記事<Wachi>で紹介していた<園田の家>の住まい手、金谷則子さんの陶展。最終日となった今日の朝、ようやく訪ねる事ができました。
神戸・北野町にあるコンクリート打放し仕上のギャラリーには、窯変釉と焼成時の変形という偶然性の中にも金谷さんオリジナルの世界が込められた素敵な陶器が展示されていました。

月日が経つのはあっという間で、金谷さんとは4年ぶりくらいの再会。
会場には則子さんと共に木彫をされているご主人も居られ、作陶の話だけではなく、住まいのこと家族のことに花が咲いた心地よい小一時間でした。
ちなみに左写真の丸テーブルはご主人の作。栃のロクロ挽きに柿渋の作品で、簡単に作ったと仰っていましたが、なかなか素敵な小テーブルでした。
また、ご自宅にお伺いする事をお約束して、帰り道は少し遠回り。懐かしの北野町を少しばかり散策です。
前にも何かの記事で書いたかもしれませんが、私の大学時代の卒業論文と設計は、この北野町のデザインサーベイ。
当時、既に異人館ブームが始まっていたとはいえ、町並みはまだまだ観光化されているとは言えず、街と観光商業施設の間に少しばかり歪みも見られるようになってきていた、というような時代。
そんな中、この街が将来どんな街となるべきか、発展のための方向性をどのような形で示して行けば、住人と観光客、住宅と商業施設が上手に共存して行けるのか、そんな事を考え模索しながら様々な要素をデータ化し、地域計画をまとめる事に没頭していた事が懐かしく思い出されます。
で、久々に散策してみた北野町の印象は「・・・・・」。疑洋風建築の隙間を埋めるかのように建ち並ぶ観光客相手の我も我もというような感じの雑多な店や、景観などどこへやらというような建築ばかりが目立つ、北野らしさなど感じられもしない住民不在の街に成り下がっていました。
秋の北野町をGR DIGITALで、と思いながら歩いたのですが、さしてレンズを向けたくなるようなものもなし。
まあ、現実的に考えれば避けようのない結果なのかも、とは思いますが・・・。
そんな中、唯一の救いは、側溝からヒョコッと顔を出したこの人懐っこい猫ちゃん。
呼んでもこっちを向いてはくれませんでしたけどね(^^;
ま、そんなボヤキは置いといて、今日の収穫。白釉と天目釉のコップですが、棚に並んで置かれている姿を見て一目惚れ。人生は白と黒などと分かったような分からん事をつぶやきながら即買いでした。(^^)
これからは事務所で大切に使って行こうと思うコップたちです。
