2008年04月17日

菜種梅雨

0687
↑ とは書いたものの写真はエンドウの花ですが・・・(^^;

豌豆
ちょっと後ピン(^^;  今朝の通勤道写真から

ほんと「春に三日の晴れ間なし」ですね。
雨が降れば当然、そこここに水たまりができるわけですが、ここ最近、池田でも川西でも通勤道界隈では写真に撮りたくなるような情緒のある(?)水たまりが減ってきたような・・・これも道路特定財源様々のお陰なのでしょうか。(^^)

水たまり
能勢電鉄滝山駅前  2点ともGR DIGITAL 適宜レタッチ・トリミング

さほど切羽詰ってもいないのに、なんでもかんでも一律に整備するんじゃなくて、デコボコ道もあったてエエんちゃうん、と思う雨の日・・・まあ、車に水や泥を撥ねとばされた時には腹立ちますが。←多少、身勝手(^^;  
Posted by masai at 09:59 PermalinkComments(0)TrackBack(0)
Copyright © 2005-2007 建築設計事務所 正井建築舎

2008年04月08日

研修会

0682
太陽光発電パネル昨日の記事と時系列は相前後しますが、土曜日は<ひょうご・ネットワーク「木の道」>の今年度最初の行事、メンバー有志による木造の施設建築見学会・・・少し大きな規模の木造建築を学ぼうという研修会でした。
向かった先は兵庫県の西の端、たつの市(旧新宮町)・佐用町・上郡町にまたがる播磨科学公園都市と赤穂市の諸施設・・・ついでなのでメンバーだけに限らず、知り合いの設計事務所連中も誘ってのワイワイガヤガヤの見学会となりました。

上写真は先月20日、播磨科学公園都市のはずれにオープンした県立<ひょうご環境体験館 通称:エコハウス>へのアプローチ・・・歩く参加者の前に並ぶのは太陽光発電パネル。
で、下写真がその体験館の内観。
日本初の木質単層トラス構造というのが売りの一つで、見学の一番の目的もまたそれ。
メンバーの一人がここでボランティアスタッフを務めているという縁で今回の見学先の一つとなったわけですが、竣工までにはメンバーのうち数社がいろいろな面で翻弄させられたという因縁付きの建築でもあるそう。
その因縁とは・・・えーと、非公開です。(^^)

ひょうご環境体験館 内観
写真は全て PENTAX K200D SMC PENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL II

この建築に費やされたエネルギーの凄まじさ感は内部空間だけからもそれなりに感じ取れますが、その耐候性鋼板の錆に覆われたファサードを観ればなおの事。↓
斜面から建ち上がる一本の巨大な鉄骨トラス脚(エキスパンドメタル張)が不定形の床面を支え、(目測ですが)床面積の3分の2ほどが浮いた状態で建っていました。

ひょうご環境体験館 外観

で、その建築エネルギーの凄まじさには参加者一同それなりに圧倒されたものの、この建築自体の存在意義については喧々諤々。
そもそも、このような交通の便が良好とは言い難い場所に、それなりの県民税や国庫補助金を投入してこれほどの施設を造る必要があるのかといった発注者サイドにおける根本的な問題にはじまり、太陽光発電や風力発電、雨水利用やクール&ヒートチューブなど「エコ」な設備こそ組み込まれてはいるものの、この建築自体が建築コストも含めてはたして本当に「エコ」なのか、あるいはこの空間や形態が「エコ」というメッセージを発信するに適切なものと言えるのかといった設計者への疑問や、今後どのように運営して行くのか(現時点ではどうもはっきりしていないよう)といった話まで、ハテナ?の数は尽きない「公共建築」。
業界人を離れ一兵庫県民として見るならば、財政が逼迫している折りも折り(全国ワースト2位だそう)、こんなもんに税金使うな!的建築の一つとしか映りません・・・ほんまに。

