2010年06月07日

一年点検

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土曜日、<豊中の家>の工事請負契約に立ち会った後は昨年5月に竣工・お引渡しした<上池田の家>へ。
一年点検でお伺いしたのでした。

上池田の家
1年を経て外壁もより渋みのある色に、の感  以下3点ともGR DIGITAL III

杉床床の杉板も落ち着いた色合いに・・・記事<見学会報告>や<2ヶ月半ぶりに>などの写真と比べてもらえれば、その変化の様子がよくわかると思います。
これこそ自然素材の妙・・・私はそんな風に思っています。

点検では大きな不具合もなく、いつもの構造材の乾燥収縮に伴う入隅のチリ切れなどをチェックして工務店への補修を指示。
住まい手Yさんは「今だ家具も少なく散らかったまま」と仰ってましたが、自作のカーテンも空間にとてもマッチしていて、美しく住まわれていました。

バイク
玄関土間に鎮座していたYさんの愛車  壁・天井の映り込みが面白かったのでパシャリ  

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2009年08月03日

2ヶ月半ぶりに

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・・・で、昨日の朝の続きですが、事務所に寄った後は<上池田の家>へ。

サルスベリ
途中に咲いていたサルスベリ  ピンクから紫色あたりの色はよく目にしますが、白い花もなかなかに美

例によって現場での変更箇所などを訂正した竣工図面や工事中の写真を納めたCD-Rをお持ちしたのですが、竣工以来もうかれこれ2ヶ月半ぶり・・・遅い。(^^;
まあ、住まい手もお忙しくされていたようで、ちょっとご都合が合わなかったというような事で・・・。(^^;

杉板の床
竣工時には目立つ杉板の赤実と白太の色違いも、2ヶ月半も経つとだいぶ落ち着いた色合いに

この長梅雨のせいもあってか、床下収納にしまっていたアウトドアグッズにカビがきたとの事で、お伺いしたときには玄関土間に干されていたりしたのですが、なるほど、1階は予想していた以上に涼しい感じ。
エアコンが製品不良なのか、いきなり故障したそうですが(・・・幸い保証期間内)、あとは特に問題もなく快適との事で、造り手としてはなにより。

まだまだ片付いてません、という事で、室内の撮影は遠慮しましたが、バルコニーの鉢植えも涼しげな彩りを添えていた、そんなお暮らしぶりの<上池田の家>でした。

植木
  
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2009年07月03日

竣工写真×2

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上池田の家>と<四世代の家>の竣工写真が、今朝、松村さんから送られてきましたので、その出来立てホヤホヤをチラッとご紹介。

上池田の家
上池田の家 撮影: 松村芳治

<上池田の家>の前回の記事は<見学会報告>・・・それから早、2ヶ月近く。
そのラストで「・・・残りの工事の様子も含め、もし撮影に立ち会えたら、またご紹介したいと思っていますので、もうしばらく「上池田の家の現場から」は続くのでありました」と締め括りながら、その後の機会を逸したり、紹介できるような写真も撮れなかったりで、まったく記事にしておりませんでしたが、もちろん残工事もとうに終わり、ご入居もされています。

撮影中そして、この外観写真も含めた追加の写真撮影時にも立ち会ってはいたのですが、確かこの時は、工務店の手直し工事の段取りの悪さにムカッときて記事にする気が起こらなかった、ような。(^^;
まあ、それはそれとて、左がその時の一コマ・・・洗面・浴室の撮影を行っているところです。
カメラを構える松村さん(左)と、シャッター開放時間の半分くらいで照明を消し、全体のコントラストを整えるべく、奥の壁にあるスイッチに指を置き待機する助手の大前君です。
かようにプロの撮影とは大変なもので、写真好きとはいえアバウト撮影(?)が性に合っている自分では、やっぱり撮れません。(^^)

一方、<四世代の家>・・・こちらも<見学会報告>の記事以来のご紹介となりました。

四世代の家
四世代の家 撮影: 松村芳治  この撮影時も立ち会うつもりがカバン紛失事件で右往左往していて結局立ち会えず(^^;

