2009年12月30日

Kさんからのメッセージ

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2009年最後を飾る投稿は、<富田の家 II>の住まい手Kさんご夫妻からいただいた「住まい手からのメッセージ」。
実は10月25日にご訪問した際にいただいていた原稿なのですが、ブログの更新もままならない忙しさの中、タイミングを見計らっていたりしたら掲載がこんなに遅くなってしまいました (^^;・・・Kさんご夫妻、すみません。

ま、ともかくも、これから住まいづくりをはじめようという方にはとても役に立つお話だと思います。
長文ですが、ぜひ、ご一読下さい。では、はじまり、はじまり・・・。

富田の家 II に5年ほど住んで

富田の家 II 竣工時 1早くコメントを作らねばと思いながら、日常雑事ゆえ後回しにし、住まいだしてから2年のころにようやく書き始めましたが、そこでまた中断。5年を超え、見学に来ていただける方があるのを期にまた書きました。
時の経過もそこにふくまれて、結果的には面白かったかもしれません(と、むりやり正当化・・・(笑))。という経緯のため、2年目と5年目の2部構成です。

■ 2年過ぎた頃
ブログの更新がメインになる前の正井建築舎のホームページで、作られていく家のニュースを見るのと、住まい手の方のコメントを読むのが楽しみでした(岬町の家の方も同じようなコメントをされていましたね)。にもかかわらず雑事にかまけているうちに早2年近い月日が過ぎておりますが、あらためて我が家を振り返り、これから家を建てる方へのメッセージにしたいと思います。
私たちは共働き夫婦で、引越し時2歳前の1児がいます。(現在は6歳と0歳の男の子がいます)。夫婦の職場が離れていることから、中間点の高槻を選びました。それでも二人とも1時間余りの通勤となるため踏み切るには少し勇気が必要でした。例えば家事・育児をどちらかがメインで受け持つならばそちらの職場の近くに住むという方法は大いにありうると思います。うちは、負担が均等になるよう、調整しながら日々をこなしていますが、週末には3人とも朝寝です(正確には、息子は遊びに出たいのだけど両親とも寝ているのでしょうがなく川の字でしょうが・・・)。
住まい探しを始めた当初、特に私は自分が新築一戸建てを立てるとは思っておらず、妻が建築設計事務所に行くのも、正直に言えば、余り乗り気ではありませんでした。それというのも、自分の生涯賃金の大半を注ぐのは面白くないと考えていたためです。しかし、不動産屋さんの紹介する建売住宅をいくつか見学しては失望し、正井さんの設計された家を見学したり、お話をするうちに、どうせお金をかけるならば、しっかり思い通りに建てたほうがよいなと思うようになりました。そのころの正井さんの第一印象は「マニアックそうだなー、きっとこりしょうな人なんだろうなぁ」、というところでした。
人の要望は十人十色なはずで、それを伝えるためになるべく具体的に自分たちの要望を伝えようと考えました。妻は自分なりのイメージをすでに持っていたようで、例えば「階段は明るく、広く」とか要望していました。私はこれまでに自分が住んだことのある家(学生時代の下宿も含めて)の好きなところと、嫌いなところを列挙することにしました。箇条書きにしてA4で3枚くらい作ったのですが、これは自分たちのビジョンをまとめるという意味でも役に立ったと思います。

一度目のラフスケッチを見たときには、「要望はいろいろと押さえてあるのだけど、何か違う」と思うところが何点かありました(予算面の問題もありました)。そうした点について正井さんと議論をすることを通じて自分他たちの要望の優先順位もつけられたのでしょう。2度目の案を見たときに感動しました。要望をただ形にしたということではなく、そこに正井さんの味付けでの提案を見たように感じられ、その思いがけない(失礼!)ほどのおいしさに、設計してもらうということの喜びを感じました。

