2008年05月12日

梅花空木

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伊丹市に建つ<四世代の家>は実施設計真っ盛りで、土曜日は住まい手宅にお邪魔しての打合せ。
昨日は、同じく伊丹市でこれからはじまる住宅計画の設計仮契約を結ばせてもいただいたり、その他諸々も重なってなにかと忙しい5月前半・・・そんなこんなで、ブログの更新もちょっと滞っておりました。

この忙しさはまだもうちょっと続きそう・・・というわけで、今日は軽めのネタでサラリと。

バイカウツギ 1

我が家ではいま庭先のバイカウツギが満開で、甘い匂いを漂わせてくれています。

バイカウツギ 2
2点ともGR DIGITAL

ウツギ=空木の謂れは茎が中空のため、と聞いていたのですが、別名「卯の花」というように旧暦4月「卯月」に咲く花から、という説もあることを最近知りました。
♪ 卯の花の 匂う垣根に ほととぎす 早も来鳴きて 忍音もらす 夏は来ぬ ♪
佐々木信綱作詞・小山作之助作曲「夏は来ぬ」より
まさに春の終わりと夏の訪れを告げる花ですね。  
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2008年04月02日

桜情報

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今朝の通勤道は五月山公園内を通るルートで・・・ただいま五分から七分咲きといったところ。

五月山公園 1
提灯も吊るされ花見情緒ただよう五月山公園
ちょっと違ったアングル&仕上がり設定の写真を写真徒然にもアップしています 写真徒然関連写真: 花見


なので週末に限れば見ごろは今週末かな、と思いますが、園内の貼り紙によると提灯に明かりを入れる夜桜見物は4月13日まで開催との事・・・この分だと来週末にはかなり散っているような気もしますが、先週はじめの急な暖かさでちょっと予測がはずれたか。

五月山公園 2
五月山公園の登り口 4点ともK200D SMC PENTAX-FA★24mmF2AL 適宜レタッチ・トリミング

と、下の写真を撮影していた近くでは、ケータイを片手に電気工とおぼしきお兄さんが・・・
「誘導灯の件やけどな。やっぱり特注品に近いみたいで、納期は22日になるそうやねん」
・・・
「やろ、どうしよう」・・・どうするんでしょうね。(^^;

椿
咲き誇るものがあれば、散り行くものも 栄枯盛衰

この思わぬ納期が掛かるという事態は、自分たちの仕事でも(可能な限り事前に把握するようにしているにもかかわらず)時たま遭遇する事態。そんな時はメーカーや問屋を拝み倒すか(圧力とも言う?)、諦めて変更するか、の二者択一。
ぎりぎりまで粘っているとリスクはどんどん膨らむので、どこで決断するか、これが思案のしどころなんですよね。

綾羽のソメイヨシノ
登り口から下った綾羽の交差点 こちらもただいま八分咲きくらい

と、まあ、桜を愛でながら、思わず思考が仕事にからんだ今朝の通勤道でした。(^^)  
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2008年03月28日

竣工写真&近況

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新機種導入と共に、またもや写真ブログと化した観のこのブログですが、たまには仕事関連の話題など・・・えーと、本来はそういうブログです。(^^;

昨年末に撮影を終えていた<急傾斜地の家>の竣工写真。
私のカット選定に時間が掛かったり、仕上がりを急がなかった事もあって、この時期までお待たせしましたが、やっと昨夕、ウェブサイトの<仕事と作品>に11点の写真をアップしました・・・2点、私が撮った写真も混ぜていますが、それを除けば松村芳治さん撮影の素敵な建築写真です。ぜひ、ご覧下さい。
例によって<Litebox v2.0>を使った手動スライドショーです。
そんな中からお気に入りの一点をここでもご紹介。↓

急傾斜地の家 アプローチ
西側アプローチ・・・小さな家にしか見えないファサード 外壁は杉板張り  撮影: 松村芳治

で、先週の金曜日、こちらもやっとこさ、なんだかんだでお待たせしていた竣工図面他をスタッフの手で住まい手にお届けする事ができ、ようやっと仕事が締まった3月です。(^^)v
下はそのご訪問の際にスタッフが撮ってきた西側斜面の写真。