そんな「公共建築」への問は播磨科学公園都市全体に対する問にも繋がりますが、エコハウスの前に訪れた下写真の<兵庫県立西播磨総合リハビリテーションセンター ふれあいスポーツ交流館>でもまた同じ。
ただこの施設を見学しながらエコハウスほどに反発を感じなかったのは、まだ運営(建築)目的とその方針が明確だったからか・・・公共建築で大切なのは、何のために誰のために、コストも含めどんなベクトルで建てるのか、それが要だと改めて感じた見学会でもありました。

ふれあいスポーツ交流館
ちなみにこの体育館の屋根を支えるトラスは、メンバーの一社で、うちでも構造設計をよくお願いしている<森林経済工学研究所>が開発した木質トラス・・・こちらはよくある立体トラス構造になってました

なんか目が吊り上ったような話が続きましたが、それはさておき、ここで面白かったのが、この競技用車椅子に乗せてもらった事・・・前から一度、操ってみたいと思っていたのです。(^^)v
他の参加者の引いた目線をものともせず(乗ったのは私だけ)、しばし一人車椅子バスケット的操作に興じていたのでした・・・(^^)

グループホーム 坂越の家さてさて、そんな播磨科学公園都市の後は赤穂市内へ移動して、メンバーの設計事務所が設計した認知症患者のための介護施設・グループホームを2軒見学。
写真は木造準耐火構造2階建てのグループホーム。こちらは民間施設ですから、どちらかと言えば採算重視の設計といったところで、ある意味安心できる建築(?)ではありました。
ちなみにこの2軒に使われた構造材・造作材は、うちでもよく木材を入れてもらっている宍粟市の丸正木材製だそうで、仕上げの板材などはやはりメンバーの一社、東亜林業が最近開発した不燃木材(杉・桧)だそう。
丸正木材さんにしても東亜林業さんにしても、コストなりなところは否めませんが、そんな条件の中でもよく吟味された材を納品されていたように見受けられました。

このグループホームの見学で研修会は一応お開きとなりましたが、せっかくの赤穂、有志で赤穂城へも足を伸ばしてみる事に。
予備知識なく行ったので何も知りませんでしたが、赤穂城に残るのは再建された一部の城郭を除けば石垣くらいで、変わって城内には赤穂義士四十七士と萱野三平を祀る大石神社なるものが建立されていました。
赤穂では義士は神様だったのですね・・・。

大石神社
左: 石垣の上から除いている屋根が大石神社本殿
右: 参道には四十七士像がずらりと並ぶ それぞれの寄贈者銘にはほとんどが各義士の子孫と思しき方々の名が


でも皆さん、あまり忠臣蔵には興味がないようで、そそくさと参るだけ。
私としてはもっと見たかったのですが、そこはグループ行動・・・後ろ髪引かれる思いながら、再訪を誓い帰途についたのでありました。(; ;)/~  
Posted by masai at 12:57 PermalinkComments(6)TrackBack(0)
Copyright © 2005-2007 建築設計事務所 正井建築舎

2008年04月01日

エーデルジャパン

0679
4月1日という事で、Yahoo!JAPANはインベーダー(ゲーム)に侵略されていたり、(私も家族も事務所でも車の運転はしないので直接の影響はこれといってありませんが)世間ではガソリン関連でテンヤワンヤに悲喜交々もあったりしたようですが、私のブログはこんな日も普段どおり(?)いたって普通に真面目に・・・(^^)

昨日の午後は3月4日の記事でチラッと触れていた<四世代の家>に採用するドイツ製断熱樹脂サッシの現品見学と納まりなど打ち合わせを兼ねて兵庫県三木市(旧吉川町)にあるエーデルジャパンの本社兼ショールームへ。
エーデルジャパンはドイツ製木材用塗料で有名な日本オスモの子会社で、オスモさんの本社も同じ場所にあります。

