
美味しかった魚処「てらき」での昼食の後は、今回の旅のメインディッシュその1<金沢21世紀美術館>へ。
この美術館は<妹島和世+西沢立衛/SANAA>の設計により2004年10月9日に開館・・・少なくとも21世紀の最初の四半世紀中は世界でも5本の指に入っていること確実な珠玉の美術館建築。
まあ、そんな建築話はさておき、ついでに正当な(?)建築写真的構図もさておき、ちょっとひねたアングルで捉えた外観写真を2点↑↓。

画像をクリックすると拡大画像(1000×750)が別ウインドウで開きます。
上の写真は見てのとおりピンボケ画像。
この1カットに限りなぜかGR君がヘソを曲げ、(たぶん、たしかに)合焦表示が出ていたにもかかわらず、パソコンに取り込んでみたらピンボケ画像になっていました。
でも、それが逆に、噛めば噛むほど味が出てくるというか・・・この建築を紹介するにはもしかして最適かも、と思えたので敢えてピックアップ。

レタッチで左右反転 カラーで撮影後モノクロ化
この日、館内では<我が文明:グレイソン・ペリー展>が開かれていました。
妻共々、予備知識もなく観たのですが、これがなかなか面白い作品群でした。
壷の作品が中心でしたが、その壷に(しげしげと観れば違う、とはわかるものの)一見薄っぺらなタッチで描かれた様々な社会世情批判・芸術論壇批判の絵や写真コラージュとはある意味裏腹に、製作風景を綴ったビデオの中で、土を捏ね手ロクロを回し、釉薬を幾度にも重ねた上で鉄筆削り出しの線を一つ一つを描くという、丁寧に丁寧に一つの壷を造り上げて行くベリーさんの姿が印象的で、あらゆる創作行為の根底になくてはならない基本の大切さを改めて教えられようでもあり、とても勉強になった展覧会でした。
このような事には私なんぞよりよっぽど専門的な妻も、面白い!と唸ってました。
でも、子供たちには、まあ、当たり前の話ですが、取り付く島もなくかなり難しかったよう。
そんな彼女たちには常設コレクションのこんな作品↓の方がよっぽど楽しい・・・もちろん、大人も楽しい。(^^)

この美術館の名所(?)、レアンドロ・エルリッヒ作スイミングプール<La Pileta>。
プールの中から見上げると、こんな風↓。

・・・「どうなってんの?」と思った方は、ぜひ金沢21世紀美術館へ。(^^)
この美術館は「まちに開かれた公園のような美術館」がモットー。なので有料ゾーンや特に禁止された場所でない限り、上のプール内でもそうですが館内の写真撮影は自由。そんなところも(特に写真好きには)魅力の美術館です。
で、後述のワークショップに子供たちが興じる間、私はといえば館内をウロウロ、パシャパシャ・・・様々な空間を堪能&画像に収めまる事ができました。
そんな中からさらに2点↓。
右は館内で唯一白くない壁、マイケル・リン作<金沢21世紀美術館での展示プラン>。←この名前の回りくどさが、そこらへんの壁画とは違うよ!という事を知らしめている・・・のかな?(^^;

3時からは館内に併設されている<シアター21>で開かれたコンサート(無料)へ。
オーケストラ・アンサンブル金沢のメンバーによる弦楽四重奏。今年はじめに井上道義さんを音楽監督に迎えてから、このような活動がより活発なよう・・・粋な町、金沢って感じのコンサートでした。

そんなコンサート会場の客席(地べた座り席)の周りには、下写真左のような灯りが・・・よく観るとミカンの皮を刻んだものやメロンの皮をそのまま乾燥させたランプシェード。
はじめて知りましたが、ピールアートというのだそうで、光だけでなく空間に広がる爽やかな柑橘系の香りもまたアートって感じの作品群でした。
これらは才田春光さんの作品・・・妻は嬉々として「学校の授業にも使えるかも」なんて言いながら、この日会場で来ていたご本人からいろいろ話を聞いていたようです。

その傍らで、子供たちはワークショップに参加↑。
ワークショップとはいっても、ネーブルや八朔の皮を切り抜くだけで小学6年生には簡単すぎるものでしたが、それでも結構、楽しんでいたよう。
2時前に入って、そんなこんなで、気がつけば時計は4時半過ぎ・・・家族4人、それぞれに楽しめた満足度100%の美術館への旅でした。

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