急傾斜地の家 法面階段沿いに並ぶ白い草花は住まい手が引越後に植えられたものですが、右手のショワショワとした緑などは記事<種まき>で書いていたクローバーが芽吹いてきたもの。
今夏はコロニー状のまだらにしか生えないかもしれませんが、この分だと来年の夏には斜面はおおむね緑に覆われるんじゃないかと思います。
そうなれば緑の斜面に赤の外壁が映える、より素晴らしいファサードになるはず。
そうなったらまたこのブログでご紹介したいと思っています。

でも、一つ懸念が・・・以前にも書きましたが、設計時点から「たぶんそうなるんじゃないか」と推測していた東向かいの駐車場や田畑での大規模な集合住宅計画が具体的に進みはじめたとの事。
住まい手のお話では近々周辺住民への説明会が開かれるそうで、であれば紛争等が発生しないかぎり通常ならもうすぐ着工・・・そうなると斜面が緑に覆われる頃には<仕事と作品>に掲載した最後のアングルは撮影できなくなっている可能性もあるわけで、そんな意味でも、ここはどうか一つ、周辺住民の方にも頑張っていただいて、ぜひ3階建てくらいのボリュームで納まるように闘争(?)して欲しいものです。
って、そうもいかないか・・・(^^;

そんな外部環境の今ですが、内部環境については住まい手曰く、1階(でも半分は地下の)夫婦寝室と地階の子供の間については、寒さが厳しかったこの冬でも暖房要らずだったそうで、光熱費は以前に住まわれていた20坪くらいの木造平屋建ての家と変わらないか安いくらいになったとの事。
照明器具の数だけでも以前のお住まいからは倍以上になっていますし、ミーレの食洗機など家電製品も増えての光熱費ですから、この安さは半地下とはいえやはり地下空間であればこそのメリットと言えるのでしょう。
延べ面積は以前の住まいの倍近く、容積では倍以上になっている事を考えると、単位面積(あるいは容積)あたりの二酸化炭素排出量は半減しているとも言えるわけで、そんな視点からも快適な住まいを実現できたと自負できるお話だったのでした。  
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2008年03月17日

プラン確定

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天気予報によれば今日も花粉やら黄砂やらがたくさん飛散しているようですが、体の方はわりと快調・・・まだ鼻はちょっとぐずつついているもののこの様子だとやっぱり花粉症ではなく風邪だったよう。
前回の記事を読んだ花粉症の友人から花粉症倶楽部(?)へようこそ的な電話を貰ったりもしましたが、これでは入会は叶わず・・・いやー、実に残念。(^^)v

まっ、そんなこんなの今年の春ですが、話し変って昨日は<四世代の家>の打ち合わせ。
ご要望と予算の間でラリーが続いてきたプランニングでしたが、ここに至って落とし所にスカッと嵌る、の感で無事確定とあいなりました。(^^)v

コンセプト予算オーバーだった前回掲載の計画案を絞るにあたって取り組んだ方向性は大きく二つ。
住まい手に要望を見直してもらって延べ面積を10坪ほど削った点が一つ。
二つ目は構造グリッドを整理して北側の斜め壁以外は全て直交グリッドに変換するとともに、複雑な陸屋根からシンプルな片流れ屋根に変更する事で、工事に際して発生してくるであろう手間を抑えた点。

左:平面計画コンセプト図

これにより全体のボリュームに対するコンセプトは変わってしまいましたが、もともとそんな「建築」サイドに立ったコンセプトには拘らず、場(敷地条件や周辺環境)の持つ力を引き出す事に重点を置く設計をしている私ですから、その点から見れば初志貫徹。
住まい手にとっても私にとっても素晴らしい着地点になったと思っています。

スタディ模型
スタディ模型 屋根の上の出っ張りは天窓兼用のハッチ・・・そう、この家もまた屋根の上に出られる家です(^^)