エーデル フェンスターで、左がその断熱樹脂サッシ<エーデル フェンスター>の断面モデル(へーべシーベ)。
さすがドイツ製!といった感じでその断面はまさに質実剛健・・・枠・障子框とも見込は70mm、業界の方ならその剛健さがよくわかると思います。
樹脂サッシは近年、日本の各サッシメーカーも力を入れている分野のようですが、それら日本製の枠部材と比べると、部材内の樹脂の厚みや見た目もはるかにゴツい!といった観で、頼りになるヤツという雰囲気がそこはかとなく漂ってくる断面モデルです。

ただ、それだけにこのサッシを自分の空間デザインの中で違和感なく置くのは(まだディテールの詰めはこれからとはいえ)至難の業かも、とは思っています。
そんなディテールを考えるにあたり、何ができて何ができないかを知るための打ち合わせ、が昨日だったのでした。

では、なぜに今回の計画でそんなチャレンジングなサッシを採用するに至ったのかと言えば、理由はいたって単純、住まい手がこの会社の方だから・・・(^^;
とはいえ、このような会社にお勤めの住まい手。サッシに限らず住宅の総合的な断熱性能やそこから生まれる熱環境について豊富な知識と拘りをお持ちで、私にとってとても刺激になるもの。
この機会を活かして、さらに私自身のスキルアップもできれば、とも思うやりがいのある住まいづくりでもあります。

エーデル ヴァレーマ左はサッシに加え、西日が射す大きな開口部や隣家からの目線が気になる部分に設ける予定の外付けブラインド<エーデル ヴァレーマ>。
室内に吊るすブラインドとは違い、断トツの日射遮蔽=遮熱性能を発揮するアイテムです。
日本製でも外付けブラインドシャッターなるアイテムはいくつかありますが、樹脂サッシと違い、こちらはそれら日本製と比べると逆にスレンダーというか、ディテールにも様々な工夫を施しやすいシンプルなシステム。
でもシンプルとはいえ、かなり強い風が吹いていたこの日でも妙な振動や変な音も発生せず、その頑丈さはやはりドイツ!という感でした。

ちなみに下ろした状態でも風速16m/sまでは大丈夫だそうですが、それ以上風が強くなる場合には上げて収納して下さい、というある意味わかりやすい使い方をうたうアイテム。
日本のメーカーのものが、おそらく元がシャッターや雨戸から派生してきているためなのでしょう、台風でも下ろした状態のまま耐えようとする考えなのに対して、ヴァレーマの方はあくまでも日射遮蔽のための「ブラインド」という考えなので、部材を薄く、また全体のデザインもシンプルなものにできたのでしょう・・・たぶん。
こちらもどう外観デザインの中に納めて行くのかは、これから。
自分が求める住まいづくりと一致しない課題は正直、苦痛でしかありませんが、このようなパッシブデザインとしても取り組み甲斐のある課題は逆に快感(M?)・・そんな楽しみももった<四世代の家>なのでした。(^^)  
Posted by masai at 19:48 PermalinkComments(0)TrackBack(0)
Copyright © 2005-2007 建築設計事務所 正井建築舎

2008年03月28日

竣工写真&近況

0677
新機種導入と共に、またもや写真ブログと化した観のこのブログですが、たまには仕事関連の話題など・・・えーと、本来はそういうブログです。(^^;

昨年末に撮影を終えていた<急傾斜地の家>の竣工写真。
私のカット選定に時間が掛かったり、仕上がりを急がなかった事もあって、この時期までお待たせしましたが、やっと昨夕、ウェブサイトの<仕事と作品>に11点の写真をアップしました・・・2点、私が撮った写真も混ぜていますが、それを除けば松村芳治さん撮影の素敵な建築写真です。ぜひ、ご覧下さい。
例によって<Litebox v2.0>を使った手動スライドショーです。
そんな中からお気に入りの一点をここでもご紹介。↓

急傾斜地の家 アプローチ
西側アプローチ・・・小さな家にしか見えないファサード 外壁は杉板張り  撮影: 松村芳治

で、先週の金曜日、こちらもやっとこさ、なんだかんだでお待たせしていた竣工図面他をスタッフの手で住まい手にお届けする事ができ、ようやっと仕事が締まった3月です。(^^)v
下はそのご訪問の際にスタッフが撮ってきた西側斜面の写真。

