
うちの事務所が入るビルの裏庭に咲くカタバミ 以下7点ともGR DIGITAL III
先日、知り合いのブログで庭の雑草の一つとしてカタバミ(片喰)の写真が掲載されているのを見たのですが、まあ、意図せず生えてきた草は皆これ雑草なんでしょうけれど、他の雑草とカタバミはちょっとちゃいまっせ!という事で、今回はカタバミ特集。(^^)
カタバミの特徴として、まず、就眠運動をする植物という点が挙げられます。左の写真は曇りの日に撮ったものですが、太陽が出ていないと花はこんな風に閉じたまま。
葉も夜や暑い日には傘を閉じるように折りたたまれてしまいます。この様子が葉が半分なくなる=片方が喰まれているように見える点から片喰と名付けられたのだとか。
別名は酢漿草(さくしょうそう)。
これは葉や茎にシュウ酸塩を含んでいて齧ると酸っぱいところから・・・シュウ酸(構造式: HOOC-COOH)の英語名は oxalic acid ですが、これはカタバミ=英語名: oxalis からはじめて単離された事に由来しています。
また、解毒などに効果がある生薬の一つでもあるそうです。
そんな科学的な話はさておき、カタバミには下写真のように葉っぱが赤紫の株もあります。

こちらは事務所近くの道端にて撮影 写真徒然関連写真: 片喰
葉も茎も緑色の株、葉は緑で茎が赤紫の株、葉も茎も赤紫の株といろんな色が見られ、赤い株をアカカタバミと区別したりもする人もいるようですが、植物学の分類では色に関係なく全部同じカタバミ目カタバミ科カタバミ属カタバミだそうです。
と、ここでいきなりクローバーの写真。

白詰草 クローバー こちらはマメ目マメ科シャジクソウ属
四つ葉のクローバーの絵を書いてみぃ、と言われるとほとんどの人はハート型の葉っぱを描くのではないでしょうか。
でも、よく写真を見てください。クローバーの葉は楕円形。ハート型なのはカタバミなのです。
これって企業などでもよく間違えていて、関西では京都のタクシー、ヤサカタクシーが代表格。
http://www.yasaka.jp/group/group/index.html
このリンク先には、ほんとは三つ葉のカタバミのマークを「 安全・快適・信頼 を3枚の葉であらわしたクローバーマークを、グループのシンボルマークに・・・」云々と書かれてたりします。
また、グーグルで「クローバー イラスト」で画像検索すると、実にほとんどがカタバミの葉のイラスト。(^^;
地球上に広く分布しているカタバミ属なので、これって日本に限った事ではなく世界中で間違われているよう・・・やっぱりハート型って、インパクトが大きいからなのか、そう思い込んでる人が多いんでしょうね。
ちなみにカタバミも稀に四つ葉のものがあるそうですが、私はまだ見た事がありません・・・四つ葉のクローバー同様、幸運の印のようです。
カタバミの葉の形といえば、もう一つ。
家紋の中には下図のような片喰紋と呼ばれる紋様があります。

左: 片喰 右: 丸に剣片喰 その他バリエーションはこちらで 画像はウィキペディアから転載
片喰紋は藤紋・桐紋・鷹ノ羽紋・木瓜紋と共に五大紋と呼ばれ、家紋としている家が最も多い紋様なんだとか。
根が深く一度根付くと絶やすことが困難なところから「家が絶えない」に通じるため、多く用いられているそうですが、まあ、何よりハート型が印象深いという点も大きいのでしょう。
さて、ここまでは在来種のカタバミの話でしたが、最近目立つようになってきたのが、左のオッタチカタバミと呼ばれる北米原産の外来種。「オッタチ」って、ちょっとへんてこな名前ですが、最初に見つかったのが京都だそうで、なんとなく関西人のノリを感じる名前の付け方なような気もしたり。(^^)
在来種のカタバミが地を這って広がるのに対し、茎が立ち上がってるので「オッタチ」なんだそうです。
就眠運動で葉っぱを畳んでますが、カタバミよりもこのオッタチカタバミの方が、日中、葉を畳んでいる事が多い印象
そしてオッタチカタバミよりもさらに派手にはびこっている外来種のカタバミが、下写真の2種。事務所の近くでもそこらここらで盛大に花を咲かせ、葉っぱもカタバミに比べると断然大きいのでかなり目立ってます。

左: イモカタバミ 地中に芋状の塊茎を持つため 右: ムラサキカタバミ 花の色が少し違う 共に南米原産
さてさて、カタバミについてのお話はこんなところですが、カタバミの奥の深さ(?)を知っていただけましたでしょうか。
こうやってブログに載せるにあたり、いろいろ調べたりが自分でも結構面白かったので、機会があれば他の雑草、もとい、身近な野草についても綴ってみたいと思っています。どうぞ、お楽しみに!







一昨日、梅田の紀伊国屋書店で目にしたローカル雑誌<





















回廊には動画だけでなく、写真パネルでも各パビリオンが紹介されていますが、その中から一つ・・・リコーのGR君で撮っている関係上(?)ここはやっぱりリコー館を紹介しましょう。(^^)



