2010年05月10日

取材

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芽吹きの遅い樹々も新芽を吹きはじめた今日この頃。

樹
池田市・伊居太神社参道にて  以下2点ともGR DIGITAL III

そんな季節の中、<四世代の家>では4月19日の記事<一年点検>でチラッと触れていた雑誌の取材がありました。
一年点検でチェックした補修も終わりグットタイミング。

撮影風景
例によって、あれやこれやをカメラの後ろに移動して綺麗さっぱりの内観写真撮影 (^^)
住まい手Aさん曰く「自分の家じゃ、ないみたい」・・・ご家族揃ってのご協力をありがとうございました&お疲れ様でした!


掲載誌は大阪ガス発行の季刊誌「住まう」。
書店で売ってる雑誌ではありませんが、大阪ガスのショールーム<DILIPA>やガスショップに行けば無料で貰えます。
掲載は2010年夏号(8月10日発行)の予定。機会がありましたらぜひご覧下さい。  

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2010年04月19日

一年点検

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土曜日は久方ぶりに<四世代の家>へ・・・恒例、竣工1年後の定期点検で施工工務店と共にお伺いしてきたのでした。

四世代の家
着いたのは夕方4時 西日に外壁の黄土色が映えていました  以下3点ともGR DIGITAL III
ちなみに本来は竣工以前に電線地中化で無くなるはずだった電柱は今だ健在・・・大幅に工事が遅れているようです


いつものように建具の不具合(反りや擦れ)や入隅のチリ切れなどをチェックして、だったのですが、今回はガスコンロのトップ部分が異常に加熱するという不具合が・・・こういった不具合ははじめて。
数ヶ月前から急になったそうです・・・火にかかわる事ですから、早急に点検・修理を手配、といった今回でした。

合わせて駐車場の舗装をそろそろ(現在は砕石敷き)など、何点かの追加工事見積の話も頂いたり・・・こういったメンテ仕事は、不況の昨今、たとえ小規模でも工務店にとってはありがたい事ですね。

外付けブラインドご主人の勤務先の取扱い商品、外付けブラインド<エーデル・フェンスター>も快調に作動・・・当たり前。(^^)

今回お邪魔して、印象的だったのは四世代の「長」であるお祖母さんが「私の部屋なんて、もう床暖房でホッカホカ」と、ほんとに満面の笑みで喜ばれていた事・・・だからと言うわけでもありませんが (^^)、近日中に大阪ガス発行の雑誌の取材が入ります。
その折には、取材の様子などをアップする予定でいますので、どうぞ、お楽しみに!

屋根の上から
屋根に上れる家ですから、屋根の上ももちろん点検 (^^)
ちなみに見えているタワークレーンは、先月か先々月だったか1機が倒れてニュースにもなったクレーンです
  
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2009年07月13日

引越し後

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土曜日の午後は<淡路の家>の打合せで淡路市の住まい手 I さん宅へ。
実施設計段階に入り、サッシなどの開口部や室内の仕上げなどについて3時間半、みっちりと確認や打合せを行い、住まい手自らの設計となる家具についても様々にアドバイス。
で、この日は実家にはよらず、とんぼ返り。
明けて日曜日の朝は伊丹市の<四世代の家>へ・・・ご引越し後はじめての訪問です。

アプローチ遅ればせながらではありましたが、例によって工事中の変更内容などを加えた竣工図面や現場工程写真、そして竣工写真データなどをお届けがてらのお宅拝見だったでした。
ご引越し直後「階段から滑って骨折事件」といった事があったにもかかわらず、当事者のお母さんはじめ、Aさんご夫妻、お祖母さんと、皆さんから感謝のお言葉をいただき、ちょっと恐縮気味のご訪問ともなりました。(^^;

ちなみに引越し後の暮らしぶりなどは奥さんがブログで時々綴っておられています。↓
cAnvas×cAnvas Diary
写真はこの日に撮ったものから まずはアプローチ  以下5点ともPENTAX K200 + SIGMA 12-24mm F4.5-5.6

植替え時期が新芽が芽吹いた後だっただけに、ちょっと根付きが心配だった既存の庭木も、立ち枯れなど無く元気に根付いている様子。
芝生も育ち盛り、といった観・・・そろそろ刈り込まないと茎が這って暴れてきますよ、といった話をしたところ、さっそく奥さんがネットで芝刈り機を探されて、ご主人と共に、あれが良いだの、こっちの方が良いだのと論議。(^^)
最後にはなぜか最近ダウンロード公開された<Internet Explorer 8>の話になっていましたが・・・(^^;