内部空間の細かな部分の詰めについてはまだまだここからが本番ですが、これにより一先ず基本設計は終了。
これからはより詳細な図面を描きながらさらに打ち合わせを進めて行く実施設計へ・・・そんな<四世代の家>の今なのでした。  
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2008年03月04日

四世代の家

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昨日の記事でチラッと触れていた日曜日の打合せとはコレ↑。
そう、お祖母さん・お母さん・ご夫妻そしてお子さんと、4世代のご家族が暮らすための完全2世帯住宅(※1)のプロジェクト。計画地は伊丹の市街地の一画で、現在お祖母さんとお母さんが暮らす住宅の建替えです。

設計を進めるあたっての端緒や鍵となるコンセプトは計画ごとにまちまちで、敷地形状や眺望から導かれる形や言葉であったり、ご要望の中に出てくる趣味のための空間から派生してくるものであったり、また時には住まい手が何気なく口にされた言葉がキーワードになったりする事もありますが、今回は「4世代が暮らす」という家族構成それこそが「鍵」だと考え設計を進めているところです。

そんな中、世代を様々な時代を結んで流れる大河に例えてまずご提示したのがこの案。↓

コンセプト
上: 平面計画コンセプト図 下: ボリュームを確認するためのラフスタディ模型
スタディ模型市街地にしては広めながらもかなり歪な形をした敷地の中で、要望や接道条件によりほぼ場所が固定されてしまう車4台分の駐車場と南面の庭の間を縫って流れる「川」のようなプランを持つ家。
私的には美空ひばりの名曲「川の流れのように」をイメージしたのですが、プレゼンテーションでそれを語るのはスタッフに「いかがなものか」と進言されたので、その時は歌わず・・・まあ、でも、せっかくなので(?)いま記しておきます。(^^)

敷地以上に変形平面となったプランながら、ご要望のほぼ全てを満たす案でとても気に入っていただけたのですが、いかんせん延べ面積は70坪近くとなり、熱的境界面(※2)の性能にハイレベルなものを求めておられる事も相まって、どう捻り倒しても予算オーバー(^^;・・・それが2月10日の記事<氷の天幕>で触れていた話だったのでした。
そこで今度は(なかなか苦しい決断だとは思いますが)要望を絞ってもらって、予算を優先してコンパクトにした案で打ち合わせを行ったのが一昨日・・・結果、お祖母さんとお母さんの1階はほぼ決まりましたが、2階はまだまだ詰めが必要、とまあそんな現在までの経緯です。
ただ、経験値から言ってそれが詰まるのもそう遠い話ではないかな、とも。
こうやってブログに綴って行く事も公式に(?)ご快諾いただいたので、また追々とこのプロジェクトの魅力をご紹介して行きます・・・どうぞ、お楽しみに!

※1 完全2世帯住宅
2世帯住宅と一言でいっても玄関は共有であったり、浴室などの水周りまで共有する場合があったりと様々ですが、玄関まで別々にした集合住宅タイプを完全2世帯住宅と呼んでいます。
ただそうなると家族だけで暮らす住まいであっても建築基準法や消防法上、本当の集合住宅扱いとなり関連法規が厳しくなるので、どこかに1ヵ所相互に行き来できる扉を設け法規上は1軒の戸建て住宅として扱えるようにするのが普通・・・で、今回もそんな計画にしています。
※2 熱的境界面
屋根(または天井)・外壁・床、そして開口部など冷暖房を必要とする室内空間が外気と接する部位全体を指す建築用語。
そんな熱的境界面の中で今回は開口部が超目玉・・・ドイツ製断熱樹脂サッシ+外付け電動ブラインドの使用を計画しています。そのうち詳しく紹介しますので、こちらもお楽しみに!
  