毎度の事ながら、数多ある撮影カット(四世代の家:73カット・上池田の家:36カット)の中からプリントしてもらうカットを選ぶのに時間がかかり、注文したのが6月2日。急ぎませんので、とは言ったものの1ヶ月以上経ち、松村さんにしてはちょっと遅いなぁと思っていたところ、実はこの外壁の色再現に苦労されていたのだそう。
私が微妙な色合いの再現をお願いした事もあってか、なんでも近年では最多のプリント焼き直しを行ったのだとか・・・誠にお手数掛けました。m(_ _)m
まあ、黄色系はデジカメにとって青紫色系に次いで色再現が難しいと言われている色・・・カメラ雑誌によく載っている色度図という現物の色と記録されたを色がどれだけ違うかを測定したグラフでは、メーカー問わずどのフラッグシップ一眼レフでも、必ず色相が大きく緑側に偏ってますもんね。←視覚効果面からの意図的な部分もあるようですが・・・
加えて印刷する場合は、RGB(光の三原色)で記述されてされているデジタルデータをYMC(色の三原色)+B(黒)に置き換えて色分解するわけですから、モニターでの色とプリントの色を合わせるのもまた大変。
でも、その難関突破(?)のお陰で、とても満足の行くプリントをいただく事ができました。
掲載しているデジタルの画像は皆さんが見ておられるモニターそれぞれによって大幅に色再現が異なりますから、どういう感じに写っているかはわかりませんが、ほんとプリントはいい感じの色です。

という事で、今回はそれぞれ外観1点ずつのみのご紹介でしたが、竣工写真の数々はウェブサイトの<仕事と作品>ページに後日掲載しますので、どうぞお楽しみに!・・・ただ、ここしばらくは忙しく、またちょっと時間をいただく事になるかもしれませんが、忍耐強くお待ち下さい。(^^;  
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2009年05月11日

見学会報告

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見学会グワッと暑くなった昨日は、暑さにもめげず予定通り池田市において<上池田の家>の完成見学会を開催いたしました。
まあ、実のところは手直しを含め一部の工事が間に合わず、ちょっぴり未完成見学会となってしまったのですが・・・(^^;

今回は日曜日だけの開催にも係わらず、一般の方10組20名、業界関係の方9組11名、合計30名の皆さんのご来場をいただき、私たちの手掛けた空間を堪能していただきました。
お越しいただいた皆さま、誠にありがとうございました。m(_ _)m
また、見学会開催をご快諾いただいた住まい手Yさんには改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。m(_ _)m

という事で、例によって来場者が途切れた間を縫って撮った写真から(ほぼ)完成となった空間をご紹介。
玄関前でなにやら話し込む来場者の方とスタッフ
掲載写真は全てPENTAX K200 + SIGMA 12-24mm F4.5-5.6による撮影です


玄関
ギリギリ土曜日に仕上がった玄関土間の色モルタルコテ押え仕上(^^; 左手上が寝室へ繋がる開口部 下は床下収納

ペンダント照明は住まい手からの支給品で、コードを右手の窓枠上端にセード下端が合うように長いものに現場で取り替え、吊るしました。
無印良品で買った安価なものだそうですが、磁器製セードの質感も良く、なかなか似合ってました。

寝室 1
寝室  奥のFIX窓からは道路向かいのお宅の緑がちょうど正面に見えます・・・プチ借景?(^^)
寝室 2
寝室から玄関を見る

この開口は寝室から玄関土間に置いた愛車のバイクを眺めるための開口。と同時に、夏場の通風を良くし、エアコン要らずの寝室を造り出すための装置でもあります。

階段と洗面・浴室
左: 鉄骨造杉板張の階段  右: 洗面・浴室 天井のポチッは例によって室内干用の丸環
居間
居間  右手奥はキッチン 左手奥は納戸で、ロフトへはここに設けたハシゴ(既製品)で登ります
見下ろし
そしてロフトからの見下ろし  道路面からはロフト床面までは6.5mほどあるので、見下ろすとかなりの高さを感じる空間
ちなみに床板の杉の赤白(源平と言います)は、半年から1年もすると同色になり空間が引き締まります


