2009年11月17日

中11日

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インフルエンザからは完全回復したものの、復帰すればしたで停滞していた仕事がドドーンで、てんやわんや状態・・・で、気がつけばブログの更新できず記録を更新(?)して、中11日となってしまいました。(^^;
この間、お会いした方、また連絡いただいた方々皆さんに「だいじょうぶですか」のお声を掛けていただきご心配をお掛けしました・・・でも、もう大丈夫です。(^^)v
お気遣いいただいた方々皆さんに、改めて、お礼申し上げます。m(_ _)m

光明公園
事務所斜め向かいの光明公園にて

さて、そんな中、先週は2軒のお住まいのメンテナンスへ。
土曜日は<急傾斜地の家>・・・板張りの外壁辺りから雨漏りがしているのでは、というご連絡を受けお伺い。
でも、結局、雨漏りはなく一安心で、1時間ばかりお茶しながら、ご引越し後の暮らしぶりなどをお聞きし、楽しい一時を過ごさせていただきました。
ちなみにこちらもちょうどこの時、長男君がインフルエンザでダウン中・・・ほんとに流行ってます。くどいようですが、皆さんもほんと、お気を付け下さい。

急傾斜地の家
急傾斜地の家 手入れの行き届いた芝生とレッドロビンが外壁に映えてました

さてさて、それをさかのぼる事、10日の火曜日には<岬町の家>へ。
こちらも理由は雨漏り・・・2005年6月18日の記事でも書きましたが、どんな大雨でも風が無ければ漏らないものの、年に1・2回、南からの暴風が吹くと雨漏りするという現象で、その記事の際には原因は特定できずと書きましたが、その後も何回か施工工務店の大和建設さんに行ってもらう中で、原因はほぼ間違いなく、施工精度の問題などではなく、アルミサッシ自体の気密水密性の問題と判明。

岬町の家
岬町の家 アプローチから玄関越しに中庭を見通す 杉板素地仕上の外壁が訪ねるごとに侘びの風合いに

南面に大きく取った高窓のアルミサッシ。
南側には宅地(空き地も多い)が広がり、遮るものが何も無く、南からの強い風雨を受けるとその風圧力がアルミサッシの気密水密性能を超えてしまい、結果、下枠から雨が吹き込むというのが原因でした。
以前に雨漏り箇所を特定するため、高圧放水しても漏らなかったくらいですからよほどの事・・・まあ、風の力だけで網戸が右に左に動いてしまう事もあったそうなので、さもありなんなのかもしれませんが。

サッシ部分詳細
左写真が問題のサッシ
杉の額縁部分に吹き込んだ際のシミが残り、アルミの下枠も吹き込む埃のせいか普通以上に汚れています
右写真は対策後: こちらの写真のみ大和建設提供


で、対策としては引き違いサッシをFIXガラスに取り替えれば、まず万全なのですが、それでは夏場の熱気を高窓から抜くという事もできなくなってしまいます。
実際、以前の対策で、二つある窓のうち、一つはサッシ障子と枠をシール止めして防水していたのですが、やはりそれでは不便という事で、今回はそのシールもはがし、右写真のように、サッシ内側に板金加工の雨返しを取り付ける対策を施したのでした。
というわけで、直接現場で板金職も交え、形状をああじゃこうじゃ考察・・・幸い室内からはアッパーライトのカバーで見えない事もあって、大き目の形で取り付けたのでした。
これで万全!とは現時点では自信を持って言えず、今後の様子も見なければなりませんが、諸々の条件を含めて考えると、かなり有効な雨対策なのでは、と思っています。
また、これほどの事象を設計や現場監理の段階で予測するのは難しく、住まい手Oさんにはご迷惑をお掛けしっ放しですが、今後のためにはとても勉強にもなった出来事ではありました。

イチョウ
通勤道で色づくイチョウ・・・時間に追われているとはいえ、日々秋の深まりを感じる今日この頃  

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2008年12月28日

Oさんからのメッセージ

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とりあえずの大掃除を行い、形式上(?)の仕事納めとした26日の朝、メールをチェックすると2004年2月に竣工、お引渡しした<岬町の家>の住まい手Oさんから嬉しくも「住まい手からのメッセージ」が届けられていました。