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2008年03月03日

宴 2

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明けて昨夕は<浅香の家>に御呼ばれに。
本当は午後から住まい手Kさんの友人方が集まっての演奏会付き宴に招待いただいたのですが、日中、伊丹の方で打合せがあった私がお伺いした頃には既に演奏会が終わっていて残念至極・・・で、その後の飲み食いにだけ参加させていただいた、という失礼な輩状態になってしまったのでした。(^^;

浅香の家 中庭見下ろし
2階から家族の間・中庭を見下ろす 中庭の向こうに見えているのは防音対策を施した音楽室

猫この<浅香の家>は以前勤めていた工務店ケイ・ジェイ・ワークスを退社する折、退社後も引き続いて設計監理をさせていただいた住宅ですので、この4月で築後8年になります。
8年も経つと、ここは庭木が多くて腐朽菌が付き易いという事もあるのでしょう、あえて素地仕上げとしていた中庭の杉板デッキはかなり傷みが激しくなり、外壁の杉板張りも木材保護塗料(OSMO)がそこここで剥げ見苦しくなっていたそうで、つい先日、工務店に依頼されてデッキ材(今回は桧+OSMO塗)の張替えや外壁の塗替えなどのお化粧直しを終えられたばかり・・・そんなお披露目を兼ねた宴でもありました。

そんなこんなで3年前にお伺いした時から見ても見違えるように綺麗になって、4匹の猫ちゃん達も満足そう?(^^)v

中庭の窓越しに 名前を聞いたのに既に酔っぱらっていたので記憶が・・・(^^;

宴自体の写真は相も変わらず飲み食いに気を取られ、まったく撮っていないというざまですが(^^;、ほんとに美味しい料理とお酒、そして楽しい話の数々を満喫させていただいた一時でした。
Kさん&かま猫さん、改めまして、ごちそうさまでした&ありがとうございました。m(_ _)m  
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2008年02月19日

ディテール諸々

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今朝、我が家の庭からウグイスの声が・・・今年初。
まだ「ケキョケキョ」くらいで、これから鍛錬か?といった拙い鳴き声でしたが、春はすぐそこ、と感じる事ができました。

建築知識 200803で、本題。
明日、2月20日発売の建築知識3月号の特集は「定番仕上げ材料・納まりコンプリート・ガイド」。
でも、なぜかは知らねど表紙はまん丸の地球。しかもドドーンと南北アメリカ大陸!・・・?(^^;

まあ、そんな疑問はさておき、この「コンプリート・ガイド」にはうちからも7つのディテールを提供しました・・・昨年12月19日の記事<建築知識>で触れていたもの。

建築知識3月号 No.633
エクスナレッジ 1785円


加西の家>から「古材を活用した板張りの外壁−酒樽材を挽き直して外壁材に」。
岬町の家>から「スギ板縦張りの外壁の納まり−外断熱にスギ板張りをした外壁」と「快適なデッキのデザインとディテール−防振ゴムで雨水溜まりを防ぐ」。
富田の家 II>から「ローコストで仕上げる乾式外壁−大判サイディングにウレタン塗装仕上げ」。
奥天神の家 I>から「襖紙の選び方−白の揉み紙を張った坊主襖」と「既製サッシをすっきり見せる開口部−気密性と意匠性を兼ね備えた納まり」。
そして、うちの定番外壁仕上げ「土・火山灰、自然素材の塗り壁−藁スサ入り土モルタル掻き落とし仕上げ」の7つが掲載されています。
※上記タイトルはいずれも原文タイトルのまま

200803 P51
P51から 内容は2007年11月28日の記事<隠し框>で紹介したものとほぼ同じですが、図面はより詳細
えーと、でも寸法線は一部押さえ所が間違ってます・・・まあでも、業界の方ならわかっていただけるでしょう(^^;


他の設計事務所から提供されたディテールを見ていると「へーぇ、これいいかも」というような納まりもあって、お手元に置いておけば役立つかもね!(^^)vの一冊・・・業界の方はぜひ、どうぞ。  
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2008年02月07日

MODERN LIVING

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MODERN LIVING 177苦楽園の家>が掲載された<MODERN LIVING No.177>が本日発売!・・・昨年末の記事<取材風景>でお伝えしていたものです。