急傾斜地の家 法面階段沿いに並ぶ白い草花は住まい手が引越後に植えられたものですが、右手のショワショワとした緑などは記事<種まき>で書いていたクローバーが芽吹いてきたもの。
今夏はコロニー状のまだらにしか生えないかもしれませんが、この分だと来年の夏には斜面はおおむね緑に覆われるんじゃないかと思います。
そうなれば緑の斜面に赤の外壁が映える、より素晴らしいファサードになるはず。
そうなったらまたこのブログでご紹介したいと思っています。

でも、一つ懸念が・・・以前にも書きましたが、設計時点から「たぶんそうなるんじゃないか」と推測していた東向かいの駐車場や田畑での大規模な集合住宅計画が具体的に進みはじめたとの事。
住まい手のお話では近々周辺住民への説明会が開かれるそうで、であれば紛争等が発生しないかぎり通常ならもうすぐ着工・・・そうなると斜面が緑に覆われる頃には<仕事と作品>に掲載した最後のアングルは撮影できなくなっている可能性もあるわけで、そんな意味でも、ここはどうか一つ、周辺住民の方にも頑張っていただいて、ぜひ3階建てくらいのボリュームで納まるように闘争(?)して欲しいものです。
って、そうもいかないか・・・(^^;

そんな外部環境の今ですが、内部環境については住まい手曰く、1階(でも半分は地下の)夫婦寝室と地階の子供の間については、寒さが厳しかったこの冬でも暖房要らずだったそうで、光熱費は以前に住まわれていた20坪くらいの木造平屋建ての家と変わらないか安いくらいになったとの事。
照明器具の数だけでも以前のお住まいからは倍以上になっていますし、ミーレの食洗機など家電製品も増えての光熱費ですから、この安さは半地下とはいえやはり地下空間であればこそのメリットと言えるのでしょう。
延べ面積は以前の住まいの倍近く、容積では倍以上になっている事を考えると、単位面積(あるいは容積)あたりの二酸化炭素排出量は半減しているとも言えるわけで、そんな視点からも快適な住まいを実現できたと自負できるお話だったのでした。  
Posted by masai at 11:18 PermalinkComments(0)TrackBack(0)
Copyright © 2005-2007 建築設計事務所 正井建築舎

2008年02月24日

今朝も雪

0660
イブキ
イブキ 滝山駅前にて  2点ともGR DIGITAL 無修正・ノートリミング
日頃見慣れたものも雪が積もるとやおらフォトジェニックに・・・写真徒然関連写真:


今年はよく降りますね。しかも我が家周辺ではただ降るだけでなく、よく積もりもします。
私自身は川西市に住んでまだ12年ほどなので、昔がどうだったかなんて事は知る由もないのですが、生まれも育ちも川西の妻の話では昔はもっと降ったしもっと積もったとの事。
年々冬の寒さが耐え難くなってくるように思うのですが、これはどうも年のせいのようで(^^;、やはり客観的には冬の気温も上昇傾向にあるよう。←当たり前(^^)
見慣れた景色を一変させてくれる雪は(ここ阪神間では)楽しいもの。
20年・30年先の冬にもそんな景色にちょくちょく出会えるように・・・やっぱり、できることからコツコツと、ですね。

滝山駅にて
能勢電鉄 滝山駅 こちらも見慣れた駅構内ですが、やっぱりなんだかカメラを向けてしまったりする雪の朝

雪景色を見たい→地球温暖化の抑制→二酸化炭素排出削減→自家用車よりも鉄道を利用しよう、という事で(?)トートツですが<GR BLOG>トラックバック企画<鉄道>に参加!
・・・要はこれをやりたいがための記事だったりして。(^^;  
Posted by masai at 18:48 PermalinkComments(0)TrackBack(0)
Copyright © 2005-2007 建築設計事務所 正井建築舎