床下収納以外これといった収納がなく、またステンレストップだけのキッチンワークトップ以外に家具もないシンプルな住まいは、「ここまで割り切れたらいいけどなぁ」いった感想も出るなど、特に理想と現実のコストバランスにお悩みの方々からは、ある意味、羨望(?)の的。
また、洗面や居間の写真にも写っている部屋の区切りを越えて伸びる横長の窓をはじめとして、視線の抜けを考えた開口部や空間配置は、とても建築面積:約10坪・延床面積:約20坪とは思えない広さを感じると、ほぼ全員の方から好評を頂いた、そんな見学会になりました。

そして、そんな見学会終了後は住まい手にお越しいただき施主検査。
先日うちの事務所で行った竣工検査でのチェック項目に加え、新たにいくつかの指摘をいただき、未施工の部分を含め、今週一杯は手直し工事が続く現場。
あと少しとはいえ、ここが肝心・・・施工工務店のトータルには、なお一層気合いを入れて。ほんま、お願いしまっせ!

それと、今回も<四世代の家>の完成見学会の時と同じように、午前中は見学会と並行して写真家・松村芳治さんに依頼しての竣工写真撮影をおこなったのですが、結果、内観は撮影完了となったものの、一部未施工部分(扉付けポストや外壁の補修など)が残る外観については、松村さんの予定と天気の様子を見ながら、また後日の撮影、という段取りになりました。ですので、残りの工事の様子も含め、もし撮影に立ち会えたら、またご紹介したいと思っていますので、もうしばらく「上池田の家の現場から」は続くのでありました。(^^)  
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2009年05月08日

完了検査

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連休返上で毎日なんらかの職方が入っていた<上池田の家>の現場。
もともと連休前の竣工予定でしたから、まあ、その努力は当たり前といえば当たり前なのですが、でもその甲斐あってと言って良いでしょう、昨日には指定確認検査機関による完了検査も無事終了することができました・・・ご苦労様でした。

居間
住まい手お手持ちのプリミティブな照明器具も吊るされた2階居間
バルコニーと居間を結ぶ開口は間口一杯に取った幅4m強の三連引きサッシ 開けるとほんと気持ち良い


同時にうちの事務所による竣工検査も行い手直し部分をチェック。
指摘した手直し事項をいよいよ明後日に迫った完成見学会までに全て補修する事は、どうもできなさそうですが、今日・明日でできる限りの事はやろうという、ほんとに追い込みの現場です。

とはいえ写真でパッと見は、ほとんど完成状態。
住まい手こだわりの洗面・浴室空間も出来上がりました。

洗面
浴室から洗面・トイレスペースを見る 便器:TOTO ネオレスト 洗面器:同 L260C

洗面と浴室を仕切るのは強化ガラスの間仕切で、左が扉、右がFIX。
こうやって撮るとステンレス削り出しのドアノブ(ZweiL ZL-1504)だけが浮かんでいるように見えますね。
ちなみにこのドアノブ、両面セットで定価63,000円というちょっとした高級品。
設計時点で、まあどうせ減額対象になって請負契約の際にはもっと安いものに変更しないとダメだろうと思いつつ選んだのですが、施工工務店トータルさんから出てきた見積額がなぜかとても安かったので(見積間違い?)、そのまますんなり採用する事ができました。(^^)v
さすがに高いだけあって、見た目も手触り感もワンランク上の感じで、選んでよかったなと思っています。  
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2009年05月02日