岬町の家まだこんなブログも開設しておらず、ネットでの発信はウェブサイトだけだった当時、竣工時の写真だけでは最も大切だと思っている「私たちが手掛けた住宅での暮らしぶり」をお伝えできないと考え、厚かましくもお引渡しの度に「もしよければ、だいたい1年を目処にお住まいしての感想をお寄せ下さい」と住まい手の方々にお願いして、ウェブサイトに「住まい手からのメッセージ」と題して掲載していたのですが(今でも以前にお寄せいただいたメッセージについては<仕事と作品>に掲載中)、ブログをはじめてからは記事やお寄せいただくコメントの中でそれなりにお伝えして行けると考え、そんなお願いをする事もなくなり今に至る、でした。

そんな中、Oさんはずっと気に留めて下さっていて、晴れてこの度「住まい手からのメッセージ」出稿という事でお寄せいただけたわけです。
かれこれ5年も前のお願いですし、正直もはや期待もしていなかったのですが(^^;、それだけに嬉しさもひとしおのお便りでした。
竣工当時の南側外観 左:ピアノ室棟 右:居室棟  撮影: 松村芳治

という事で、同時にお送りいただいた顔出しOKというお子さんの写真などと共に、Oさんからのメッセージをご紹介させていただきます。尚、各写真のキャプションは私によるものです。



岬町の家 −Oさんからのメッセージ−

早いもので、この家に住み始めてから4年と数ヶ月が過ぎました。でも、我々家族のイメージとしては、もっと以前から、当然のごとくこの家で生活していたような感じがしています。それだけ我々と家が馴染んでいるという事でしょう。

我々夫婦は結婚した当初から、将来の住まいについて思い描いていた事がありました。「家族がいつも集える家」「それぞれの趣味を大切にできる家」・・・。簡単なようで、非常に難しい事でした。

子供とネコ夫は自転車、妻はピアノが趣味。自転車8台にピアノが2台、それに弦楽器多数。これらを1階部分に設置するとなると、家族の団欒スペースの配置が難しい。
おまけに年老いた親との同居も見据えて間取りを考えるとなると、余程広い敷地の家でないと実現できないのでは・・・?
土地探しから始めなければならなかった我々の住まいづくりは先が見えませんでした。
入居後に生まれたお嬢ちゃんもこんなに大きく、かわいく  写真につけられていたお題は「暖を求めるドラ猫」

住まいを計画する際、多くの方がそうするように、大手の住宅メーカーの展示場などを見学しました。全くピンとくるものはありませんでした。
華美なインテリアと豪華な設備に彩られたモデルハウスは、我々にとって全く異質の空間。「もっとシンプルに生活を楽しみたい」。そういう思いも強くなってきました。

そんなある日、雑誌で見た家を拝見しました。その家の持つ雰囲気に魅了されました。趣味を楽しみたい云々、という目先の単純な問題ではなく、それらを包み込んだ形で家族が生活を楽しむ工夫がそこにあるように感じました。
いろいろな話を聞き、物色していた土地を一緒に見てもらった後に、しばらくして我々のためのラフスケッチが提案されました。「この案を見ると、あの土地がスグ欲しくなるかもしれませんよ(笑)」と言われて見せてもらった案は想像の範囲をはるかに超えていました。
こちらからの要望を盛り込んであるだけでなく、将来にわたっての生活のあり方がそこに提案されているかのようでした。玄関が家の真ん中にあったり、階段がリビングの要素であったりという一見奇抜な構成も、全てが生活を楽しむための工夫。
もちろん翌日には不動産屋さんへ土地の購入を伝えました。

屋上菜園
RCB造のピアノ室棟屋上に設けた屋上庭園ならぬ「屋上菜園」  右の写真でお子さんが持っているのは芋の蔓

そのラフスケッチ案とほぼ同じ形で完成した家での生活が始まりました。
我が家には居室にエアコンがありません。妻がエアコンが苦手という事もあるのですが、エアコンに頼らない生活をしたかったためです。
我が家を特徴付けている大きな庇は、夏は大きな日陰を、冬は暖かい日差しを取り込み、見事に太陽光を調整してくれます。窓を開けると、どこからともなく風を感じることができ、猛暑といわれた今年の夏も快適に過ごせています。
日中は、窓からの明かりが適切に差し込むため、電灯を使用することがありません。もともと光熱費を掛けない生活を送っていた我々に、家はさまざまな形でサポートしてくれています。

