東京都千代田区にある日本カメラ博物館では6月24日まで特別展<リコー展 リコーフレックスからGR DIGITALまで>が開催されているそうで、その様子が<GR BLOG>に昨日アップされた記事<リコー展に行ってきました!>で紹介されていました。
その記事の中で<XR 500>が取り上げられていて、なんだか懐かしくなり久しぶりに持ち出してみる・・・というわけで、今日のお題はこのカメラ。
でも、このカメラとの出会いや想い出については2005年9月5日の記事<XR 500>で既に書いてしまっているので、その辺の話については下記リンクをご覧いただくとして、今回はカメラ自体の写真を中心にプチ特別展とまいりましょう。(^^)
XR 500>http://blog.kenchikusha.com/archives/50039348.html
XR 500 製造番号:37 185190今回の撮影は全て空色GR君ことGR DIGITAL 40100010
一部トリミングとヒストグラム調整を施しています
シャッタースピードの最高速は1/500秒↓・・・これがこのカメラの名の由来。
で、低速側は1/8秒までであとはバルブがあるのみ。まあ、1/4秒以下は撮影者自らの指捌きで撮れ!というカメラです。(^^)
巻き上げレバーはシャッターロックと露出計のスイッチを兼ねていて、予備角まで引いて赤丸印が出ればシャッターロックがはずれ撮影可能に。
シンプルな機構ですが、左目利きで眼鏡を掛けている私にはこの巻き上げレバーが右目の眼鏡に当ってしまうので、それがこのカメラを使っていて一番難渋したところでした。

XR RIKENON 50mmF2付きで39,800円(正確には本体+レンズ37,300円 速射ケース2,500円)と当時としては破格に安い一眼レフカメラでしたが、ペンタ部のRICOHの文字↓はペラペラの印刷ではなく、ちゃんと彫り込み文字にインク流し込み。
ちなみに長年使った割には綺麗なペンタカバーの外見ですが、実は一度落としてこのカバー(エンジニアリングプラスチック)が真っ二つに割れ、それでも撮影はできたのですが(一時ガムテープを貼っていた)、さすがに・・・というわけで、上部外装(シャッターダイヤル・巻き上げレバー共)を交換修理したので新品同様の美しさになっています。
で、お気付きの方は少ないかもしれませんが、その時、本来右手側正面にあるべき<XR 500>のロゴがなぜか無い外装になってお戻りになった・・・以来、もしかしてちょっと珍品?という我が家のXR 500君です。

左手側には当然ながら巻き戻しレバー。周囲にフィルム感度ダイヤルが配置したデザイン。感度は当時一般的だったASA(今はISO)とDIN(ドイツのJIS規格みたいなもの)のダブル表記になっていて、このカメラで一番賑やかしく見える部分です。
マウントはペンタックスと同じKマウント。XR500が発売されたのは1978年ですが、その前年に発売された<XR-1>・<XR-2>からリコーもM42プラクチカマウントに替わってこのKマウントを採用したそうです。
マウント左下には機械式セルフタイマ。
その上にある出っ張りは上位機種<XR-1>では絞り込みボタンになっている部分で、廉価に仕上げるためボディーの金型を共有した事により残った痕跡のよう。
このカメラは当時としては軽量に仕立てられたカメラ(GR DIGITAL2台分より軽い感じ)ですが、それに反比例するかのようにミラーショックはとんでもなく大きい。
例えて言うなら、シャッターボタンを押したとたん、ミラーボックスの中で星一徹がちゃぶ台ひっくり返す感じ!?・・・まあ、それはオーバーにしろ、レンズを付けずにボディだけ机の上に置いて、レリーズケーブルでシャッターを切るとカメラが(微妙に)跳ねるのがわかります。(^^)
でも、そのショックが如何にも「ああ一眼レフやん」という(ある意味間違った)考えを私に植え付け、当初はシャッターを押すのが楽しかった、と記憶しています。(^^;
裏蓋を開ければ、フィルムガイドレールもちゃんと手を抜かずアルミ削り出し。シャッターは電池要らずの機械式縦走りメタルフォーカルプレーンシャッター。たぶんセイコー製かな。
写真ではよく写っていませんが、スプロケットはごく一般的なフィルム差込用の溝が切ってあるだけもの・・・使い始めた当初は、うっかり空巻き上げをよくやってました。(^^;
下はGRで覗いたファインダー像。
ピントスクリーンはマット面でも比較的ピントの山が掴みやすいものですが、でも暗い。(^^)
ペンタプリズムではなく軽量化・低価格化のためペンタミラーを採用しているので、致し方なしなんでしょうけれど・・・まあ、なにせシャッターの低速側が1/8秒ですから、暗いところでは使わないように、という暗黙の了解を強いるカメラではあります。(^^)

ファインダー内表示はご覧のように追伸式の露出計のみで、いたってシンプル。
今回、6年ぶりくらいに電池(LR44×2コ)を入れましたが、露出計はちゃんと動きました・・・さすが、昔のカメラは性能や値段の裏に隠された根性が違います。(^^)v
最後はGR DIGITALとの大きさ比較。
本来なら装着するレンズはRIKENONとならねばなりませんが、今は持っていないのでSMC PENTAXでご勘弁。

・・・これを撮ってみて、ああ、この二つのカメラの間には27年の時が積み重なっているんだなぁーとホロリ・・・とまでは行きませんが、ちょっと感慨。
で、こんなアングル↓を思いつく。

画像をクリックすると拡大画像(1200×900)が別ウインドウで開きます
XR 500のミラーボックス越しのGR DIGITAL。題して「リコー27年の歴史を見通す」
というわけで、GR BLOG・トラックバック企画第18弾「アングル」に参加するのでありました・・・・・完