■ 5年過ぎた頃 by Shinichiro :旦那さん
富田の家 II 2009-1家は人が育つところだと感じています。育つのは子供だけでなく、大人も。ここに住み始めて5年で、家に関して「苦労」したことは「蚊が多い」ということくらいで、これは家中に虫取網を置くなどしています(念のため、これは家に隙間が多いとかではなく、すぐ脇の用水路や近所の庭木など住環境の影響です)。小学一年生になった長男は運動が得意です。これは、広くとったリビングで三輪車で走り回り、壁にボールを投げ、ついには柱を登るまでに、体をつかって動き回り、こけても心配の無い杉板の床だったことにも大きく支えられています。私にしても下手な喫茶店や居酒屋に行くぐらいならば、家にいるほうが心地よいですし、子供が眠ったところで夫婦酒といったことも増えたように思います。
また、分担している家事をしていて思うのは、家事動線がしっかり考えられているので、例えば出勤前の時間に風呂の残り水で洗濯しながら、食器洗い機を廻しつつ、子供に朝食を準備するということが(書いてみると忙しそうですが、)、無理なくできることです。キッチンは二人同時に使うにはやや狭いですが、設計段階からリビングを広く取るためにそうなることを聞いていました。寸法の数値を生活感覚で説明していただいていたのでこれにも満足しています。
うちに来るお客さんからは、外観がおしゃれだとか、木のにおいがいいですね、といったコメントをもらいます。そして子供たちはロフトに上ったり降りたり、あるいは走り回っています。
正井さんのホームページの言葉にありますように、着慣れた綿シャツのような心地よさ。5年住んで何の不満もなく、家つくりを検討中の人にどうぞ来てくださいといえること自体、かなり幸せなことだと感じています。できることなら、またあのワクワクをあのメンバーでやりたいなと思っているくらいです。お金と時間がたっぷりあればの話ですが。(笑)

■ 5年が過ぎて by Chikako :奥さん
この家で、食事し、寝起きし、家事をし、子育てをし、だんらんし、旅行からタダイマと言って帰ってくるようになって、はや5年。馴染んだと同時に、いまだに新鮮な魅力を感じる家であります。新しい家具を導入したり、少し気合を入れて掃除や模様替えをしたりするたびに家の中が心地よくなり、私の気分もup。あまりマメではない私ですが、かわいがれば、お返しをしてくれる家なのです。
私自身、生活スタイルがころころと変わった5年間でして、フルタイムで働くときは夜7時に帰り朝7時に出かける、交通事故にあった後の自宅療養期間や、第二子出産後の産褥期は一階寝室で一日中過ごし、育児休業中の現在は二階で大半を過ごしています。→長く過ごしても苦痛がない。出かけなくても平気。以前は夜がいいと思っていましたが、午前8時から午後3時ごろが、なお良いことを最近感じています。

気に入っている部屋 Best3
 家は学校
富田の家 II 2009-2広いリビング2階、子どもの活動の場です(いささか体育と図工の学習に偏っている気もする我が家ですが)。
2歳時の三輪車乗り回しに始まり、保育園のリレーの練習、投球練習、柱のぼり。最近ではマイケルダンス、ラジオ体操、お絵かき・工作、ソファでの読書。
天井が高いからと、友人からはヘリコプターのラジコンを贈られる始末。
学校の宿題も食卓でします。一緒の空間に居て互いの気配を感じながら、別々のこともできる。子どもにとっても適度の距離。
共有スペースなので自分の物をできるだけ片付けるというルールを掲げられる。子ども部屋は今のところやはり不要だったと。

また、0歳児にとっては2階で過ごすとけっこうな運動量になります。
よそのお宅に伺うたび、何も遮断物のない空間の大きさに改めてありがたみを感じます。
 
ロフト: 友だちが来たら子どもだけで過ごす楽しさも。息子の学友は必ずみんなハシゴをのぼって行き、上からちといたずらし、やがて嬉しそうに降りてきます。
家事動線: 特に洗濯物の処理のし易さが最高。干すこととしまうこと。広すぎないキッチンも却って便利かな。あり過ぎない収納も却って便利だな。物の取捨選択、在庫の管理が迫られる。