子供とイモ大きな吹き抜け、というか高い天井空間の家族の間は、文字どおり家族が自由に集う空間。リビングとして、書斎やワークスペースとして、みんなが思い思いに活用しています。
趣味の方も、ピアノ室、自転車室のおかげで、より充実しているように感じます。特にピアノ室は当初の予想をはるかに超える性能のようです。ピアノだけでなく、夫の趣味のバンジョーやギターの音も外へ漏れる事はなく、真夜中の練習にも好都合です。
屋上菜園の埴土の厚みは実質10cmちょっとですが、こんなでっかいイモまで収穫・・・恐るべし?(^^)

この家での生活が始まってから、我が家に娘が誕生しました。おかげさまでその娘もスクスクと成長しています。この家を、当然のように「我が家」として生活する娘が、果たしてどのように成長するか、家とともに見守っていきます。



おまけ

ご主人の一番の趣味はメッセージにもあるように自転車。で、その勇姿もメールに添えられていたので、合わせてご紹介。

雄姿以下はメール文からの抜粋・・・

2007年8月にフランスで開催された<第16回 Paris-Brest-Paris Randonneur 1200km>に参加しました。
30年か40年に一度という超冷夏で、さらに雨も降りしきる中での開催でした。
結果は約420km地点で路肩に停まっている車に激突し、クラッシュしてリタイヤ、という散々なもの。(T_T)
次回の2011年にはぜひ完走してやろうと意気込んでいるところです。

・・・ちなみに激突!の原因は居眠り運転(自転車で居眠りってスゴイ話ですが)だったそうですが、なにが悔しかったといって、相手の車がシトロエンでもプジョーでもなく日産のマーチだった事、だそうです。
その悔しさ、なんとなくよくわかるような。(^^)
リタイヤ直前の勇姿 ちなみに駆る自転車はうちの事務所の近く、池田市井口堂にある<Atelier de Kijafa>製だそう

で、この話を掲載するならこちらの話も、とのお達しで、ちょっとコマーシャル。(^^)
OさんはBREVET(ブルベ=ある一定距離を制限時間内に完走すれば認定がもらえるという長距離サイクリングの総称)を愛する自転車乗りが集まる団体<オダックス近畿>を主宰されています。
泉州や奈良、紀伊半島方面などを走り巡っているとか。
なぜか読者に自転車好きの方が多いこのブログ、関西方面でご興味のある方は下記リンク先をぜひ覗いてみてください!
オダックス近畿: http://audax-kinki.com  
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2006年10月23日

EXE 12月号

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10月20日に発売された男性向けライフスタイル誌<EXE 12月号>に<岬町の家>が掲載されています。
これは9月5日の記事<雨の中>で雑誌取材の様子をお伝えしていたものです。
取材時には<LiVing EXE>という雑誌でしたが、前号からフルリニューアルして、新たに<EXE>という雑誌に生まれ変わったとの事。
特集のタイトルも取材時の仮題とは変わり、<究極の道楽住まい>というタイトルになりました。その特集で3軒紹介されている住宅の一つとなってます。

まあ、<究極の道楽住まい>というタイトルには違和感を憶えなくもないですが(^^;、住居棟とは別に趣味の自転車のための専用棟を設けた住まい。
ご興味のある方は書店でお手に取って見てみて下さい。住まい手の颯爽と自転車を駆る姿も掲載されています。(^^)

EXE 12月号

ただ、フルリニューアル後まだ間もないためか、取り扱い書店が限られているようです。お求めの際は下記リンク先にある取り扱い書店一覧をご参考下さい。
EXEウェブサイト>http://www.livingexe.com/book_info/  
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2006年09月05日

