<苦楽園の家>では1日から鉄骨建方を行っていましたが、昨日、土曜日にはその作業もほぼ完了し、午後からはめでたく上棟式となりました。建方中、一部手直しもあったりはしましたが、建ち上がった鉄骨の精度は最大誤差2mmとかなりのもの。
平面形が台形で手前は2.25mの片持ち梁、さらに柱の一部を1階と2階でずれているというかなり複雑な構造ですが、精度良く建ち上がり、一安心。
下写真右は最上階となる3階の柱に御幣を取り付ける鳶職、左は式前の略式祭壇・・・今回も神官を呼ばない略式の上棟式で執り行いました。

上棟式後の直会(なおらい)で、「この土地に家を建てようと決めてから、かれこれ5年の月日が建ちましたが、やっとここまで来ました」という住まい手からのお話がありましたが、うちの事務所にはじめてお越しいただいたのが2003年6月14日の事でしたから、私たちとのお付き合いも丸3年になる計算。
2003年7月に竣工した<塚本の家>の完成見学会前後に簡単なエスキースプランを描いて、しばらくやり取りさせていただいていたものの、その後1年半ほどは音沙汰がなく、ああ、もう他所の設計事務所で建てられたのかな、と思っていたら、昨年の早春に再びご連絡があり再会。
聞けばこの間、やはり他所の設計事務所で、かなりのんびりではありますが、基本設計を詰めていたとの事。
でも、打合せを重ねるうちに、どうもその設計者と自分たちとは合わない事がわかってきて、設計料もいくらか払ってはいたけれど、それは潔く捨てて私たちの方にご依頼をいただいた・・・そんなご縁があってのこの日でした。
式後も現場を離れず、四周を巡ったり写真を撮ったりしているご主人の姿を見ていると、ああ感無量なんだろうなぁ、という思いが通じてきて、こちらとしても「ああやっとここまで来たか」と、気持ちの良い時間を過ごさせていただいた上棟式でした。
