今回は先週土曜日に撮った夕暮れの池田界隈の写真を掲載しながら、文章の方は久々に時事話など・・・。

12月3日からバリ島で開催されている気候変動枠組み条約第13回締約国会議(COP13)も昨日からいよいよ閣僚級会議に入りましたが、相変わらず各国の思惑が渦巻き、丁々発止の議論・駆け引きが行われているよう。
個人的には、やっぱり地球全体の問題なのですから、先進国か開発途上国かを問わず米国はもちろん中国・インドなどの温室効果ガス排出大国も当事者として枠組みに入った上で、きちんとした数値目標を盛り込んだ「バリ・ロードマップ」の策定が必須だと思うのですが、どうも現時点では暗雲立ち込めるといった感じ。
でも、それらのニュースを見聞きして思うに、特に米国などは、数値目標を文面化して決めた以上(当たり前といえば当たり前の事なんですが)それを絶対に遵守しなければならない・・・だからこそそれを拒む、といった姿勢がはっきり見えるような気がします。
振り返って日本はどうなのか。
どうもCOP3で京都議定書に決められた日本の温室効果ガス排出削減目標<対1990年比 -6%>なんて、この分では到底達成できそうもなさそう。
そもそもこの日本の削減目標、ヨーロッパ諸国(-8%)や米国(-7%・でも結局は批准せず)の目標値が、実際に達成可能なのかどうか、また達成した場合には経済にどのような影響を与えるか、それぞれにあらかじめシミュレーションした上ではじき出された数値だったのに対して、日本は特にこれといった裏づけもないままに合意したもの。
今にして思うに、そこには「できなきゃ、できないで、まあ、しゃーないわ」というアバウトな気持ちが当初から漂っていたような気がします。
で結局、最も有意義な政策と目されていた「炭素税」導入は遠の昔に産業界の意向(威光)で一蹴され、削減目標達成困難が見えてきた今、かなり慌ててはいるようですが、政府の態度を見ていると既に「しゃーないわ」感というか「それはそれとして」感がチラホラしている気がしないでもない。

自民党の選挙公約「来年3月末までに宙に浮いた年金記録の照合作業を終える」は、昨日の衆院厚労委員会での厚生労働大臣の発言で「今後2年以内に」という事にいつのまにか変わったそうで、昨日の<NEWS23>で耳にしたところによれば「選挙公約が全て実現できるものなんて考える方がおかしい」旨の発言をした国会議員なんてのもいたとか。
大阪の恥のような船場吉兆なんていう最低級料亭での騒動・事件をはじめ、相次ぐ(食品に限らず)不正事件などを眺めても今年の漢字に選ばれた「偽」は、結局はこの国に染み付いた「業」なのかとも思ってしまいます。

3点ともGR DIGITAL 適宜トリミング 上写真のノートリミング版はブログ写真徒然に掲載: 団栗拾い
最近、公の場でも京都議定書の削減目標を達成すれば地球温暖化が“防げる”と発言、あるいは聞いている人がそう受け取りかねない言い回しをしている方をたまに見かけるようになりました。
まあ、勘違いか不勉強なだけなんでしょうけれど、これも「偽」。
削減目標を達成したとしても温暖化への歩みを“抑える”だけで、決して防げはしません・・・しかも京都議定書に定められた世界全体で<-5%>を達成できたとしてもその抑制効果は微々たるもの。
COP13で取りまとめようとしている<バリ・ロードマップ>のさらに先の目標値、主にヨーロッパ諸国が提唱している「温室効果ガスを世界全体で2050年までに対1990年比50%削減」がたとえ実現できたとしても、大気中に二酸化炭素やメタンガスが増え続ける事には変わりなく、画期的な二酸化炭素の固定化技術など革新的技術も見出せない現状では、温暖化をある程度抑制する事はできても、その歩みを止める事はできないのです。
もちろん、だからといって個々人が何もしないで良いわけではなく、まずはできる事から「偽」無くコツコツとですが、運転席にたった一人の乗車で街中をブンブン走り回っている乗用車の多さを見るだけでも、うちの娘たちや上の写真に写っている子供たちが中高年になる頃には、はたしてどんな日本、どんな地球になっているのやら、何て事も思い、やっぱり心配の度はいや増す昨今なのでありました。