 1階の使い勝手 
換気の良さ。
ふとんの上げ下ろしをしても南北全開なら空気清浄機のほこりセンサーがすぐにクリアに戻ります。ふとんの手入れもしやすい。
晴れた日はガレージ前に、曇りの日は敷布団を広げておき、掃除機をかけるとOK。
また、1階は、療養に最高です。天井が低いのでエアコンやデロンギヒーターがききやすい。夏は午後から日が当たらないため比較的涼しく、冬は陽だまりができます。冬は庭が見えるので(今は少々荒れ放題ですが)出かけられないストレスも和らぎます。

 アトリエ
自宅療養中、リハビリを兼ねて数時間ソーイングをしていました。デッサンをしたり。けっこうはかどります!
今はわが子の泣き声アラームがなるまでの細切れ時間を過ごすのみ。子どもが泣かなくなる数年後が楽しみです。蚊への対策が課題。

家の質感、ディテールに関しては、旅行で家から離れてから帰ってみると、良さを痛感します。

富田の家 II 竣工時 2最近読んだ井形慶子氏のエッセイ中の「どんなときでも気に入った部屋に住むべき」とのくだりに、深く共感を覚えました。この5年、家は私の気持ちを和ませてくれました。
設計費を払ってまで高い買い物?・・・私個人としては、かわいがれる家が欲しかったのです。古くなるにつれ難が増す家はつらい、要らない。
結局「賞味期限後」にはだれにも住んでもらえない大型産業廃棄物になるわけで、地球にもキビシイだろうし。
この家は贅を尽くしたわけではないのでアンティークにはなり得ないけれど、私たちなりの「年を経ても味わいがある家」という当初のもくろみは、そう外れてはいないかなと思っています。正井さんはまさにそういう発想を大事に仕事されています。
また、子どもの人生の始まる場所としての住まいだということを念頭に、「子育てを楽しむ黄金期」として30代での住居づくりを決心しました。
負担は軽くはありませんが、満足のいく買い物だったと今思えていること。正井さんとの出会いにホント感謝です。
おこがましいですが、この家がいつか私たち以外の方にも「住んでもいいな」と思ってもらえる家になれば、もっと素晴らしいです。

今後は・・・・・
収納には限界があるので、物を選択してすっきりと暮らしたい。楽しい生活に必要な物って以外に少ない、この数年、夏キャンプ生活をするようになって、感じることです。
それに、この家はモノが少ない方が美しい。自分なりに家での生活に不可欠な物を見出す作業を(復職までに)。
あと、蚊やクモとの共存!!

関連リンク
竣工時の写真: 仕事と作品   工事中の様子: 仕事の記憶 富田の家 II
  

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2009年10月27日

建もの探訪 高槻編

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日曜日は洲本市の実家から一路、高槻市へ。
高槻市へと向かったのは、私たちの設計での住まいづくりを検討中のAさんご夫妻を、今まで手掛けた住宅にご案内するため。
家族構成や構想中のプランと規模が似ているという事でお奨めした<富田の家 II>と、同じく家族構成が似ていて、空間や素材構成に惹かれるものを感じるとリクエストのあった<奥天神の家 I>を、住まい手の方々のご快諾を得て、見学させていただいたのでした。

富田の家 II
2004年8月竣工 富田の家 II  屋根の上での生活(?)を論じる住まい手Kさん(中央)と、それに聞き入るAさん夫妻 (^^)

と、うちのウェブサイトやこのブログを読みはじめて歴史の浅い方には、なんで屋根の上に、という感じだと思いますが、この<富田の家 II>は気軽に屋根に上がれる、というのがご要望の一つで(まあ、厳密には「屋上が欲しい」という要望をアレンジしたものではありますが)、プランニングを進める上でも要の一つとなったところでしたから、せっかく見学してもらうなら、という事での屋根の上なのでした。
ロフトへと続く右下のドアから出入りします。