雨の中

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先日<岬町の家>を取材したいとの依頼があり、今日の午前中に撮影と住まい手へのインタビューに入るとの事だったので、ちょっとその様子を覗いてきました。
昨日までのスカッとした晴天はどこへやら、今日はあいにくの雨模様でしたが、建築竣工写真とは違って少々の雨でもガンガン撮影してました(^^;・・・まあ、東京からわざわざ取材に来てるわけで、なかなか「はい延期」とは行かないんでしょうね。
掲載誌は今年創刊されたばかりの<LiVing EXE>という雑誌。
男性向けライフスタイル誌&エグゼクティブ向け集合住宅企画広告誌といった感じの隔月刊誌で、雑誌名の枕言葉には「大人の住まいコンシェルジュマガジン」なんて書かれています。
が、正直なところ私も取材依頼があるまでそんな雑誌がある事は露知らず(^^;・・・うちの作品が載った以上、きっと、これからはメジャー誌になるはずです(^^)
どんな雑誌かはこちら↓
ウェブサイト>http://www.livingexe.com/book_info/

掲載号(10月12日発売予定)の特集が「男のカラダをつくる家」(仮題)との事で、ご主人の趣味である自転車のための整備室(別棟)を持ち、屋上菜園で汗を流す姿も絵になるこの住まいに白羽の矢が立った、という次第。
小雨の中、外観の前景で自転車を駆る住まい手の雄姿なんて撮影もあり、Oさん、お疲れ様でした・・・どんな写真や記事に仕上がるのか楽しみですね。

岬町の家 20060905-1

上写真は取材の傍らで撮った外観全景。
雨に濡れ誇張されている部分もありますが、杉板張り素地仕上げが年月を経ていい感じの「侘び色」に変化してきています。
ちなみに中央の杉板張りのボックスは奥さんの領域であるピアノ室棟、左の杉板張りのボリュームが自転車棟、そして、その背後に伸びるガルバリウム鋼板小波板仕上の外壁が母屋という3棟構成の住まいです。
竣工当時の写真>http://www.kenchikusha.com/works/misaki.html

室内(下写真左:大きな吹抜と大階段がある家族の間)は杉材がいい感じの飴色に。
昨年9月に誕生したお嬢さんのベビーベットに時の流れを感じさせられました。

岬町の家 20060905-2

そして中庭には日除けを兼ねたゴーヤーが。もう少し大きくなったら収穫するそうです。  
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2005年12月09日

岬町から 2

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屋上菜園岬町の家>の住まい手から記事<岬町から>に続き、新たな「屋上菜園」便りが届きました。
−メールからの転載−
先月屋上庭園で、念願のサツマイモが収穫されました。
品種は、鹿児島ではメジャーな「黄金千貫(こがねせんがん)」です。
芋焼酎の原材料にもなっている芋で、皮も中身も白く、ほこほことした甘みが特徴です。
我が家では早速てんぷらにして食しました。


収穫されたサツマイモ左の写真がその「黄金千貫」。ほんと美味しそうです。
設計時点では“屋上庭園”だったものが、“屋上菜園”と化すのは、まあ「想定内」でしたが、根菜がこんなに大きく育つとは、まさに「想定外」(^^;
なにせ、土の層って20cmもない屋上ですよ・・・手を掛けてあげれば育つものなのですね。ちょっと驚き。

ミーちゃんの日向ぼっこメールに添付されていたおまけ写真
寒い朝にわずかな日だまりを求めるドラ猫の姿  
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2005年07月29日

岬町から 2

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屋上菜園昨日、岬町の家の住まい手から「屋上菜園」の第2報が届きました。頂いた写真とともにメールの文章をご紹介すると・・・
当方も今年は、ようやく「すだれ」を手に入れ、夏の通風に一役買っております。
世の中は酷暑のようですが、おかげさまで当家では風の通る涼しい夏を満喫しております。扇風機も出番がありません。
すだれの横で育てているゴーヤとプチトマトも鈴なりに実を付けてくれ、良い日よけになっています。
屋上菜園のスイカも小さいながらも実をつけ、楽しみですが、土を肥やすために生ゴミを入れた所から芽を出した<生ゴミカボチャ>が一つだけ大きな実をつけました。屋上でも育つものですね。
枝豆やネギも順調なので、あとは秋のサツマイモの収穫に期待を寄せるところです。(笑)

記事<岬町から>でも書いたように、ここは本来「屋上菜園」ではなく単なる屋上緑化の空間であったはずなのですが・・・。
まあ元がどうであれ順調に育っているようなので、良しとしましょうか。(^^)
でも、見るからに楽しく、そして涼しそうな屋根の上です。  
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2005年06月18日