2007年12月14日

高い所から

0621
今日は小ネタで・・・。

VTR撮影
2点ともGR DIGIRTAL 適宜トリミング

今朝、いつもの通勤道を通っているとご覧のように高い所からなにやら撮影中・・・カメラはプロ用VTRカメラと思しきもの。

土壌入替工事現場仮囲いに囲まれたここ川西市火打地区は、いま工場跡地を宅地や商業地に再開発するため、かなりの額の税金を投入して汚染土壌入替えの真っ最中。
そのTV取材なのか、行政側の資料作りのための撮影なのか、その辺りはよくわかりませんでしたが、まあ、そんな事よりもこの光景を見た瞬間、「あっいいなぁ、僕も乗せて欲しいなぁ」と憧れる・・・と、今日はただそれだけの話でした。(^^)

・・・にしても、気持ちよさそう。
こちらは<通勤道 06>と同じ水曜日に撮った写真 囲い越しの山はおなじみ五月山  
Posted by masai at 17:37 PermalinkComments(2)TrackBack(0)
Copyright © 2005-2007 建築設計事務所 正井建築舎

2007年12月13日

「偽」

0620
今回は先週土曜日に撮った夕暮れの池田界隈の写真を掲載しながら、文章の方は久々に時事話など・・・。

五月山公園前の小道

12月3日からバリ島で開催されている気候変動枠組み条約第13回締約国会議(COP13)も昨日からいよいよ閣僚級会議に入りましたが、相変わらず各国の思惑が渦巻き、丁々発止の議論・駆け引きが行われているよう。
個人的には、やっぱり地球全体の問題なのですから、先進国か開発途上国かを問わず米国はもちろん中国・インドなどの温室効果ガス排出大国も当事者として枠組みに入った上で、きちんとした数値目標を盛り込んだ「バリ・ロードマップ」の策定が必須だと思うのですが、どうも現時点では暗雲立ち込めるといった感じ。
でも、それらのニュースを見聞きして思うに、特に米国などは、数値目標を文面化して決めた以上(当たり前といえば当たり前の事なんですが)それを絶対に遵守しなければならない・・・だからこそそれを拒む、といった姿勢がはっきり見えるような気がします。

振り返って日本はどうなのか。
どうもCOP3で京都議定書に決められた日本の温室効果ガス排出削減目標<対1990年比 -6%>なんて、この分では到底達成できそうもなさそう。
そもそもこの日本の削減目標、ヨーロッパ諸国(-8%)や米国(-7%・でも結局は批准せず)の目標値が、実際に達成可能なのかどうか、また達成した場合には経済にどのような影響を与えるか、それぞれにあらかじめシミュレーションした上ではじき出された数値だったのに対して、日本は特にこれといった裏づけもないままに合意したもの。
今にして思うに、そこには「できなきゃ、できないで、まあ、しゃーないわ」というアバウトな気持ちが当初から漂っていたような気がします。
で結局、最も有意義な政策と目されていた「炭素税」導入は遠の昔に産業界の意向(威光)で一蹴され、削減目標達成困難が見えてきた今、かなり慌ててはいるようですが、政府の態度を見ていると既に「しゃーないわ」感というか「それはそれとして」感がチラホラしている気がしないでもない。

五月山公園 大すべり台

自民党の選挙公約「来年3月末までに宙に浮いた年金記録の照合作業を終える」は、昨日の衆院厚労委員会での厚生労働大臣の発言で「今後2年以内に」という事にいつのまにか変わったそうで、昨日の<NEWS23>で耳にしたところによれば「選挙公約が全て実現できるものなんて考える方がおかしい」旨の発言をした国会議員なんてのもいたとか。
大阪の恥のような船場吉兆なんていう最低級料亭での騒動・事件をはじめ、相次ぐ(食品に限らず)不正事件などを眺めても今年の漢字に選ばれた「」は、結局はこの国に染み付いた「業」なのかとも思ってしまいます。