路地で遊ぶで、ふと、見下ろすと息子さんと近所の子供の遊ぶ姿が・・・。
町中では今時、めったにみかけなくなった未舗装の道路・・・ほぼ袋小路のような道路なので通過する車もなく、子供たちにとっては格好の遊び場。
まさに庭の延長といった感じでうらやましい限りのステキな屋外空間です。

まあ、屋根の上はさておき(^^)、引越されて5年を過ぎ、Kさんのライフスタイルそのものとなった感の<富田の家 II>を堪能させていただいた後は、車で15分ほどの距離にある<奥天神の家 I>へ。

奥天神の家 I
2006年12月竣工 奥天神の家 I  家族の間の空間を見入るAさん夫妻

こちらは引越し後もうすぐ丸3年。庭の草木も生長し、しっとり感が増したように感じる家族の間です・・・住まい手Nさん曰く「目いっぱい片付けました」とのお話でしたが。(^^)
ちょっぴり自画自賛気味ではありますが、ここに座っているとほんとに気持ちが落ち着き、いつまでも居たいように感じる空間なのです。

スキマで遊ぶ一方、娘さん二人は、家を造った人が来るというので、おおはしゃぎ。
というのも、お父さんの別棟建て書斎のような自分だけの「ひみつきち」をこの機会に造ってもらおうと、図面まで描いて待ち構えていて、各々から熱のこもったプレゼンテーションを聞かせてもらいました。(^^)
写真に写っている収納辺りをリフォームするか、庭に一戸建ての小屋を建てる構想のようです。(^^)

ちなみに子供たちが詰まっている部分は、奥行き90cm・高さ54cmくらいの、まあ、スキマみたいなロフトですが、子供の頃ってこういう空間にたまらなく惹かれるもんですもんね。
以上4点ともGR DIGITAL III

そんなこんなで、Kさん&Nさんには、共に見学のご快諾だけでなく、正井建築舎営業部としての役割までやっていただき(・・・えーっと、決してやらせではありませんので(^^; )、感謝感謝の一日でした。
この場を借りまして改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました。m(_ _)m

ちなみに、Kさんからは5年住んでの感想文「住まい手からのメッセージ」もいただきましたので、そちらも近日中に公開させていただく予定です・・・乞う御期待!  
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2006年02月16日

狭小住宅 5

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先日の記事<1と1/3周年>でもチラッとご紹介した<富田の家2>が収録された単行本が今日、2月16日から発売されています。

LIVING SPHERES Vol.27 狭小住宅 PART5 狭小住宅のデザイン力−考えられないような小さな家−
ワールドフォトプレス B5判 税込 1600円

まあ、長いタイトルの本ですが、小さな本屋さんでも置いてあると思いますので、興味のある方は立ち読みではなく、買って下さい。(^^)
余談ですが、本を買う時には地元の本屋さんを守るためにも、アマゾンやその他通販なんぞで買わず、必ず本屋さんで手に取ってから買うように心掛けましょう!(^^)

狭小住宅 PART5

表紙にもあるように、内容は竣工時点の写真と5つの質問に答える形式でコンセプトや住まい手とのやり取りの様子を綴った、わかり易い文章の住宅本です。
下図は誌面掲載のために書いた空間構成図。

