2008年11月23日

丹波・篠山 2

0782
・・・前回からの続き
篠山城の北口近くでバスを降り、ここからは徒歩での見学です。
案内人は篠山市内で設計事務所を営む才本謙二さん。<篠山まちなみ保存会>の一員として篠山市篠山伝統的建造物群保存地区(通称:伝建地区)内での建築はもちろんの事、各所で古民家再生プロジェクトを数多く手掛けている「木の道」メンバーの一人です。

見学は伝建地区の一つ、篠山城西側に広がる西新町の御徒士町武家屋敷群からスタート。

御徒士町 1
御徒士町通りに入ったところで、まずは概略の説明

ここはかつて篠山城に勤める下級武士たちが住まいした通り。
まちなみ保存には建物だけでなく塀などの工作物、竹林などの自然も含まれる、などなどの話を道々聞きながら、内部が公開されている市立武家屋敷安間家史料館へ。

御徒士町 2

御徒士町 3武家屋敷とは言っても、12石3人扶持の徒士の住まい。
造りは農家とさほど変わりません。
上の写真で皆さんが立っている場所はかつて畑だったとか。
築年ははっきりしていないようですが、天保元年(1830年)の大火以後ほどなく建てられた住居だそうです。

左はその史料館の築地塀に群生していたコケ(地衣類)。
ハナゴケの一種(コナアカミゴケ?)でしょうか、赤い胞子嚢が綺麗だったのでアップで。

史料館を出た後は、城の南側をお堀に沿って東へ。
この辺りはかつて位の高い武士が住んだ屋敷町だったそうですが、現存する建物は少なく竹林や緑地が広がる界隈。

イチョウ

堀端の紅葉がちょうど見ごろといった観で、しばし建築を離れ、そんな篠山の秋を満喫しながらブラブラと。
そして歩く事約15分。第二の見学場所、佐園(さえん)家に到着。
才本さんが設計した住宅で、竣工ももう間近といった頃合い。
ここからは施工を手掛ける大工職の大西義美さん、左官職の南俊行さんにも加わっていただき、修理に当たっては、まずは経年変化で歪んだ木軸を気長に一日1mmずつといったペースで建て起こして行かなければならないといった工事についての苦労話をはじめ、保存修理についての要点などを少し詳しく解説してもらいました。

佐園家 1
右手がその佐園家 外壁は焼杉板張に一部灰中塗仕上  写真徒然関連写真: 焼杉板
佐園家 2
左:保存修理工事には必ずこの共通仕様の看板が掛かるそう  右:室内で南さんから左官材について聞く参加者たち

そんなに広くない商家ですから、内部は参加者を二班に分けて見学する事に・・・御徒士町の時点で既に予定より遅くなってはいたのですが、ここの見学を終えた時点で予定時間を40分ほど超過。
タイムキーパー役としてはなかなか辛い状況に・・・。(^^;
まあ、でも、こりゃなるようにしかならん、と開き直り(^^)、近くにある第三の見学場所<cafe&gallery恵山>へ。
この恵山さんでは主にその内外に施された様々な左官仕上げについてのお話をするのですが、その前に、まずは一息、コーヒータイム、なのでした。

恵山 1
cafe&gallery恵山 座敷や土間に自由に場所をとってもらってしばし休憩 こちらも設計は才本さん
以上8点ともGR DIGITAL 適宜レタッチ・トリミング


次回に続く・・・

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