辻ヶ池公園
3点ともGR DIGITAL 適宜トリミング 上写真のノートリミング版はブログ写真徒然に掲載: 団栗拾い

最近、公の場でも京都議定書の削減目標を達成すれば地球温暖化が“防げる”と発言、あるいは聞いている人がそう受け取りかねない言い回しをしている方をたまに見かけるようになりました。
まあ、勘違いか不勉強なだけなんでしょうけれど、これも「偽」。
削減目標を達成したとしても温暖化への歩みを“抑える”だけで、決して防げはしません・・・しかも京都議定書に定められた世界全体で<-5%>を達成できたとしてもその抑制効果は微々たるもの。
COP13で取りまとめようとしている<バリ・ロードマップ>のさらに先の目標値、主にヨーロッパ諸国が提唱している「温室効果ガスを世界全体で2050年までに対1990年比50%削減」がたとえ実現できたとしても、大気中に二酸化炭素やメタンガスが増え続ける事には変わりなく、画期的な二酸化炭素の固定化技術など革新的技術も見出せない現状では、温暖化をある程度抑制する事はできても、その歩みを止める事はできないのです。

もちろん、だからといって個々人が何もしないで良いわけではなく、まずはできる事から「偽」無くコツコツとですが、運転席にたった一人の乗車で街中をブンブン走り回っている乗用車の多さを見るだけでも、うちの娘たちや上の写真に写っている子供たちが中高年になる頃には、はたしてどんな日本、どんな地球になっているのやら、何て事も思い、やっぱり心配の度はいや増す昨今なのでありました。  
Posted by masai at 17:12 PermalinkComments(2)TrackBack(0)
Copyright © 2005-2007 建築設計事務所 正井建築舎

2007年11月28日

隠し框

0611
前回の<急傾斜地の家>の現場の様子をお伝えした記事<硝子工事>ではFIXガラス窓(嵌め殺しで開かない光を取り入れるだけの窓)の施工の模様をお伝えしたわけですが、それに話を繋げて今回は、開く窓でのちょっとした工夫の話をしてみたいと思います。

住宅の設計で開いたり引いたり動く窓のデザインを考える場合、意匠面だけで考えれば半既製品のアルミサッシや樹脂サッシよりは木製建具やスチールサッシを採用した方が空間に即した様々な形やディテールを工夫する事ができ、空間デザインにとって開口部の設えが特に重要な要素の一つであるが故に、空間全体の演出という点からも優れていると言えます。
でも、その場その場で一から造る木製建具の場合には、よほど凝ったディテールと厳選された木材を使わない限り(=ドカッとコストアップ)気密性に問題を抱えますし、経年変化による劣化も気になります。
また、スチールサッシの場合には製作費がこれまたドドーンと掛かる上に、ヒートブリッジによるサッシ枠(表面だけでなく内部共)での結露はよほどの対策を講じない限り避けられませんし、ディテールによってはかなりの重量ともなるため構造が木造の場合には構造体への負担も増します。
近年は木枠を使って半ば既製品化されたいわゆる木製サッシも様々なメーカーで造られ多く出回るようになってきており、中には木の素材感を生かした空間であればかなりマッチする優れたデザインのサッシも見受けられるようになってきましたが、開口はできるだけシンプル、といった空間デザインの場合にはたとえ単体のデザインとしては優れていようともその大きな木枠(障子框といいます)はやはり不粋なものとなります。

ちょっと余談気味な話ですが、建築雑誌に掲載されるような住宅にやたらとFIX窓が多用されているのは、簡単なディテール=ローコストで枠を消し去ったシンプルな開口部が造れるから、でもあります・・・もちろんその窓は開きませんから、そんな窓ばかりで設えられた住宅は、私の場合、写真を眺めているだけでもなんだか息苦しく感じたり。(^^;
もちろん私も前述の記事<硝子工事>のように様々な理由から所々にFIX窓を採り入れますが、やっぱり住宅では大半の窓は開かないと・・・そう考えています。