富田の家2 空間構成図

内容にここで深く触れすぎて、それがために買って頂けなくなると出版社も困るでしょうから、書かない事にしますが(^^)、一つだけ。
5つの疑問の内、最後の質問「家づくりには最低どのくらい広さが必要ですか?」に答えた文章を転載しておきます。文章は校正前の原稿で、文字数の制限で詰められてしまった掲載の文章とは若干異なります。
結局、住まいづくりにとって重要なのは、敷地条件と自分たちのライフスタイル、そして私たち作り手側の考え方がいかにマッチするかです。この三つの要素がマッチしさえすれば、どんなに狭い土地でも、また傾斜地のような特殊な条件の敷地でも、素晴らしい暮らしが描けます。
裏を返せば、それらの内どれか一つにでもズレが生じていれば、いくら敷地が広くても自分たちの暮らしを良いものとはできないわけで、だからこそ敷地探し以上に造り手探しも重要な要素ですし、敷地が既に決まっているなら、その敷地に合わせたライフスタイルを見つけ出す事もまた重要です。

ちなみに一昨日、記事<日本晴れ>にコメントをもらった自称“尼崎の建築家”F.K.君こと藤本克之氏のぜんぜん狭小住宅ではない「狭小住宅」も掲載されています。(^^)  
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2006年01月23日

厨房換気扇

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富田の家2 厨房下の記事で紹介した<富田の家2>の厨房換気扇には写真のようにフードがありません。
そもそもは工事請負契約時の減額案に端を発したものですが、ここの住まい手はオーブン料理が主体で、あまり揚げ物など油が蒸発するような料理はしないという事だったので、じゃあ、フードがなくても天井はさほど汚れないだろうとの判断で、フードを思いきって無くし、大型の厨房用シロッコファン「松下エコシステムズ:FY-38BK6M/19 設計風量:710m³/h・0Pa]を天井に取り付けただけの納まりとしました。
お陰でデザインもスッキリし、フードが頭上にドカンと無い分、広々としたイメージの厨房空間が実現できました。

富田の家2 換気扇

とはいうもののちょっと心配もしていた天井の汚れ・・・でも、暮らしはじめて<1と1/3周年>。右上写真のようにまったくといって良いほど天井は汚れておらず、シミもなく竣工当初の白いまま。
焼き魚などもオーブンで焼いているとの事でしたが、この汚れのなさは予想以上・・・デザイン上もコスト面でも、これは使える!
もちろん、ご家庭によって料理の仕方・食事の好みもいろいろですから、一概にフード無しとはお奨めできませんが、あまり揚げ物や天ぷら料理をされないようなご家庭であれば、選択肢の一つに値するシンプルデザインです。  
Posted by masai at 18:26 PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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1と1/3周年

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昨日のよく晴れた日曜日。
富田の家2>で、竣工後<1と1/3周年記念食事会>が開かれました。
竣工当初から、住まい手とは、竣工後検査も兼ねて1年後くらいに棟梁はじめ工事に関わった職方さんたちも招いてパーティでも開けたら、と話し合っていたのですが、うちの事務所や工務店の都合やらなんだかんだで「1と1/3周年」での食事会となりました。(^^;
まずは、パーティで酔っ払う前に竣工後検査。
無垢材による木造住宅の場合、竣工後の木材の乾燥収縮によって発生する壁や天井の入隅での仕上げ材のひび割れや、やはりこれも乾燥収縮が原因の建具の建て付け調整などいくつかの補修項目と対策(※)を指示したものの、住まい手からの住んでみての不具合は「厨房奥の照明スイッチ位置くらいで快適に暮らしています」のと言葉を頂いて、一同(^^)。

※ このような竣工後の乾燥収縮による不具合は、昔のように家一軒建てるのに2年くらいの工期をかけて木材の乾燥度合いを見ながら施工していった時代とは異なり、半年程度の工期で竣工させる現代の工事工程では避けられないものですが、1年を経ると木材の乾燥収縮もほぼ納まるので、この時期に補修すると後はほとんど不具合は起こらなくなります。

という事で、後は楽しいパーティへと突入。
下写真左でダルマ式ストーブ右手に座られているのが住まい手、その斜め前で頭の輝かせておられるのが、この住まいの棟梁、京塚さん。
特設座卓を並べての手作りのおでんとお寿司のおもてなし。美味しかったです。

