先日、ご紹介したGR DIGITAL1周年記念パーティは午後からの開催でしたが、せっかく東京まで行くのに、それだけに行くのはもったいない。←貧乏性?(^^;ここはついでに、気になっていた建築と気になる建築展も見ようっと!ということで朝8時に伊丹空港を発ちました。
射し込む朝日がまだ眠い目には眩かった。
ちなみにANAの東京便で機種がB777-300の時はいつもこの風景の席。
58列のAかK・・・サイド3列が2列に変わるところで通路が広くなんだか落着く、というのが理由。でも、大概はエンジンからの排気煙のためか窓は汚れています。(^^;
さて、東京に着いてまず向かったのが、気になっていた建築・西沢立衛氏設計<森山邸>・・・おそらく2006年に発表された住宅系建築の中では最大の話題作なんじゃないでしょうか。
ご存じない方は、まずは下記の新建築ウェブサイトに掲載されている写真やプランをご覧下さい。
森山邸 QuickTimeVR>
で、実物を観ておいてよかった・・・というのが率直な感想、ってなんだかよくわかりませんが、正直、まだ頭の整理がついていません。
発表されている写真を見たり、文章を読んだ時には「そうだ、こんな住宅もありえるな」と理解していたつもりでしたが、実際に目にした光景は、ちょっと衝撃。
広くはない前面道路に立つ私の前にはA棟の大きな窓。
その室内、リビングには愛犬と遊ぶオーナーの姿。
そして再び大きな窓。
さらに路地風の庭、C棟の縁側と続いて行く・・・そう、土曜の朝の一時、全てが開けっぴろげ。
I棟も人影こそ見えなかったものの、目の前にある窓にはブラインドなど下ろされてもいない。
野中の一軒家ではなく、道路向いでは住宅が工事中で職人さんたちの出入りも結構あったり、通りにはそれなりに人通りもあったりで、通り過ぎるおば様二人は眺めている私を意識してか、「この住宅ね、結構建てるのたいへんだったみたいよ」などとお喋りしながら過ぎ去って行く・・・。
この建築が持つコンセプトを完璧に真っ当する、そのライフスタイルの凄味。
でも、そこには何かが欠けているように感じられてしかたがない・・・この敷地内での関係性はともかく、それを越えてある(べき)近隣との意識、他者の目、そこに生まれる(べき)関係性。
(べき)と考える事自体に、もしかしたら間違いがあるのか、云々・・・いまだ自分なりの整理は付かない。
そんな目で眺めていると、なんだか写真も腰が引けたような構図になってしまいました。(^^;

以上2点共(当然ですが)GR DIGITAL 若干トリミング
そんな状態に頭を抱えながらも、時間もなかったので急いで次の目的地、気になる建築展へ。
東京オペラシティ・アートギャラリーで10月7日からはじまった<伊東豊雄 建築|新しいリアル>へと行ってきました。
アートギャラリー・ウェブサイト>http://www.operacity.jp/ag/
観た感想は、一言で言うならば「ホッ」・・・って、これもなんだかわからない感想ですが、最先端の構造設計を背景に、かつてない空間を創り続けている伊東豊雄氏ではあるけれど、<森山邸>を見た後では、その「かつてない」範囲は私の頭の中にある既存の思考の中に納まっているように感じられ、なんだかホッと安心できた、というわけです。
折りしも展示会のタイトルは<新しいリアル>。
新しくはあっても、そこに広がる世界は「リアル」な世界。そこから考えると<森山邸>はこの世界に実在していながらも「バーチャル」な建築と、考えられなくもない・・・もとい、まだ整理できていません。(^^;
そんな悩みはともかく、なかなかに得られるものが多い展示会。建築関係者だけでなく一般の方にもお奨めの建築展だと思います。
12月24日まで開催されているそうなので、機会があれば、ぜひどうぞ。
