今日は<急傾斜地の家>の足場解体の日。
快晴の空の下、足場シートの青いベールに包まれ続けた外観が、いよいよ姿を現しました・・・↓

♪ あの消えそうに燃えそうな ワインレッドの〜 心を持つ あなたの願いが 叶うのに〜♪
ワインレッドの心 作詞:井上陽水 作曲:玉置浩二
なにかそんな歌が頭の中に響いてきそうな色ですが・・・(^^)
日の当たり方によって、またこうした画像の場合にはデジカメやモニターの色再現性によっても色の印象はかなり違ってきますが、少なくともGR DIGITAL+私のナナオのモニターでは左の写真の色が最も実際に近い色、かな。住まい手は元より監督や棟梁他、皆さん、やれ阪急電車の色だの、いや昔の近鉄電車の色だの、いやいや私の着ているコートの色(昨日の記事で写っています)だの、いろんな説が飛び交っていますが(^^)、原典は大日本インキ化学(DIC)の色見本:フランスの伝統色の中の<F173 Laque>という色で、そこから顔料調色したもの。
それを7分艶のウレタン塗料でローラー塗しています。
赤系色でも比較的渋めの色ですが、敷地下の小道を通る近所の皆さんが目を丸くして見上げていたように強い主張を持った色には変わりありません。
なぜ今回こんな強い色を採用したかといえば、基本設計に試行錯誤する中で、このような敷地に住宅を構築しようという行為はそれがどんなプランであれ、「自然に抗う」ことを体現しているに他ならず、「抗う」を体現する以上そこに与えるべき色彩は地味な色ではなく、力強い色でなければならないのではないか、と考えたからです。
で、プレゼンテーションの時にこのような色合いでスケッチしたドローイングを提示したわけですが、正直、まさか住まい手に採用されるとは思っていませんでした。(^^)
でも(特に奥様が)大変に気に入られ、そのまま採用されてしまった・・・のでありました。
まあ、この提案がダメなら熱血タイガースファンの住まい手に敬意を表して、赤と白ではなく、黒と黄にしようかとも思っていたので・・・いま考えれば、そうならなくて良かったかも?です。(^^)
ちなみに<F173 Laque>を塗っているのは木造部分の大判サイディング外壁のみ。
対してRC部分は白(純白ではない)に塗り分ける事で、より色の強さを醸し出すとともに、熱容量の大きなRC壁への蓄熱を抑え、無用な熱負荷を軽減しています。

上写真は道路側、玄関のファサード。
木造部分全てがウレタン塗装仕上げではなく、建築基準法上、延焼のおそれのある部分に掛からず防火・不燃構造にしなくてもよい外壁部分は、このような杉板張(キシラデコールクリア:やすらぎ塗)としてアプローチ空間を演出しています。
そんなこんなの現場ですが、今日は造作家具・キッチンの据付けも行われました・・・というか、仕事としてはそちらの立会・検品&据付工事補助がメイン。
この住宅もいつものように家具・キッチンのデザインは私たちの事務所のオリジナル。
製作・据付工事も工務店とは別途工事として、うちから直接家具工場の矢野川別注家具さんに発注する事でより良いものをより安く!を実現しています・・・も、いつもの事。

左:キッチン背面の食器棚の据付け準備をする矢野川さん 右:据付け作業を終わった洗面収納
6点ともGR DIGITAL 一部トリミング
今回もややこしいデザイン&納まりの家具を(時々、ムカッとした表情を暗に示しながらも?)ニコニコと丁寧な仕事で製作してもらいました・・・いつもながらに感謝、感謝。
まあ、そんな家具のお話はまた後日。&見学会でのお楽しみという事で・・・また。
あーっと、一つ書き添えておけば、メインのキッチン・ワークステーションも白系(メラミン化粧板)。
決して赤系やタイガースカラーではありません。(^^)
急傾斜地の家 完成見学会
参加者募集中です。
開催日:2007年12月22日(土)・23日(日)
場所:兵庫県西宮市
詳しくは下記リンクをご覧下さい。皆様からのご参加申込みをお待ちしております。
http://blog.kenchikusha.com/archives/50395803.html
参加者募集中です。
開催日:2007年12月22日(土)・23日(日)
場所:兵庫県西宮市
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