今日は朝から昨年12月に竣工した<奥天神の家>へ。
いまにも降り出しそうな空模様でしたが、最寄りのバス停でバスを降りるなり雨(^^;・・・でもその分、庭で咲いていた西洋紫陽花はより美しく見えました。

奥天神の家の庭に咲くセイヨウアジサイ
で、用件は竣工図(設計完了時点から工事中に変更した部分を訂正した設計図書)をお渡しするため・・・。
竣工後半年も経ってから竣工図というのも実に怠慢な話なのですが、今年に入ってからの忙しさと住まい手のNさんの「いつでもいいですよ」という言葉についつい甘えていたら半年も経ってしまった、という次第。
でも内心は、私が来るのを心待ちにしておられたようで、申し訳ないやら何やら・・・(^^;
やっぱり(当たり前の話ですが)何事も迅速に!と反省。m(_ _)m

そんなこんなで約半年ぶりの訪問となったわけですが、毎度の事ながら、半年も経つと杉の赤身・白太の色合いは落ち着きを見せはじめ、それによって、まず素材、ではなく空間自体にすっと目が向くようになり、その場の雰囲気の良さをより直感できるようになってきている、と感じられました。
そんな中、上の写真で目に留まるのは階段に張られたネット、だと思います。
左は見学会の時の写真ですが、この時も、その後の竣工写真撮影の際にもネットはありません・・・引越し後に張ったものです。このような存在感を和らげたオープンな階段は、元気な大人だけの住まいなら別にどうという事もありませんが、お子さんが小さい場合やお年寄りと同居の場合はやっぱり危険。
危ないという理由で左のオープンな側に手すりや手すり壁を設けるのは簡単な事ですが、そうするとこの空間は重苦しいものになってしまいます。
お年寄りが居られる場合は致し方ない事ですが、小さなお子さんの場合、危ないのはせいぜい小学校2・3年生くらいまでの事。
それが為に、ずっと重苦しい手すりと暮らして行くのはどうかな、と思えるプランや空間になる事があり、この<奥天神の家>の場合も一目瞭然、そんな空間になりました。
そんな場合にご提案するのが、このネット張り・・・まあ、私に限らず、多くの建築家や工務店がやっている事で特別な事でもないんですけれども。
お子さんが小さく危ない間だけ、ちょっと目を瞑って、ネットを張っておき、大きくなったら外して、本来の空間を楽しむ・・・そんな仮設的手法の一つです。
私の手掛けたものでは<塚本の家>の階段手すりもこの手法。
でも、こちらはもうお子さんもそこそこ大きくなられているはずで、既に外されているかもしれませんが・・・。
<塚本の家>も竣工後早4年。近々にでも一度お邪魔しなければとは思っていますが・・・。