主庭
南側の主庭  以前から持っておられた木製ブランコがよく似合っていました

室内も心地よく・・・草(真行草の草)仕立ての床の間にはお祖母さん筆の書が飾られ、座卓にはもう締めなくなったと仰る帯がディスプレイされた畳の間。

畳の間

そして、書斎。
写真が暗くてちょっとわかりにくいかもしれませんが、床には小さなペルシャ絨緞が・・・と、実はこの絨緞に合わせて板間部分の寸法を決めていたのですが、バッチリ・ピッタリ。(^^)v

書斎

パソコンも壁の色に合わせて赤系色。そして棚の上にはチェ・ゲバラ・・・よく似合っていました。  
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2009年07月03日

竣工写真×2

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上池田の家>と<四世代の家>の竣工写真が、今朝、松村さんから送られてきましたので、その出来立てホヤホヤをチラッとご紹介。

上池田の家
上池田の家 撮影: 松村芳治

<上池田の家>の前回の記事は<見学会報告>・・・それから早、2ヶ月近く。
そのラストで「・・・残りの工事の様子も含め、もし撮影に立ち会えたら、またご紹介したいと思っていますので、もうしばらく「上池田の家の現場から」は続くのでありました」と締め括りながら、その後の機会を逸したり、紹介できるような写真も撮れなかったりで、まったく記事にしておりませんでしたが、もちろん残工事もとうに終わり、ご入居もされています。

撮影中そして、この外観写真も含めた追加の写真撮影時にも立ち会ってはいたのですが、確かこの時は、工務店の手直し工事の段取りの悪さにムカッときて記事にする気が起こらなかった、ような。(^^;
まあ、それはそれとて、左がその時の一コマ・・・洗面・浴室の撮影を行っているところです。
カメラを構える松村さん(左)と、シャッター開放時間の半分くらいで照明を消し、全体のコントラストを整えるべく、奥の壁にあるスイッチに指を置き待機する助手の大前君です。
かようにプロの撮影とは大変なもので、写真好きとはいえアバウト撮影(?)が性に合っている自分では、やっぱり撮れません。(^^)

一方、<四世代の家>・・・こちらも<見学会報告>の記事以来のご紹介となりました。

四世代の家
四世代の家 撮影: 松村芳治  この撮影時も立ち会うつもりがカバン紛失事件で右往左往していて結局立ち会えず(^^;

毎度の事ながら、数多ある撮影カット(四世代の家:73カット・上池田の家:36カット)の中からプリントしてもらうカットを選ぶのに時間がかかり、注文したのが6月2日。急ぎませんので、とは言ったものの1ヶ月以上経ち、松村さんにしてはちょっと遅いなぁと思っていたところ、実はこの外壁の色再現に苦労されていたのだそう。
私が微妙な色合いの再現をお願いした事もあってか、なんでも近年では最多のプリント焼き直しを行ったのだとか・・・誠にお手数掛けました。m(_ _)m
まあ、黄色系はデジカメにとって青紫色系に次いで色再現が難しいと言われている色・・・カメラ雑誌によく載っている色度図という現物の色と記録されたを色がどれだけ違うかを測定したグラフでは、メーカー問わずどのフラッグシップ一眼レフでも、必ず色相が大きく緑側に偏ってますもんね。←視覚効果面からの意図的な部分もあるようですが・・・
加えて印刷する場合は、RGB(光の三原色)で記述されてされているデジタルデータをYMC(色の三原色)+B(黒)に置き換えて色分解するわけですから、モニターでの色とプリントの色を合わせるのもまた大変。
でも、その難関突破(?)のお陰で、とても満足の行くプリントをいただく事ができました。
掲載しているデジタルの画像は皆さんが見ておられるモニターそれぞれによって大幅に色再現が異なりますから、どういう感じに写っているかはわかりませんが、ほんとプリントはいい感じの色です。

という事で、今回はそれぞれ外観1点ずつのみのご紹介でしたが、竣工写真の数々はウェブサイトの<仕事と作品>ページに後日掲載しますので、どうぞお楽しみに!・・・ただ、ここしばらくは忙しく、またちょっと時間をいただく事になるかもしれませんが、忍耐強くお待ち下さい。(^^;  
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2009年04月27日