左:モダンリビング3月号 No.177 表紙
アシェット婦人画報社 1600円


207ページから「頑張る都市住宅 12 黒いキュービックデザインが、印象的な外観をつくる」と題して掲載され、ブログではお伝えしていない住まい手サイドの話を中心に建築家決定に至るまでの紆余曲折の経緯なども紹介されています。
これから住まいづくりを、という方にはきっとお役立ちの一冊。書店でぜひお手に取って・・・立ち読みで済ませるのではなく、買ってやって下さい。(^^)

掲載ページ
掲載ページから・・・実物はもちろんフルカラーですが、出し惜しみでモノクロ化(^^)  
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2008年01月28日

間不容髪

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26日土曜日の午後は高槻市へ。
ブログでは住まい手のご希望により工事中の模様を公開していなかったものの19日の記事<1年点検>でチラッと触れていた<奥天神の家 II>の引渡し&取扱い説明・・・なにぶんリフォーム工事のため家財の倉庫代わりにしていた部屋のちょこっとした工事は残っていますが、取りあえずは一段落。

古民家の屋根
写真は本文とは関係なく元旦に撮った写真から 古くからの集落に残る古民家 川西市西多田にて

昨年末から<急傾斜地の家>・<高台の家>、そして今回と竣工が3件続き、怒涛の1ヶ月という感じでしたがこれでひとまず、ホッと一息。(^^)v
土曜日は久々に18時台に帰宅し、ビール(&発泡酒)をドドッと空けていい気分に浸ったのでありました・・・。

地蔵尊の屋根
屋根つながりで古民家脇にあった地蔵尊の石(RC造?)屋根 2点ともGR DIGITAL レタッチ・トリミング

明けて日曜日。
昨日の午後からは、これから本格的に設計をスタートさせる事となった二世帯住宅の設計契約・・・これぞまさに「間髪を容れず」の感。(^^)
今回の住まい手は4ヵ月前に<小曽根の家>にご案内した方・・・それ以来、他の設計事務所の見学会にも参加されたりして、誰に自分たちの住まいを託すのか、長きに渡りいろいろと検討されたようですが、その中からこの度晴れて私たちを選んでいただいたという事で、それもまたそれで嬉しいかぎり。
建設地は伊丹市(近い!)・・・また、追々とブログでもご紹介して行ければと思っています。  
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2008年01月23日

夫の場・妻の場

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今日の池田川西界隈は雨模様。というわけで、というのも変な言い回しですが(^^)、懸案だった<高台の家>の「とりあえず竣工写真」の撮影は昨日のうちに済ませてきました。
とは言っても空は曇天。見学会の日からの残雪も中途半端に残り、外観写真の撮影はやはり叶わずで、室内のみ撮れるだけ撮った、という撮影行ではありましたが・・・(^^;
そんな中から一昨日の記事<見学会報告>では掲載しきれなかった空間を「夫の場」・「妻の場」という感じでご紹介します。

家族の間東面
家族の間東面 以下8点ともGR DIGITAL 適宜レタッチ・トリミング

まずは「夫の場」。
ご主人の趣味は、主に自転車(ロードサイクル)と模型作り(鉄道模型&プラモデル)。
そのための部屋を車庫脇に設けたのがプランニングのいわば要で、3枚引きの引戸を開ければ車庫と一体となって使えるモルタルコテ押え仕上げ土間に仕立てています。