ところがそんな開閉可能な窓にはしたいものの、時に、ここは障子框がないシンプルな開口として見せなければ空間が締まらない、という場合が出てきます。
あぁだけれども予算は限られているし、気密性の確保や経年変化も考えないと・・・そんな時に私たちの事務所で採用する定番のディテールが、アルミサッシ(樹脂サッシでも同じ)の中でも最もローコストな引違い窓を使った隠し框納まりの引込み窓です。

文章が長くなりました。
百聞は一見にしかず・・・<奥天神の家 I>家族の間に設えた隠し框納まりの窓です。

隠し框 1
左: 明かり障子も閉めている状態。
ここでは明かり障子も引込み戸で設えています・・・余談:業界人向けの話ですが、この写真では右手の柱と障子の間にあるスリットが吊り込みのミソ。わかりますよね?
右: 明かり障子を壁内の戸袋に引き込んでいる途中。


隠し框 2
左: 明かり障子を引き込んだ状態・・・不粋な枠がないガラス面だけのシンプルな開口部。
右: でもFIX窓ではなく、このようにガラス障子も壁に引き込む事ができます。


隠し框 3
左: ガラス障子も引き込んだ状態。撮影時ははずしていますが、もちろん網戸も引込みです。
右: 引込み側枠周り詳細。枠中央部の小扉はクレセントを締めるためのもの。


サッシ納まり平面詳細図
平面詳細図 この住宅ではサッシ外部に外物置(図右下)を設けたため若干納まりは複雑です。
ちなみに扁平柱からは左手は約2.6m×2.0mの大きなFIX窓。


隠し框納まりは、なにも私たちのオリジナルディテールというわけでもなく、昔からある工夫ですが、(たぶん)ここまで徹底してやっている事務所はあまり見かけない・・・その辺が、まあ、その、ちょっとした自慢かも(^^)、です。
ただ、気密性・耐久性に優れながらも超ローコストな住宅用アルミサッシ引違い窓を使っているとはいえ、ディテールを実現するための大工職の手間はそれなりに・・・で、全体のコストバランスを考えると要所でしか使えないのが難点ではあります。

けれども、そんな工夫から生まれた空間は、写真ではなかなかお伝えできないものの、デザイン面だけでなく温熱環境面からもやはり他では得がたい居心地の良いものと考えていますし、住まい手の方にはそれを実感していただいています。

そしてここからはチョイと宣伝ですが、この隠し框納まりは来月末に見学会を開く<急傾斜地の家>でも採用・・・そう、見学会に参加されると実感もしていただけるというわけです。(^^)v
今回は高所の窓にもかかわらず、求めようとする空間から考えるとどうしても腰壁の高さを低く抑えてかつ大きく開きたい!という結論になり、故に落下防止などの安全面にも一工夫した納まりともなっています。
この窓を見るだけでも見学会参加の価値有り。←ほんまに?(^^;
と思ったら、ぜひ、来て見て、その空間や私たちの設計ってこんな風、を体感してみて下さい。



急傾斜地の家 完成見学会
参加者募集中です。
開催日:2007年12月22日(土)・23日(日)
場所:兵庫県西宮市
詳しくは下記リンクをご覧下さい。皆様からのご参加申込みをお待ちしております。
http://blog.kenchikusha.com/archives/50395803.html
  
Posted by masai at 19:12 PermalinkComments(0)TrackBack(0)
Copyright © 2005-2007 建築設計事務所 正井建築舎

2007年11月21日

森林ツアー速報写真

0606
森林ツアー2007先週土曜日に開催した<ひょうご・ネットワーク「木の道」>主催による<森林ツアー2007 南但馬>。
先日の記事でチラッと書いたように私は残念ながら参加できませんでしたが、同行したスタッフから当日の写真が回ってきましたので、「木の道」のブログにとりあえず速報(?・・・というには日が経ってますが)という形で掲載してみました。
ご興味がありましたら下記リンクからご覧下さい。