雨漏り

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岬町の家 大庇昨年2月に竣工した<岬町の家>の住まい手から、11日の雨で少し雨漏りがしたとの連絡を受け、今日の午後、工事を請負った大和建設を伴い、点検・対策に伺ってきました。
お話によると、大雨でも風が無ければ漏らないが、南西風が吹くときに限って大庇(左下写真の軒裏が板張りの部分)の付け根辺りから少し雨漏りがしていたとの事。
であれば、疑わしいのは屋根防水と壁や窓との取り合い部分だろうという事で、手鏡なども使って見えない部分まで点検しているところが、左上写真です。
結局、原因箇所の特定までには至りませんでしたが、取りあえず今日のところは怪しい部分全てにコーキングによる補修を施し、今後さらに経過を見るという事で了解をいただきました。
また合せて総点検も行い、無垢材を使った住宅では避けようのない、引越し後1年程度は続く木材の乾燥収縮を経て発生した建具の不具合や壁のチリ切れの補修などの指示も行いました。

設計や施工に際しては万全を期して住まいづくりを行っているとはいえ、やはり100%完璧というものはなく、特に風を伴っての雨は難敵です。
私たちの業界では「雨は横から降るものと考えて雨仕舞を考えろ」という言葉がありますが、今回はまさに、といえる事態でした。
ただ今回のような雨漏りにしろ、あるいは他の不測の事態にしろ、当然のことですが、できる限り迅速に対応させていただく事が、住まい手の方に安心いただける基本。そう考え行動するよう日々努めています。
これからの仕事に際してもこれを糧として、より100%に近づくべく努力!と誓った午後でありました。

岬町の家 屋上菜園と大階段

点検後は美味しいケーキまでご馳走になり雨漏りで伺ったのにと恐縮。(^^;
でも「ひと冬を過してみて、天井面に昇るストーブ暖房の暖かい空気を1階床面に戻すサーキュレーションシステムは予想以上に効果的で快適でした」との感想もいただき、風量計算や熱の収支など結構大雑把に考えた設計者としては嬉しいかぎりでした。(^^)
左上写真は大階段でくつろぐ猫のミーちゃん。
右上写真は5月17日の記事や住まい手からのコメントにも書かれていた「屋上庭園」ならぬ「屋上菜園」。
繁っていたクローバーは鋤き込まれ、枝豆・南瓜・西瓜・葱・人参・etc...ほんとに色とりどりの野菜が育てられていました。
なかには育つかなぁ?というようなものまで植えられていましたが、暮らしを楽しんでおられる住まい手が垣間見える素敵な空間となっていました。  
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2005年05月17日

岬町から

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今朝、岬町の家の住まい手からお便りが届きました。
そのメールに添えられていた写真が左の写真。ピアノ室屋根に計画した屋上庭園の今の様子です。
竣工直後には右の写真のように土ばかりが目立っていた屋上庭園ですが、四季を一巡りしてクローバーで覆い尽くされたとの嬉しいお便り。

屋上緑化

屋上緑化も、最近では屋根防水とセットになったシステム製品が数多く出回るようになりましたが、多くはセダムやらなんやらと10年前には見たことも聞いたこともないような外来新種の草までセットになった工法で、特許権料なども含まれるのか値段も相応に割高なもの。
人それぞれではありますが、この岬町の家のように時間さえかけられるのなら、そんなシステムに頼らなくとも緑豊かな空間は創れます。
竣工当初はほとんど養分の無かった真砂土も、レンゲやクローバーなどマメ科の草の種を蒔く事で空気中の窒素が硝酸塩の形で固定され、年を経るごとに肥やしの効いた土壌へと変わってゆきます。
このクローバーを鋤き込めば、きっと来年にはもっと緑豊かで花咲く屋上庭園になるのでは、と住まい手の手間も忘れて勝手に思い描いている私です。(^^;

□ 工事中の記録などこれ以前の記事についてはウェブサイト「仕事の記憶」をご覧下さい↓
仕事の記憶<岬町の家> http://www.kenchikusha.com/history/misaki.html  
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