あと1週間

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外観暖かさというか、初夏の暑さがいきなり戻ってきた今日は、連休前の最後の現場行き。
上池田の家>へ、でした。
外部では仮設トイレも撤去され、外構工事も進んでいますが(とはいっても隣地との取り合いや駐車スペースの整地程度ですが)、今日は軽自動車が2台居座っていて、やっぱり完璧なファサードの写真は撮れず。(^^;
まあ、完成見学会まであと1週間となり、様々な業者が出入りしている現場です。

そんな中、内部の杉床を覆っていた養生ボードが昨日でほぼ撤去された事を受け、竣工写真のアングル検討も兼ねて、今日はいつものGR君に変えて、これもブログではもうお馴染みとなったSIGMA 12mm-24mm を装着したPENTAX K200D で撮ってみました。
という事で、今日はそんな写真の中からいくつかご紹介。

最初は(たぶん)初公開、玄関の土間スペースをキッチリ捉えた写真から・・・。

玄関
左: 玄関扉付近からの眺め  右: 土間からの上がり口 土間から1階床レベルへの階段は幅1.6m強の広幅階段

天井高さ3.35m。両サイドを杉相決り板張仕上とした空間にチャコールグレー色の鉄骨柱がアクセント。
幅は内々で約1.5m、奥行き約5.3mでバイク2台を余裕で駐車できる空間です。
土間は連休中に(ご苦労様です)墨モルタルで仕上げる予定。左のブルーシートの中はRC打放し仕上の腰壁です。
そして上右の写真は、広幅の階段が印象的な土間からの上がり口。
本来、というか普通の住宅ではこの辺りに造り付けの玄関収納を設けたりするわけですが、ここでは住まい手のご要望により、家具収納はもとより、押入や洋服入といった収納らしい収納は一切ありません。

厨房キッチンも左写真のようにワークトップだけのシンプルなもの。
必要な家具はこれからの生活の中で、自分で作ったりアンティークなものを買い求めて行きたいというお考えの住まい手・・・結果としてコストダウンにつながり、そのお金を左官仕上げなどグレードの高い仕上げに向ける事ができた、そんな住宅です。
まあ、なかなかここまで割り切れる方は少ないかと思いますが、より良いものをより安くのための一つの方策だとは思います。

ただ、収納らしい収納はないと言いましたが、玄関土間を見通した写真で左下にチラッと見えている開口部は、実は床下収納への出入口。
天井高さこそ1m程度ですが、断面計画上、余ったボリュームを全て床下収納にしたので、広さは驚きの7畳!・・・まあ、たいがいの物は入るという隠れた大収納なのでした。
・・・この辺りはぜひ完成見学会をお楽しみに!です。

厨房から居間
前回の記事でも紹介した「厨房から居間を見る」の構図ですが、さすが超広角レンズ、余裕で空間全体が入ります
居間
居間もまたしかり
ちなみに今回の床板は工務店知己の製材所による徳島県産杉材 赤白の源平板ですが木目や乾燥度は良い感じです


最後は、強化ガラスのFIX間仕切と枠なしのガラスドアもセットされ、衛生機器や浴槽の据付けが進む洗面と浴室・・・。

洗面・浴室
この水回り空間は住まい手こだわりの空間の一つで、おそらくこの住宅でもともお金のかかっている空間です(^^)v  
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2009年04月28日

追い込み

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八重桜
八重桜の花弁 川西市・絹延団地にて

先日の雨で八重桜の花も終わりやねぇ、なんて感じながらいつもの通勤道を歩き、今朝は<上池田の家>へ直行。
工事はいよいよ追い込み段階に入り、現場では様々な職方が出入りしています。

