今日の池田川西界隈は雨模様。というわけで、というのも変な言い回しですが(^^)、懸案だった<高台の家>の「とりあえず竣工写真」の撮影は昨日のうちに済ませてきました。
とは言っても空は曇天。見学会の日からの残雪も中途半端に残り、外観写真の撮影はやはり叶わずで、室内のみ撮れるだけ撮った、という撮影行ではありましたが・・・(^^;
そんな中から一昨日の記事<見学会報告>では掲載しきれなかった空間を「夫の場」・「妻の場」という感じでご紹介します。

家族の間東面 以下8点ともGR DIGITAL 適宜レタッチ・トリミング
まずは「夫の場」。
ご主人の趣味は、主に自転車(ロードサイクル)と模型作り(鉄道模型&プラモデル)。
そのための部屋を車庫脇に設けたのがプランニングのいわば要で、3枚引きの引戸を開ければ車庫と一体となって使えるモルタルコテ押え仕上げ土間に仕立てています。

車庫から土間を見る 車庫奥の低い開口部は寝室(畳の間)との床段差を利用したタイヤなどを置くための床下収納
この土間にはロードサイクリングから帰ってきてすぐにシャワーを浴びたいとのご要望から、洗面脱衣を通って浴室に直行できる出入口(下左写真・左手の開口)を設けると共に、勝手口も兼ねられるよう厨房に繋がる出入口も設け、自由度の高い動線計画を行ないました。
土間のスペースは2.15m×3.64m・・・車庫と併せれば約14畳の面積を必要とし、決して広くはないこの住まいにとっては大きな面積を占める事(=家族の共有スペースが狭くなる)となりましたが、何かにつけ異臭が伴う模型作りを生活の場から隔離できるとあって奥さんも大賛成(?)の「夫の場」となりました。
ちなみに私も高校まではタミヤのミニタリーシリーズ(ドイツ軍の車両は全作ビルド)やウォーターラインシリーズ(日本海軍の戦艦級は全作ビルド)を親に臭い臭いと言われながらも作った口(^^)・・・なので誰に文句を言われる事もなく取り組める部屋はやっぱり魅力的です。

右写真は勝手口からの車庫見返し 天井の丸環は自転車のフレームやタイヤを吊るすためのもの
また、ここには郵便ポストの受口(右手・窓下)も設けてあり、朝、パジャマ姿のままで新聞を取る事もできます
そして前述の勝手口を潜れば、そこは「妻の場」・・・厨房。
高台ならではの素晴らしい景色を眺めながら調理できる対面式のワークステーションで設えました。

ワークステーションの台下は市販のワゴンなどを置く事を前提にオープン化したシンプルなもの。↓
以前にも書きましたが、今回はうちの家具工事ではなく、工務店側の大工&建具工事でも十分に現場製作可能なディテールにまでシンプル化できたので製作費も超ローコスト・・・IHや水栓などの住設機器は別として、ステンレス天板・下部ユニット(シナベニヤフラッシュ及びランバーコア)の製作取付に現場ウレタンクリア塗装も込みで25万円以下で納まったワークステーションです。

背面収納もシナランバーコアを使い大工工事で作ったオープン棚だけのシンプルなもの
そしてここにも奥さんのアイデアを取り入れた一工夫・・・配膳カウンター下に設けた小引戸です。調味料など食卓と共有する頻度が高いものを置いたり、お箸などやはり食卓と頻繁に遣り取りするものを置くためのスペースで、こうしておけばカウンター上も散らかりませんし来客時には引戸を締めれば手元も見えずで、スッキリと使えるのでは?というアイデア。
家族の間からは壁面デザインのアクセントともなり、見学会でもとても好評でした。
ちなみに業界の方ならわかると思いますがこの部分にはかなりの手間=工事費が掛かってます・・・(^^;
以上「夫の場」・「妻の場」ともにご要望を受けての様々な工夫や電気蓄熱暖房機といった初めての試みなども楽しませてもらった<高台の家>ですが、いよいよ明日がご引越・・・私の手からはとりあえず離れて行きます。
そんな中、<見学会報告>の記事を受けて奥さんからは下記のようなメールを頂きました。ご了承を得て掲載させていただきます。
昨日鍵を受け取っていろいろ説明を伺ったものの、どこか実感がないまま新居を後にしました。改めて感謝 m(_ _)m・・・10年後も頑張ります。(^^)v
でも今日、いただいた鍵でガチャリとドアを開けてようやく実感がわいてきました。(^^)
玄関からリビングが見える瞬間がとても心地よいです。
予算が少なくて「建築家」さんにお願いするのは・・・と、ためらった時期もありましたが、本当にお願いして良かったです。大変な設計だったとは思いますが。(^^;
同じ時期に建てている人や(以前に建てた)知り合いが、設計・工事中ともにいろいろと不安を抱えているのをかなりの割合で見ていただけに、1年もの間、さほど不安もなく安心して過ごせたのはひとえに正井さんのおかげと、夫婦で感謝しています。
特に少ない予算しかない私たちの場合、その設計料の占める割合は大きなものです。
それでも、これから住むのが楽しみな住まいに加え、長い工事期間中、またこれから住む長い時間の「安心」を含めて買ったのだなぁと実感しています。
これだけはお伝えしておきたくて。ありがとうございました。
まだ点検などでお世話になることもあると思います。今後ともよろしくお願いします。
10年後の増築を目指して(笑)

Nさんご夫妻からは「1年を通じてほんと快適で、家族の間の軒の出も(冬は日が射し込み、夏は陽射しをカットしてくれて)ほんとに絶妙というのがよくわかりました」などのご感想を頂いて、こちらとしても嬉しいかぎり。
昨年末に竣工した<
そんなこんなでしたから、私が着いた時には斜面地は一面の緑色・・・(^^;
寒いだけでなく、この雪では外構工事もストップ状態。(^^;

昨日の午後は<
聞けば熊本の知り合いから苗木を貰ったので植えたそうですが、その知人も名を知らなかったとの事。
昨日は年が明けて、初めての現場行・・・篠山市の<




1年ほど前にアップした<
土曜日はこの季節には珍しくかなりの降りの雨、日曜日も時たま日は射すもののどんよりした曇り空が続く、といったあいにくの空模様でしたが、それでも2日間あわせて31組66人の皆さんにご来場いただく事ができました。
2階の玄関から階段を下りはじめると、まず目に飛び込んでくるのが畳の間の開口(記事<
左は洗面脱衣場越しに浴室を見たものですが、浴室は記事<