車庫から土間を見る
車庫から土間を見る 車庫奥の低い開口部は寝室(畳の間)との床段差を利用したタイヤなどを置くための床下収納

この土間にはロードサイクリングから帰ってきてすぐにシャワーを浴びたいとのご要望から、洗面脱衣を通って浴室に直行できる出入口(下左写真・左手の開口)を設けると共に、勝手口も兼ねられるよう厨房に繋がる出入口も設け、自由度の高い動線計画を行ないました。
土間のスペースは2.15m×3.64m・・・車庫と併せれば約14畳の面積を必要とし、決して広くはないこの住まいにとっては大きな面積を占める事(=家族の共有スペースが狭くなる)となりましたが、何かにつけ異臭が伴う模型作りを生活の場から隔離できるとあって奥さんも大賛成(?)の「夫の場」となりました。
ちなみに私も高校まではタミヤのミニタリーシリーズ(ドイツ軍の車両は全作ビルド)やウォーターラインシリーズ(日本海軍の戦艦級は全作ビルド)を親に臭い臭いと言われながらも作った口(^^)・・・なので誰に文句を言われる事もなく取り組める部屋はやっぱり魅力的です。

土間
右写真は勝手口からの車庫見返し 天井の丸環は自転車のフレームやタイヤを吊るすためのもの
また、ここには郵便ポストの受口(右手・窓下)も設けてあり、朝、パジャマ姿のままで新聞を取る事もできます


そして前述の勝手口を潜れば、そこは「妻の場」・・・厨房。
高台ならではの素晴らしい景色を眺めながら調理できる対面式のワークステーションで設えました。

厨房からの眺め

ワークステーションの台下は市販のワゴンなどを置く事を前提にオープン化したシンプルなもの。↓
以前にも書きましたが、今回はうちの家具工事ではなく、工務店側の大工&建具工事でも十分に現場製作可能なディテールにまでシンプル化できたので製作費も超ローコスト・・・IHや水栓などの住設機器は別として、ステンレス天板・下部ユニット(シナベニヤフラッシュ及びランバーコア)の製作取付に現場ウレタンクリア塗装も込みで25万円以下で納まったワークステーションです。

厨房
背面収納もシナランバーコアを使い大工工事で作ったオープン棚だけのシンプルなもの

小引戸そしてここにも奥さんのアイデアを取り入れた一工夫・・・配膳カウンター下に設けた小引戸です。
調味料など食卓と共有する頻度が高いものを置いたり、お箸などやはり食卓と頻繁に遣り取りするものを置くためのスペースで、こうしておけばカウンター上も散らかりませんし来客時には引戸を締めれば手元も見えずで、スッキリと使えるのでは?というアイデア。
家族の間からは壁面デザインのアクセントともなり、見学会でもとても好評でした。
ちなみに業界の方ならわかると思いますがこの部分にはかなりの手間=工事費が掛かってます・・・(^^;

以上「夫の場」・「妻の場」ともにご要望を受けての様々な工夫や電気蓄熱暖房機といった初めての試みなども楽しませてもらった<高台の家>ですが、いよいよ明日がご引越・・・私の手からはとりあえず離れて行きます。
そんな中、<見学会報告>の記事を受けて奥さんからは下記のようなメールを頂きました。ご了承を得て掲載させていただきます。
昨日鍵を受け取っていろいろ説明を伺ったものの、どこか実感がないまま新居を後にしました。
でも今日、いただいた鍵でガチャリとドアを開けてようやく実感がわいてきました。(^^)
玄関からリビングが見える瞬間がとても心地よいです。

予算が少なくて「建築家」さんにお願いするのは・・・と、ためらった時期もありましたが、本当にお願いして良かったです。大変な設計だったとは思いますが。(^^;

同じ時期に建てている人や(以前に建てた)知り合いが、設計・工事中ともにいろいろと不安を抱えているのをかなりの割合で見ていただけに、1年もの間、さほど不安もなく安心して過ごせたのはひとえに正井さんのおかげと、夫婦で感謝しています。
特に少ない予算しかない私たちの場合、その設計料の占める割合は大きなものです。
それでも、これから住むのが楽しみな住まいに加え、長い工事期間中、またこれから住む長い時間の「安心」を含めて買ったのだなぁと実感しています。
これだけはお伝えしておきたくて。ありがとうございました。

まだ点検などでお世話になることもあると思います。今後ともよろしくお願いします。
10年後の増築を目指して(笑)
改めて感謝 m(_ _)m・・・10年後も頑張ります。(^^)v  
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