見学会報告

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土曜日は終日雨、日曜日は時折青空が覗いたりするもの雨も時々ドバッと降ってくるといったあいにくの天気でしたが、予定通り伊丹市において<四世代の家>の完成見学会を開催し、無事終了する事ができました。
しかーし、そんな天気だったにもかかわらず会場は大盛況!
両日ともに来場者が途切れる事がなく、一般の方14組28名、業界関係の方13組18名、合計46名の皆さんのご来場いただき、私たちの手掛けた空間を堪能いただきました。
お越しいただいた皆さま、誠にありがとうございました。m(_ _)m
また数組の方からは次のステップへ、というお話もいただき、心より感謝!です。

ただ、時間帯によっては盛況すぎて、天気が悪い中ご来場いただいたにもかかわらず、何組かの方とはあまりお話できる時間も取れなかった点、申し訳なく感じております。
この場をお借りしてお詫び申し上げます。m(_ _)m

見学会場さて、そんな見学会の様子を、ですが、例によって盛況時には私もスタッフも写真を撮るヒマなんてないので、ちょっと閑散としていますが、まあ、こんな感じ。
今回は初の試みとして、下写真のように住まい手のお勤め先・日本オスモの各種カタログ配布や大阪ガスの協力によるパネル展示なども行って、こういった見学会で興味度ランクの高い設備や素材の解説補助アイテムとしたりしてみました。
展示パネル
左: 1階家族の間に置かれたカタログやパネル展示  右: 浴室ではミストカワックの解説

日曜日は見学会と同時に、見学者の合間を縫って写真家・松村芳治さんに依頼しての竣工写真撮影第1弾(第2弾は29日の予定)も行いましたが、それらの写真はまた後日ご紹介するとして、今日は見学会前の午前中に撮った私の写真から、晴れて竣工!の室内の様子をお伝えします。
ちなみに外観はお天気がお天気でしたから撮れてません(^^;・・・こちらはまた後日という事で。
撮影は全てPENTAX K200 + SIGMA 12-24mm F4.5-5.6です。

1階家族の間
畳の間から1階家族の間を見る  皆さんにはこの幅広の窓から眺める主庭の景色がとても好評でした
畳の間
仏間を兼ねた畳の間  仏壇はエアコンをはめ込んだ格子の下に入ります 正面の床柱は桧の錆丸太

この畳の間は唯一、親世帯と子世帯で共有するスペース。
普段は(大勢が集まる法事の際にも役立つ)親世帯の家族の間から連続した空間となっていますが、子世帯の来客が宿泊などされる時には、手前の鍵付き戸襖を閉め、子世帯の玄関へと繋がる奥左脇の通路(明かり障子のある所)から客を通す事で客間としても使えるように工夫しています。
また、この320mm上がる段差は以前にも書いたと思いますが、意図的に設けたもの。
畳と板間がフラットだと高齢者には立ったり座ったりが大変ですが、段差を設けてあると、一旦椅子座する形でにじって出入りできるので、かえって楽!という事で設けてあります。
で、例によって段差下は床下収納。
ちなみに6畳間に見えますが、これはフェイク。間取りが平面計画上、変形の4.5畳半となったので、小間畳を使って6畳敷きの様に敷いてみました・・・結果、写真からだけでなく実際にその空間に座っていても、日本人としての生活習慣(?)からか、結構広く見えます。(^^)

2階家族の間
2階家族の間  食卓はフローリングなどでもお世話になった住まい手ご主人のお知り合い、智頭のサカモト製で特注品
デザインはご主人と坂本さんが飲み屋で決めたものだそうですが(^^)、杉柾目材の寄木造り・・・なかなか良い感じです

書斎
そして書斎  ベネシャンブラインドが設えられて空間が完成
空への階段
最後は空への階段  見学会では雨のせいで、あまり屋根上を覗いてもらう機会が取れなかった点が残念でした

今日・明日と手直し工事、29日には竣工写真撮影第2弾とまだちょこまかとご引越し前の作業は続きますが、日曜日の見学会終了後には工務店から住まい手への(取りあえずの)引渡しも行われ、30日には晴れてご入居の予定。
Aさんご家族の皆さま、誠におめでとうございました。!(^^)/
これからもメンテナンス等でお付き合いは続きますが、ここは大きな一区切り。至らぬ点も多かったとは思いますが、長い間のお付き合い、誠にありがとうございました。m(_ _)m
これからのお暮らしぶりと生み出された空間がじんわりと馴染んでゆく事を、期待し、願っております。  
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2009年04月24日