2階
キッチンスペースからロフトの壁越しに居間を見る 勾配天井に反射した光が柔らかく差し込みます

今朝は手持ち照明の持ち込み方々住まい手も来られて、外構などの最終的な詰めに加え、登記関連の打ち合わせなども行いました。

建具とタイル
左: 白い雲竜紙の戸襖も吊り込まれた寝室の開口部 右: タイル張が進む洗面と浴室 壁の目地から向こうが浴室です

浴槽このように洗面と浴室ではタイル工事の真っ最中。
壁は白色の25mm角モザイクタイル、床は濃いグレーの300mm角断熱タイル(INAX サーモタイル)張で仕上げ、浴槽には今回、据置型の浴槽(TOTO ラフィア)を採用・・・と、現場で打ち合わせをしている際、ちょうどその浴槽が搬入されてきました。(^^)
写真は浴槽の裏側。タイル工事が終わった後、据え付けられる予定ですが、どんな感じになるか楽しみです。

そんな、なんだかんだでごったがえす現場ですが、ロフトスペースは既に床の養生ボードもめくられてほぼ完成状態・・・ほど良いスケール感と光で、とても気持ちの良い空間に仕上がっていたのでした。

ロフト
浴槽の写真のみNikon P50 他5点はGR DIGITAL  
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2009年04月23日

ファサード

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シャガ
シャガ  以下4点ともGR DIGITAL

池田の新名所、ビリケン像の足元に咲いていたシャガの花。
通勤道でそんな花を見かけた昨日、<上池田の家>では予定通り足場が解体されファサードがその姿を現しました。(^^)v

ファサード

・・・ブルーシートに囲われた仮設トイレがちょっと邪魔ですが。(^^;
ワラスサ入り土モルタルはまだ完全に乾いていないので、色ムラがあるように見えますが、乾いてゆけばそれらムラも取れてくるはずです。
ちなみにこの住宅では軒裏もワラスサ入り土モルタル仕上。

外壁見上げ
モックアップを見ながら住まい手と決めた横格子のピッチも良い具合

屋根は切妻屋根ですが、この道路側の立面では軒樋を内樋としてフラットルーフのように見せる事で、余計な線のないシンプルなファサードに仕立てています。

一方、室内も足場を覆っていた養生シートが取れて一気に明るく・・・。

寝室
1階寝室 左の開口部越しに覗くのは杉板張の玄関

玄関との開口部から奥の下がり天井は、上階のバルコニーの防水立上り高さを住宅瑕疵担保責任保険で規定された分だけ確保するために床を下げた事から生じたものですが、単純に下げるのではなく、梁を見せ、開口部枠とあわせ杉材の部分がT字型になるようデザインする事により、空間に一つの「味」を加えました。
ちなみに天井高は手前が2.15m、奥が2.03m・・・ミニマムな寸法ですが、寝室としてはとても居心地の良い空間です。  
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2009年04月21日

またまた左官

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現場の様子はまたまたといった感じですが(^^)、今回も左官のお話。
上池田の家>の現場で、土曜日から今日に掛けて行われた外壁と内壁の左官仕上げを中心にご紹介してゆきます。

練り 1
ワラスサ入りモルタルの材料をモルタルミキサーで練るの図  以下9点ともGR DIGITAL

以前からお伝えしているようにこの住宅の外壁仕上げも<四世代の家>と同様、ワラスサ入り土モルタル。土曜日に仕上塗の工程がはじまりました。

練り 2
ワラスサ入りモルタルの材料を調合するの図

<四世代の家>ではセメント以外の材料を予め調合して現場に持ち込んでいましたが、ここではモルタルミキサーの中で現場調合・・・熟練の職人さんであれば、それでもロットごとのばらつきは微塵もありません。
それにしても加えられる左官用顔料のカラフルな事・・・茶・緑・青・黄・黒と5種類の顔料が加えられてこの外壁の色が作られてゆきます。ちなみに白色は配合セメントとプラスターです。

塗りそして塗り、なわけですが、この現場は隣地との間が狭いため、足場の幅が窮屈で作業もたいへん。
それでも滑らかに塗り上げられてゆくところはさすがです。

その後、丸一日乾燥させて翌日曜日に掻き落とし。
私は立ち会えませんでしたが、月曜日の朝に現場に行ってみると、深みのある豊かな表情で掻き落されていました。

掻き落とし

お手製剣山この左官屋さんにワラスサ入り土モルタル仕上をお願いするのは<小曽根の家>に引き続き2回目ですが、ほんとに掻き落しが上手い。
見た目で素材の厚みが感じられるというか、実に左官壁らしい壁に仕上げられています。
その秘訣の一つは、左のように掻き落しメカにお手製の剣山を使っているからなのかもしれません。
合板に釘やビスを打っただけのものですが、このランダムさが秘訣なのかも?!

