飛騨の旅の最後は、世界遺産・白川郷。
まずは定番、山の上の茶店からの遠望・・・ただGR君の28mmでは、ちょっと広角すぎか?(^^;

晴れていれば遠景には白山の峰々が望めるようですが、あいにくの曇り空。なので、こんなのも撮っときました↓
ちなみに腰掛けているのはメンバーの一人。

俯瞰で集落を把握した後は、国指定重要文化財・和田家へ。
左:水田越しの和田家
右:同3階というか小屋裏・・・シャッタースピード・2/3秒、手持ち撮影。
さすがにかなりブレてますが、このくらい縮小(約1/64)すればなんとか見られるくらいにはなりました。(^^;

スタッフの方に聞けば、ここも高山の吉島家と同じく住みながらの一般公開だとか。
見学させていただける私たちにはありがたい事ですし、入場料を維持費用に当てたりもするのかな、とは思いますが、でもやっぱり他人様にどやどやと押しかけられるのはさぞかし大変だろうなぁ、と。
公開する事によって合掌造りという「形」は末永く遺産として残せるのでしょうけれど、ここにかつて在った暮らしは完全に失われてしまっている・・・公開以前から失われていたのかもしれませんが。
文化遺産・・・文化は本来「形」ではなく、そこに「在る」ものを指す言葉ではないのか?、それとも遺産だから「形」だけ残ればいいのか?
まあ、こんな単純な話では済まない難しい問題でしょうけれど、ちょっと違和感も感じてしまった見学でした。

同じく和田家、2階。茅葺は近年葺き替えられたそうで、その縄の真新しさと古材の対比が、また一興。
和田家に向かう途中では、おばあさんがドクダミを干している光景にも出会いました。↓
背景はやはり一般公開されている神田家。
まさに「スローな風景」といった感じで、我ながら「絵」になったか、と思っていますが、でも当然ながら、このおばあさんは写真を撮られるためにここでドクダミを並べているわけでもない。撮っておいてこんな事を書くのもなんですが、やっぱり大変だなぁ、と。
要はこの白川郷には表しかないというか、裏しかないというか・・・高山などのある程度大きな街であれば「見せ」の場である表とは別に半ば必然的に裏も生じそこに暮らしの場を広げて行けるわけですが、こんな小さな集落ではそんな余裕は到底無理。
それは見る側にとっても、かなり痛い光景・・・当初の期待とは裏腹に保存・修景そして観光化の難しさを思わず感じた次第です。

画像をクリックすると拡大画像(900×900)が別ウインドウで開きます。
ちなみに手前の籠の実際の色はプラスチックブルー。点在するブルーシートと共にレタッチで脱色しています。

蓮池越しに見る和田家 撮影は全てGR DIGITAL 適宜レタッチ・トリミング
<GR BLOG>トラックバック企画第22弾「スローな風景」に参加
最後は少し批判的な視点になってしまいましたが、でもそれも含めて色々と勉強にもなり、また気持ちの良い光景にも数多く出会えた飛騨の旅でした。
白川郷は正直「まあ、もういいっか」とは思いますが、今度は家族で、もう少しのんびりと飛騨地方を巡ってみたいと思っています。