夜の現場

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四世代の家>では、昨日ようやく、工事中の仮設電力から本設電力へと切り替わり、全照明が点灯。それを受けてスタッフが夕方から現場へと向かい、照度のチェックなどを行ってきました。
という事で、完成見学会前最後の記事は、見学会でもご覧いただけない夜の様子をご紹介しましょう。

夜景

道路側の外壁はこんな風に外灯(水銀灯?)に煌々と照らされるので、黄緑色に・・・(^^;

2階家族の間その外灯以上に光り輝いている鉤形の開口部は2階家族の間の窓。
以前にも書いたようにこの住宅は明るく明るくがテーマですが、それは夜も同じ。
どこにいても本が読めるくらいに、という奥さんのご要望に合わせ、できるだけ均一な照度が得られ、かつシンプルデザインで空間を邪魔しない照明計画を心掛けました。
その一つが左写真にも写っている天井のライン照明。
普通の直管蛍光灯ではなく、両端に電極の金物部分が無いシームレスラインランプを半埋込みで天井に取り付け、蛍光管から出た光が天井にも反射して部屋全体が明るくなるように仕立てています。
手前は米松練付合板仕様のワークステーション ユニットの左端はミーレの食洗機

一方、ご主人のためのあの部屋は・・・

書斎
書斎 本棚やカウンターなどの木部はOSMOワンコートオンリー・ローズウッド色塗  以上3点ともNikon P50

・・・どうやら美味しいお酒が飲めそうです。(^^)v  
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2009年04月22日

竣工間近

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完成見学会まであと3日となった<四世代の家>では最終の仕上工程が急ピッチ。
外部では植栽もほぼ整いました。

レンゲツツジ
子世帯用玄関脇に植えられたレンゲツツジ  以下6点とも全てGR DIGITAL

植木のほとんどは建替え前のお住まいからあった樹々の再植樹。工事中、敷地の隅に仮植えしていたものを一昨日の月曜日に住まい手と共に位置決めしたところに植え込んでいます。

植栽工事
芝生張りが進む南側の主庭

上右のベニシダレは、枝垂れのモミジが欲しいというお祖母さんに亡くなられたお祖父さんが買って来てくれたという思い出の品で、「ぜひ畳の間(兼仏間)から見える場所に」というお祖母さんのご希望通りの位置に植え込まれました。
こういうお話は建替えならでは・・・なんだかとても心温まる思いです。 

一方、1枚目のレンゲツツジの植込みからヒョロリと伸びる下写真のイロハモミジは図面にも見積にも無かった樹木。
工事前に現場を下見に来た造園屋さんが「ここには低木だけでなくスラットした立木が絶対あった方が良い」と言い、「そりゃそうかもしれないけれど、予算が・・・」とかなんとか応えていたら、結局、サービス(費用の半分くらいは越智工務店さんの負担との噂も?)で植えてくれる事になった樹・・・こちらも心温まる話ですね?!(^^)v

イロハモミジ

ちなみに造園屋さんは神戸や芦屋に店を構える二楽園さん・・・感謝の意味を込めて宣伝しておきます。(^^)
二楽園ウェブサイト: http://www.nirakuen.com

2階家族の間 1
2階家族の間

さてさて、内部では床を覆っていた養生ボードも既に取り払われ、住まい手こだわりの智頭杉の床板が現れています。
そうそう、月曜日には指定確認検査機関による完了検査も終了しました。

2階家族の間 2

正井建築舎史上最多、実に80枚近くに及ぶ木製建具の吊り込みと塗装(OSMOウッドワックスフロアクリアーラピッド塗)も終わり、明日からは最後の最後の工程、美装工事へと移ります。
・・・そして、いよいよ完成見学会へ。
これをご覧の皆さま、今からでも参加のお申込みは遅くありません。ぜひ来て、見て、体感して下さい。
皆さまからお申込みをお待ちしております。!(^^)/~  
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2009年04月13日

玉砂利洗出シ

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昨日の記事でも触れたように土曜日も<四世代の家>へ、でしたが、今日はその日に行われていた工事から昔ながらの左官仕上げの一つ、玉砂利洗出シの様子をご紹介。

