2006年08月29日

色決め

0354
先日の日曜日は<奥天神の家>の色決め。
設計段階で決まっていなかった色や品番を住まい手と打合せしながら決めて行く作業です。
物体にしろ、空間にしろ、形あるもの(ガラスなど透明なものも含めて)は全て色を持っています。往々にして色(素材感も含めて)は空間やモノの存在を時に形以上に決定付ける要素ですから、色を決めるという作業は住まいづくりの上でもプランニングと並ぶ重要で侮れないものです。

<奥天神の家>はワラスサ入り土モルタルと名付けている左官仕上の母屋に杉板張り木材保護塗料塗の書斎が別棟で建つ、という構成の住まい。
母屋から見れば小さな書斎棟ですが、道路側に位置するため、その外壁の色を何色にするかによって住まい全体の印象が決定付けられる重要な要素となっています。
で、私としてはその杉板は「グレー系じゃん」と心の中では決めていたのですが、住まい手は木にグレーの色付けをしたイメージがどうも浮かんでこない様子。
で、打合せの前に実際に杉にグレー系木材保護塗料を塗った住宅を見せて好印象を持ってもらおうと計略を練り(^^)、<小曽根の家>に伺ってきました。

小曽根の家にてグレー系の木材保護塗料は今までにも、多くの住宅で用いていて、どの住宅を見せようかと思案したのですが、打合せを行う予定のうちの事務所から近い、内部仕上も参考になる素材が多い、そして、偶然、<小曽根の家>のご主人の以前勤務先が<奥天神の家>のすぐ近く、という事で今回は<小曽根の家>にお邪魔させていただく事にしました。
快諾いただいた<小曽根の家>のNさんにあらためて感謝感謝です。
ありがとうございましたm(_ _)m

写真はグレー色の杉格子壁の前で談笑する<小曽根の家>の住まい手Nさんと<奥天神の家>の住まい手Nさん・・・これも偶然Nさん同士。(^^)

で結果は・・・作戦通り、書斎の杉板張りはグレーに決まりました。(^^)v
ちなみに左官壁の方は写真のような黄土色ではなく、これも設計当初からイメージしていた生成色っぽい土の色で決定。
さて、どんなファサードが立ち上がるのか、これからのブログをお楽しみに!です。

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