ただ色目に付いては、調合している時から住まい手と決めた色見本より緑がかっているんじゃ、と指摘したものの、乾けば見本の色に近づくと言うので任せていたところ、まだ乾燥途中とはいえ、やっぱりどうも乾いても緑勝ちのような・・・まあ、難しい色とはいえ、やり直しのできない仕上げ、もう少し見本に近づけて欲しかった・・・。

内壁 1
2階の壁を仕上げてゆく左官職

一方、内部では月曜日から壁の最終仕上、薄塗漆喰塗がはじまりました。
金鏝で塗った後、樹脂鏝(左)や面引き鏝(右)で仕上げられてゆきます。
塗っているのは四国化成の<ネオしっくい>という消石灰に麻スサとカラギーナン(食品添加物)を配合した左官材。塗った当初はベージュ色をしていますが、乾くにつれて漆喰独特の柔らかい白色に色目が変化してゆきます。
ちなみにこの現場では外壁の左官屋さんと内壁の左官屋さんは別の業者・・・施工工務店のトータルさんでは、それぞれの得意分野で左官屋さんを使い分けているそうで、さすが建売住宅から能勢の古民家修復まで手掛けている工務店と、関心するところではあります。

内壁 2
今日の様子 写真ではわかりにくいかもしれませんが、昨日塗られた左の壁は徐々に白色へと変わりはじめています

まあ、そんな左官工事の様子でしたが、現場ではもちろん左官以外にも浴室のタイル張下地(ここの浴室はユニットバスやハーフユニットではなく在来工法の浴室)やバルコニーの杉板スノコ張などの工事も着々と・・・。

浴室とバルコニー
左: タイル張下地のモルタルの付きを良くするために塗膜防水の上に珪砂(寒水石)が打ちふられた浴室の壁
右: スノコ張用の束を立てる大工職 束は外部用プラスチック束<フクビ マルチポスト> 水勾配にも対応できて便利


今日・明日で外部金物や電気設備の取り付けも完了し、明日の午後にはいよいよ外部足場が取り除かれて、外観の全貌がお目見えする予定・・・そうなれば、またご紹介したいと思っていますので、どうぞお楽しみに!です。  
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2009年04月14日

壁下地塗

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ベニハナミズキ
久しぶりの雨に濡れるベニハナミズキ 能勢街道にて  以下5点とも全てGR DIGITAL

ソメイヨシノの季節も終わり、ハナミズキの花がチラホラと目に付きはじめたここ池田川西界隈。
そんな中、今日は<上池田の家>へ。
現場では昨日から内壁に施す薄塗漆喰仕上のための下地塗が行われています。

下塗り 1
左官職5人での一斉作業

塗っているのはカーボンプラスターという下塗材・・・その名のとおり炭素繊維が配合された石膏系の下塗材で、塗厚は1.5mm程度。見る見るうちに金鏝で塗り上げられて行きます。

下塗り 2
左: 金鏝で塗り上げた後は樹脂鏝を使って平滑に・・・写真が悪くてよくわからないかもしれませんが (^^;
右: 昨日下塗りされた2階・・・炭素繊維が黒いので全体としては灰色に見えます


これで1週間ほど置いて乾燥させ、来週はじめからはいよいよ薄塗漆喰仕上げに入る予定。
外部のワラスサ入り土モルタルも今週中には施工予定で、そうなれば一気に完成へと近づく上池田の家です。

ヤマブキ
事務所近くのとある工場ではヤマブキの花も満開・・・雨の中、黄色が輝いていました  
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