洗い出し 1
1階親世帯へのアプローチを施工中 1階へのアプローチはバリアフリーに配慮してスロープとしています

玉砂利洗出シ仕上は、モルタルに玉砂利を混ぜて塗り、ある程度乾いたところで表層のモルタルを洗い流して玉砂利を露出させる左官仕上げで、うちの事務所では玄関土間やこういったアプローチの仕上げとしてよく使っている工法です。
混ぜる玉砂利の大きさによって仕上がりの表情が大きく変わりますが、私の場合、もっぱら用いるのは1分5厘(4.5mm)から2分(6mm)程度の小粒のもの。
粒が大きいと立ち上がりなど垂直部分では玉砂利が剥落してしまうので施工できませんが、小粒だと可能で、形状にかかわらず仕上げを連続させる事ができますし、何よりも柔らかな表情になるので好んで使っています。

この施工で難しいのは、洗い出すタイミングと玉砂利の頭をどの程度出すかの洗い出し方。
玉砂利の頭を出しすぎると後でポロポロはがれてきますし、洗出しが足りないと風合いが失われる・・・表層のモルタルの硬化を遅らせる薬品なども使いますが、季節によって大きく変わるそのタイミングを見計らうのは、やはり長年の経験、まさに職人技の世界です。

洗い出し 2
左は洗い出し直後 乾くと右のようになります(多少まわりの土が上がって汚れていますが・・・)
玉砂利の種類には混ざっている砂利の色目によって大磯・五色・御影・那智黒などがありますが、今回は大磯


で、施工中の左官屋さん二人の会話から・・・仮に佐々木助三郎渥美格之進としておきましょう。(^^)
助さん: こんな仕事もそのうち廃れるやろなぁ。
格さん: そやなぁ。若い子はようせんわなぁ。
助さん: そういや、ジントギの仕事もなくなったなぁ。
格さん: ああ・・・もうやり方、忘れてしもたわ。
助さん: ・・・・・・
ジントギとは人造石研出シ仕上げ、別名現場テラゾとも言われる仕上げで、セメントに顔料と大理石などの砕石を混ぜ、硬化してからサンダーや砥石で研ぎ上げて石張りのような風合いに仕上げる工法で、左官職の手間代より石張りの材料費の方が高かった昔、たとえば学校の土間や手洗い場などによく用いられた仕上げです。
でもそれも今は昔、材料費よりも手間代の方が高くなった現在ではほとんど用いられなくなってしまいました。
私自身も20年くらい前に一度採用したっきり・・・その当時でも安い石張りと同じくらいの材工単価だったと記憶しています。
でも、この会話を聞いていて、小さな部分でも良いから時々はそんな滅多にない仕上げを指定して、技術を継承して行くための設計者側からの一助みたいな事もしないといかんなぁ、と思ったこの度だったのでした。

鴨神社
土曜日に行った鴨神社境内にて
黒セメントに薄桃色の砕石でジントギするとこんな感じになるんでしょうね、というイメージで(^^)
  
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2009年04月09日

夏日

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滝山の桜
我が家の最寄駅・のせでん滝山駅近くで存在感を示す<滝山桜>・・・こちらも今が見ごろ  以下5点ともGR DIGITAL

あったかい朝やなぁ、などと感じつつ、少し遅めに自宅を出て<四世代の家>の現場に向かった今日ですが、現場に着く頃には暖かいを通り越し・・・暑い ;;;。
上着を脱いでシャツの袖をめくっていても、日向でウロウロしていると額から薄っすら汗が・・・で、事務所に戻って気象庁の気象統計情報で調べてみると、大阪は今年はじめての夏日(最高気温:25.9℃)だったようで、近畿の各地も今年最高の気温を記録したとか。まあ、通りで暑かったわけですね。

と、そんな初夏を思わせる陽気の中、今日も現場では外に内に様々な職方が出入りし工事が進められています。

外構と厨房
左: 道路沿いの既存塀を生かしたアプローチの工事 棟梁(左)も現場に復活
右: 1階厨房 右手は天井いっぱいに造り付けた食器棚 ローユニットはハーフェレの金物を使った引出式収納


照明器具をはじめ様々な設備機器の取り付けもはじまり、大工に左官、電気に空調、水道にガスと、いろんな職人さんたちで大賑わいの現場です。

ガスボイラーさて、今日はそんな取り付けが進む設備機器の中から日常ではあまり見かけないだろう思われる写真を一つ・・・ガス給湯暖房機の配管接続部です。
一台で給湯と追炊き、床暖房用の低温温水循環(6系統)、ミストカワック用の高温温水循環の4役を兼ねる高機能ボイラー。
それだけに接続配管の数は写真のようにすごいもの・・・間違えないようヘッダー接続口とフレキ配管の両方に系統を書いてあるところがなんだかかわいいですが。(^^)

