ち着きを見せはじめ、それによって、まず素材、ではなく空間自体にすっと目が向くようになり、その場の雰囲気の良さをより直感できるようになってきている、と感じられました。
そんな中、上の写真で目に留まるのは階段に張られたネット、だと思います。

高槻市 奥天神の家 見学会左は見学会の時の写真ですが、この時も、その後の竣工写真撮影の際にもネットはありません・・・引越し後に張ったものです。
このような存在感を和らげたオープンな階段は、元気な大人だけの住まいなら別にどうという事もありませんが、お子さんが小さい場合やお年寄りと同居の場合はやっぱり危険。
危ないという理由で左のオープンな側に手すりや手すり壁を設けるのは簡単な事ですが、そうするとこの空間は重苦しいものになってしまいます。
お年寄りが居られる場合は致し方ない事ですが、小さなお子さんの場合、危ないのはせいぜい小学校2・3年生くらいまでの事。
それが為に、ずっと重苦しい手すりと暮らして行くのはどうかな、と思えるプランや空間になる事があり、この<奥天神の家>の場合も一目瞭然、そんな空間になりました。

そんな場合にご提案するのが、このネット張り・・・まあ、私に限らず、多くの建築家や工務店がやっている事で特別な事でもないんですけれども。
お子さんが小さく危ない間だけ、ちょっと目を瞑って、ネットを張っておき、大きくなったら外して、本来の空間を楽しむ・・・そんな仮設的手法の一つです。
私の手掛けたものでは<塚本の家>の階段手すりもこの手法。
でも、こちらはもうお子さんもそこそこ大きくなられているはずで、既に外されているかもしれませんが・・・。
<塚本の家>も竣工後早4年。近々にでも一度お邪魔しなければとは思っていますが・・・。  
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2007年01月28日

Party

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高槻 奥天神の家での料理12月はじめに引越され、年末年始も終って少し落着いてきた奥天神の家。
工事に携わった方々に感謝したい、との住まい手のご意向で、昨夜はこんな竣工パーティーを開いて頂きました。
本来なら全職方が揃わなければならないところですが、なかなかそうも行かず、大工・製材・左官・塗装・土工・電気の各職方に、大和建設の監督と社長、それに私とスタッフというメンバーでしたが、美味しい料理とお酒、そして楽しい時間を過させていただきました。

ただ、あまりに料理と焼酎が美味しかったので、ちょっと飲み過ぎ、最後の方は記憶が断片的(^^;・・・ああっ、またも酒に呑まれてしまった。
反省.....(_ _‖
今朝、早速に住まい手はじめ各方面にお詫びの電話。
まあ、暴れたりせず(?)、ただご陽気に酔っ払っていただけのようなので、それが救い、っていけませんね。
反省.....(_ _‖

高槻 奥天神の家 竣工パーティ
GR DIGITAL 酔っ払う前の写真

でも、ほんとうに楽しい一夜でした。
住まい手のNさん、お手伝いいただいていた妹さん、改めまして、ありがとうございました。m(_ _)m  
Posted by masai at 16:58 PermalinkComments(2)TrackBack(0)
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