ブログ・木の道:
森林ツアー2007 南但馬 当日の様子

朝来の森で見学を終えた後、バスに乗り込む参加者の皆さん Nikon P50 撮影: 井上  
Posted by masai at 11:54 PermalinkComments(0)TrackBack(0)
Copyright © 2005-2007 建築設計事務所 正井建築舎

2007年11月02日

通勤道 03

0592
またまたまたまたカメラの話です・・・とても建築設計事務所のブログとは思えない状態ですが。(^^;
・・・でも、これで連チャンでのカメラの話は(たぶん)最終です。

空色GR君が御機嫌ナナメとなった朝は、猪名川の川岸以外にも、家の玄関を出るやいなや目に留まった風景をパシャパシャと撮ってました。
今日はそんな写真をいくつか紹介ながら話を進めてまいりましょう・・・

川西市丸の内町4点ともGR DIGITAL
共通設定
プログラムAE
WB:AUTO
画像設定:普通
ノートリミング無修正

丸の内町 ISO100 F2.4 1/100 EV-0.3

で、即日修理から上がってきた空色GR君。
昼休みに試写をしてみたところ(とりあえず)オートブラケットで撮ってもシマシマが出ることも無くなり、ADJダイヤルの御機嫌もすこぶるよろしい様。
でも、修理に出すと撮影画像のファイル番号ってリセットされてしまうんですね・・・知らなかった、というかよく分かっていなかった。(^^;
これからは上書き(特に工事記録写真)して前の画像を消してしまわないよう注意しなければ・・・。
ちなみに、この日の朝、最後に撮った画像のファイル番号は13,756・・・黒色がいま16,505ですから、自覚はまったくなかったのですが、この1年間は圧倒的に空色を使っていたという結果になっていました。

川西市火打
火打 ISO100 F5.6 1/500 EV-0.3
この日は快晴だったものの、ちょうど太陽がある方向に靄がかり、お陰でなんて事もないいつもの道もフォトジェニックな風景に様変わり。


川西市絹延町
絹延町 ISO100 F2.8 1/160 EV-0.7

ここで話は2代目GR君へ。
上3枚のような構図で撮ろうと意図する場合、水平垂直線が気になってきますが、2代目GR君には加速度センサーを利用した電子水準器が新機能として盛り込まれるとの事。
この新機能は、よく拝見しているブロガー仲間をはじめGR使いの皆さんにもおおむね好評なよう。
でも、どうなんでしょうね・・・と天邪鬼な私は考える。(^^)
この水準器機能って、ロール(回転)だけを検知する1軸センサーのよう。
なので水平出しは簡単に出来たとしても、ピッチ(上下の振れ)でも大きく変わる垂直出しはやっぱり従来どおり画面を睨みながらという事になりそう。
こと建築写真に限っては(なんなりと後処理の仕方がある)ロールよりもむしろピッチ、さらに正対する場合にはヨー(左右の振れ)の方が問題なので、そんなに画期的な機能でもないように感じる私なのでした。
もっとも3軸のうち1軸だけでもビシッと合わせる事ができれば、目測で他の2軸を合わせる作業もかなり楽にはなりますが・・・って、気に入っているのかそうでないのか、どっちやねん。(^^;

ただ、そこはそれのリコーさん。
実は(手ぶれ検知などに使われているよな)3軸センサーが入っていて、ヨーへの対応は土台無理だとしても、ピッチ側の水準器機能は後々のファームウェアバージョンアップで出来るようになったりして・・・そうなったら真剣に購入を検討しなければ。(^^)

川西市小戸
小戸 ISO100 F5.0 1/400 EV-0.3
写っている電車は能勢電車。絹延橋駅に入るところ。
そして手前の樹はムクロジ。
この実の果肉にはサポニンが含まれているので昔から石鹸代わりとして使われてきましたし、その中の黒い種子は羽根つきの羽根の黒玉として使われる、そんな日本の風土に深く根ざした樹木です。
  
Posted by masai at 17:00 PermalinkComments(7)TrackBack(0)
Copyright © 2005-2007 建築設計事務所 正井建築舎