2007年12月18日

現場から現場へ

0624
今日は朝から<高台の家>へ。
本体外観周りの工事はほぼ完了し、庭や予備の駐車スペースのための切土や盛土といった工事(業界では外構工事と言います)が進む外観です。

高台の家 外観
東側外観 右手に置かれている背の高い白い箱はオール電化住宅には不可欠な貯湯式電気温水器

対する室内では塗装工事が終盤。
完成時の空間が段々とその姿を現してきたといった観で、顔を出してくださった住まい手Tさんも「スゴイ、スゴイ!」と喜んでおられました。

高台の家 室内
左写真: 11月13日の記事<階段>の手スリを塗装中 右写真: ボックス状の小部屋に仕立てたキッチンスペース

キッチンスペース内部ではワークステーションの設置も完了。
この住宅のキッチン・家具工事は工務店側での工事・・・当初はいつものように別途工事としてうちの事務所から家具工場へ直接発注する事も考えたのですが、家具工場は松原市で現場は篠山市。
工事自体はできなくもないですが、後々不具合やメンテナンスが発生した場合、距離的に即応するのは難しい場合があるのでは、と思えたので、今回は家具・キッチンのデザイン自体はあくまでもうちの事務所オリジナルとしながらも、その製作・工事については素直に工務店の請負契約に込みでお願いした次第。

高台の家 ワークステーション

でも、ご要望を取り入れながら、ご覧のようにワークトップ下は中央の引出しユニット以外全てオープンとする事でシンプルかつ使いやすいキッチンに仕立て、「えっこんな値段でできるの?!」くらいの超ローコスト化を実現しています。
ちなみにステンレスワークトップ左手前の開口はIHコンロを嵌めるためのスペース・・・IHコンロの下部排熱換気に対処するため底板は有孔シナベニヤとしています。

そんなこんなの<高台の家>ですが、現場での打ち合わせは今日が年内最後。
年明けの竣工・引渡し&その前の見学会を目指して、漏れの無いよう終盤の詰めを行って現場を後にし、その足で午後からは西宮市の<急傾斜地の家>の現場へ。
昨日の記事で完成が心配(?)風に書いた<急傾斜地の家>ですが、建築基準法上は今日の午前中にシックハウス対策用の24時間換気扇が取り付けられた事で完成!というわけで、14時半から指定確認検査機関の完了検査。←にしても、余裕の無いギチギチの工程(^^;
検査の申請手続きや立会いはスタッフに任せていますが、諸々の打ち合わせ懸案事項もあり、顔を出そうと向かったわけです。

JR福知山線を丹波路快速で一路宝塚へ。
昼食後の満腹感もあって電車の中ではウトウトしていましたが、なんとなく武田尾駅辺りのトンネル区間かぁ、と思った瞬間、「ドン!」と音がして急ブレーキ。電車はトンネルの中で停車・・・しばらくして人身事故の社内放送・・・おいおい・・・どうも武田尾駅で誰かが飛び込んだらしい。
それからは車掌に加え運転手も電車を降りて現場へ向かったりして、救助(後片付け?)や現場検証もあったのでしょう、トンネル内に閉じ込められる事、実に40分。
トンネル内なので携帯電話も圏外・・・もう、まったくぅです。
人身事故の当該車両に乗り合わせたのははじめての経験でしたが、ほんまに迷惑至極。
自殺するのは本人の勝手ですが、他人や社会に迷惑を掛ける死に方はやめてもらいたいもんです。ほんまに。

急傾斜地の家 外観

てな突発事故に遭遇し<急傾斜地の家>についたのは結局15時前。案の定、検査官はちょうど帰るところ・・・ほんまにもう、だったのでした。
でも、完了検査の方は(当たり前ですが)無事合格。
うちの設計する住宅ではいつもそうですが、検査官は相変わらず検査よりも空間を堪能する方に時間を掛け、「工事も設計も大変でしたでしょう」とか「素晴らしいですね」とか言いながら帰って行ったようです・・・(^^;

で、それと同時にくらいに朝から行われていた植栽工事も完了。 ↓
こうやって植木が入ると「ああ、完成だなぁ」と実感が湧いてきたりもします・・・って、実のところ建築本体部分は昨日の記事に掲載した写真となんら変わっていないんですけどね。(^^;

急傾斜地の家 植栽
6点とも全てGR DIGITAL 適宜レタッチ・トリミング

手前の生垣は斜面地への落下防止を兼ねたものでレッドロビン。そして中央の株立ちの高木はコブシです。
いずれも去る12月9日の日曜日に工務店の案内で住まい手Nさんと共に八尾市の植木屋さんまで見に行って選んだもの。
樹種の選定は設計段階で私に任せていただいたのですが、じゃあ、なんでコブシを選んだかといえば、傾斜地といえば丘、丘に植える樹といえば、やっぱり・・・
♪ コブシ咲くあの丘 北国の ああ 北国の春〜♪ 北国の春 作詞:いではく 作曲:遠藤実
えーっと、西宮市は北国ではありませんけどね。(^^;
まあ、そんな風にかなり安易に選定したと噂されていますが(誰から?)、でも春先に咲く枝一面の白い花はこの外壁によく似合いますし、落葉樹ですから夏は西日を遮り、冬は日射を阻害もせず、と一応考えてもいるのですよ、実は。(^^)
植栽位置と枝ぶりの向きはスタッフの井上が造園職に、「もう少し右」とか「90度回してください」とか細かく指示を出して決めたものですが、うーむ、なかなかの出来。(^^)v
夕方に顔を出していただいたNさんもとても喜んでおられましたのでありました。



急傾斜地の家 完成見学会
参加者募集中です。
開催日:2007年12月22日(土)・23日(日)
場所:兵庫県西宮市
詳しくは下記リンクをご覧下さい。皆様からのご参加申込みをお待ちしております。
http://blog.kenchikusha.com/archives/50395803.html


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この記事へのコメント
4
こんばんわ〜
あれっ急傾斜地の家は屋根から顔出ませんでしたっけ
失礼しましたっ
それにしても下から見上げるとすごい迫力ですね〜
Posted by yo at 2007年12月19日 22:01
おはようございます。
実際にこの下の小道に立つと建物が転げ落ちてきそうな感覚になりますよ・・・もちろん落ちてきたりしませんが。(^^)
Posted by masai at 2007年12月20日 09:53