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土曜日は淡路島へ。
昨年末以来、久しぶりに<
淡路の家>を「見学」(^^) してきました。
海側外観 基礎を工夫し、擁壁を設けず崖地をそのまま残す事でコストダウンを図った足元周り
住宅の工事では外壁仕上が終わるまで全体がシートに覆われていて、傍目には何をしているのかよくわからないのが普通ですが、この現場の場合、周囲が空地でホコリが多少飛んでも大丈夫な事と、高台で風が強い事も多いため、シートを張らずに工事を進めているので常にスケスケ、隠し事ができません。(^^)
ちなみに山の上の方を走る神戸淡路鳴門自動車道からもよく見えます。
道路側外観 L型平面に二方向の片流れ屋根を架けた外観は、見る方向によって印象が大きく変化
外壁仕上は、住まい手兼監理建築士 I さんの強い要望により、屋根と共に塗装鋼板の立ハゼ張。
でも私自身は当初、この仕上げには反対!でした。なぜなら海に近いため、普段使っている耐食性に優れたガルバリム鋼板を持ってしても塩害によって現場でハゼ折した部分から錆びてきて長期間は持たない、と危惧したからです。
そこで、現場加工の少ないスパンドレルや波板張をお奨めしたのですが、拒否されて・・・。
ステンレス鋼板の立ハゼ葺なら心配ないんでしょうけれど、それではコストが・・・もっともステンレス鋼板は硬すぎてシーム溶接工法ならともかく、立ハゼのかしめは土台無理な気もしますが。(^^;
という事で、探し出したのが新日本製鐵が製造している
スーパーダイマ鋼板・・・ガルバリウム鋼板に比べて、特に切断面や曲げ加工部分での耐食性に優れたメッキ鋼板です。
ところが、新日本製鐵は素材生産のみ。
いろいろな二次加工メーカーに問い合わせても、立ハゼ葺に使えるような塗装済みのロール鋼板としての製品がない。
そこで、設計段階ではちょっと裏技(?)を使い、とあるメーカーに10mカットの塗装済み鋼板なら出荷できますという確約だけを取って、現説・見積り出し・・・まあ、早い話が見切り発車。(^^;
そこからは工事契約を勝ち取る事になる船越工務店さんが頑張ってくれて、そのメーカーをさらに脅して、じゃなくて (^^) さらに無理を言ってカット品ではなくロールで(カット品だと長さ取りの関係上、半分近く端材となって無駄=コストアップ)出荷してもらう確約を取り、見積書提出時には自主的に加工サンプルまで添付してくれて・・・その後も若干、紆余曲折あったと聞いていますが、まあ、なんとかかんとか今日に至る、だったのでした。
・・・住まい手や設計者の意図を的確に捉えたこの努力にはほんと、心から感謝。
そして(メーカーさんにいらぬ迷惑が掛かると申し訳ないので、あえて会社名は伏せますが)そのメーカーさんにも、また感謝・・・もっともこれを機会に近い将来、塗装済みでロールのスーパーダイマ鋼板を発売されるかもしれませんが。
そうなったら、ぜひリベート下さい。(^^)
屋根 中央の箱は後日薪ストーブ用の煙突が取り付けられる立ち上がり
実は立ハゼも紆余曲折で現場加工でのかしめではなく工場加工になっていて、結果、耐候性はさらにアップ
屋根からの眺めも最高ですが、2階家族の間からの眺めももちろん最高・・・今は足場が邪魔ですが。
家族の間 両袖片引き窓とFIX窓で構成された全幅7.6mの開口 以上4点ともGR DIGITAL III
ちなみに20日付の船越氏のブログには
私の訪問記(?)が書かれていますが、曰く「正井氏の目には、どう映ったのでしょうか。細部まで、じっくり見られていたようです。特に大きな指摘事項もなく、安心しているのですが。」
そんなのねぇ、住まい手ご夫妻が居る前で指摘できないじゃないですか・・・って、ウソです。(^^)
大工職もこのブログを見て、日々納まりや完成イメージを研究しているそうで、住まいづくりへの熱気溢れる現場でした。
4月半ばの竣工が今からとても楽しみです。(^^)v