10年ほど前、OMソーラーの住宅ばかり手掛けていた頃は、こういった給湯と暖房を兼ねた集約型のガスボイラーは、配管に無理があるせいか不具合や故障が多いため、少し高くはついても給湯用と暖房用は別々のボイラーで、というのがセオリーで、<苦楽園の家>や<奥天神の家 I>で使った低温水床暖房でも2台に分ける設計を行ってきたのですが、今回はじめて大阪ガスの普通の床暖房<ヌック>を使うに当たり、大阪ガスの担当者の話をいろいろ聞いていると、近年はそうでもないよう。
むしろ省エネやコストなど総合的にを考えるとメリットの方が大きい・・・という事で、今回はじめて集約型の高機能ボイラーを採用してみたのでした。
まあ、それにしても瞬間湯沸器さえ珍しかった時代に育った人間としては、凄いもんだなぁと思う昨今のガス機器です。

階段見上げ
今日の現場写真はゴチャゴチャしたところばかりでしたので、最後はスッキリとした写真で締め括り(^^)
1階から2階への階段から見上げた空への階段 もう一度塗装を重ねて踏板を付ければ完成です
  
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2009年04月02日

あと3週間

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桜並木
<四世代の家>近くにある団地の桜並木 3分から5分咲きといったところでしょうか

という事で、今朝はそんな伊丹界隈のソメイヨシノを愛でながら<四世代の家>の現場へ・・・。

2階家族の間
2階家族の間

壁・天井のアクリルエマルションペイント(関西ペイント:ビニデラックス300 F☆☆☆☆)塗はほぼ終わり、塗装工事は木部のOSMOウッドワックス塗へ主力を移す、といった観の現場です。
上写真で、現場監督とスタッフが打ち合わせをしている奥で作業している二人が塗装職・・・シナランバーコア製の造作収納にウッドワックスを塗っているのでした。

一方では、家具の取り付けも進行中・・・下写真は2階キッチンで、現場で継ぎ合わせた人工大理石製ワークトップの継ぎ目を磨き上げ、完璧に継ぎ目を消してしまう作業を行っていて、まあ、職人技の見せ所といったところです。

人工大理石研ぎ出し

工事契約前、予算調整のための大幅な減額変更で、キッチンも大工工事にして安くしないとダメか、と一時は真剣に検討したりもしていましたが、一部のユニットこそ取り止めとしたものの、代打逆転ホームランくらいの勢いで(?)なんとか家具工事として生き残り、晴れてこの日を向かえる事ができ(T T)・・・まあ、そんな感じのキッチンです。(^^)
1階・2階共にワークトップは白色系の人工大理石、扉は1階がやはり白色系のメラミン化粧板、2階は米松練付合板にOSMOウッドワックス塗で仕上げます。
現場に入ってからも住まい手との打ち合わせを重ね、限られた予算の中ではありますが、ご要望を十二分に盛り込んだワークステーション・・・完成見学会をお楽しみに!です。

書斎
やはり塗装工事が進む書斎  以上4点ともGR DIGITAL

こちらは記事<遮音>で触れていた闇の中にワインレッドが浮かび上がる、そんな仕立ての書斎。
色を決めた際には、非日常的ないわゆる「ハレ」な空間にシフトしすぎるのでは、という若干の危惧も抱いていたのですが、ある程度は予測していたように「ハレとケ」の中間的な空間と言えばよいでしょうか、私が理想だと考える書斎向きの空間に・・・って、この写真じゃわかりませんよね。(^^;
という事で、こちらも完成見学会に、乞うご期待!(^^)、なのでした。

-----おまけ-----

スタッフが今朝、現場に着いた際、ルーフに怪しげな装置を載せた車・・・そう、グーグルのストリートビューを撮影しているとおぼしき車に遭遇したそう。
下写真がそれ。

グーグルカーこの写真のみNikon P50
背景が煩雑だったので、アバウトなレタッチでストリートビュー車を強調しています


ネットで流れている情報に照らしてからに、ストリートビュー車に間違いないでしょう・・・たぶん。
ただ、この現場前の道路は工事着工前にストリートビューされていて、伝え聞くグーグルの方針では、更新よりも範囲拡大優先だそうですから、この住宅の姿がアップされるのは、まだ、だいぶ先かもしれません。  
Posted by masai at 19:06 PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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