1と1/3周年記念パーティ

この<富田の家2>では床暖房などは設けていませんが、最初こそダルマ型ストーブを焚いていたものの、パーティ半ばにはダイレクトゲイン&アルコール燃料による人間発熱のお陰で熱気ムンムン。
窓を開けなければならないほどの暖かさでした。

富田の家II スナップ写真

上の写真は検査時に点検しながら撮ったスナップ。
この記事の写真は全てGR DIGITALで撮影していますが、一部写真は大幅にトリミングしています。でも、広角レンズ(35mm判28mm相当)はやっぱり、このような引きのない室内での撮影には、ほんと重宝します。

芝塀うちの事務所としては初めての試みだった塀代わりの芝の立方体植え込みもいたって元気。
高麗芝なので冬枯れをしてはいますが、側溝との間にも地下茎を伸ばし、もう地面と完全に一体化。みんなも言ってましたが、ほんとこの上で寝たいくらいのフカフカ感で、かなり癒し系の緑化塀です。(^^)
写っている人物は左から棟梁:京塚氏・住まい手・うちのスタッフ:井上・住まい手・大和建設:福永氏。

ご主人は念願だった中古のポルシェも手に入れられ、これからは作業ピット付きの車庫でコツコツとチューニングをされて行くのでしょうか。
これからの住まい手の暮らしぶりも楽しみな<富田の家2>探訪でした。

富田の家2 仕事と作品>http://www.kenchikusha.com/works/tonda2.html
芝塀施工など竣工までの記事>http://www.kenchikusha.com/news/news040423.html
厨房換気扇についての関連記事>http://blog.kenchikusha.com/archives/50138812.html

尚、折りよくこの<富田の家2>が、2月中旬にワールドフォトプレスから発売される予定の<(仮題)考えられないような小さな家−狭小住宅のデザイン力−>というムック本に掲載される予定です。
まだ依頼されている原稿を送ってもいない状態ですが(^^;・・・また詳細が決まりましたら、このブログでご案内します。  
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2005年05月21日

雑誌掲載

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新しい住まいの設計7月号記事<富田の家 II>でお知らせしていましたが、今日発売の<新しい住まいの設計7月号:収納特集・車と暮らす特集>に昨年8月に竣工した<富田の家 II>が<No.8:収納は空間に溶け込ませて分散。趣味も団らんも楽しい家>として掲載されています。
ウェブサイトに掲載しているような竣工直後の写真ではなく、そこに息づく暮らしが感じられる写真で構成されていますので、これから建てようという方には役立つ一冊。書店で見かけたら見てみて下さい。で、気に入れば買ってあげて下さい。(^^)

web 富田の家 II>http://www.kenchikusha.com/works/tonda2.html
住まい手のブログ>http://blog.goo.ne.jp/karagon921/
写真徒然関連写真>http://phot2020.exblog.jp/616645/

追記
雑誌をペラペラめくっていたら、中ほどの<住まいの相談室>で昨年11月号で掲載された<岬町の家>の写真が事例紹介として使い回されているのを発見。買われた方はおヒマでしたら探してみてください。(^^)  
Posted by masai at 12:51 PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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2005年03月13日

富田の家 II

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富田の家取材風景今日は雑誌<新しい住まいの設計>に掲載されることになった<富田の家 II>の取材立会い。
写真は掲載用にポーズを取らされている住まい手をカメラマンの横から撮ったもの。結構、演技が決まっています。(^^)
セーターを着てはいますが、掲載は5月21日発売の7月号の予定。思いっきり違和感がありますが、でも素敵な写真が撮れたんじゃないかと思います。

取材を終えて事務所に戻ってみれば五月山には積雪が。今日も寒い一日でした。


□ 工事中の記録などこれ以前の記事についてはウェブサイト「仕事の記憶」をご覧下さい↓
仕事の記憶<富田の家 II> http://www.kenchikusha.com/history/tonda2.html  
Posted by masai at 19:10 PermalinkComments(0)TrackBack(1)
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