2005年06月11日

梅雨入り

0078
ガクアジサイ近畿地方も今日、梅雨入り宣言。
池田市周辺も今日は雨が降ったり止んだりの空模様です。
当たり前すぎる連想ですが、梅雨といえばアジサイ<紫陽花>。
写真は今朝、自宅から駅までの通勤途中の道端に咲いていたガクアジサイです。
アジサイにはやっぱり雨が似合いますね。

写真のガクアジサイは日本原産。
後ろ中央にチラッと花が覗いている装飾花だけが丸く咲く、いわゆるアジサイ(セイヨウアジサイ)は、日本のガクアジサイが中国を経て欧州へと伝わり、品種改良されて日本に逆輸入されてきたもの、ってご存知でしたか。
私はこの文章を書くために下調べをしていてはじめて知りました。(^^)
品種改良される過程で、ガクアジサイの中央に集まって咲く本当の花が無くなり、装飾花(花弁ではなく実はガク)だけになってしまったので花が咲いているように見えても実は結びません。
この話は以前から知ってました・・・名誉挽回。(^^)
なので本当は、いわゆるアジサイの方をガクアジサイと呼び、ガクアジサイの方をアジサイ<紫陽花>と呼ぶ方が名前としては正しいような気がするのですが、植物の名前ってややこしいですね。

アジサイの特徴で誰もが知っている事といえば、移り気な花の色。
よく酸性土壌では青色に、アルカリ土壌では赤色になると言いますが、これは正しくもあり正しくもなしというところ。
アジサイの花(ガク)の色はアントシアニンという物質とアルミニウム、それに補助色素の量や互いの結合状態で決まります。アントシアニンと補助色素の多くはアジサイ自体が合成しますが、アルミニウムは根を通じて土壌から吸収されます。
ですから、吸収されるアルミニウムの量が多くなると青色に、少ないと赤色になるというのが正解で、一般的にはアルカリ土壌より酸性土壌中のアルミニウムの方が根に吸収されやすいため、酸性土壌イコール青色というのも間違いではないのですが、肥料や土壌中のアルミニウムの絶対量によっては逆の色になることもある、というのが本当の答えです。
またアジサイが合成するアントシアニンの量でも色は変わり、アントシアニンが多いと色鮮やかな花に、少ないと白っぽい花の色になります。
写真のガクアジサイは、ちょっとアントシアニンが少ないようですね。

アントシアニンといえば、最近は疲れ目や視力回復に効くといわれて脚光を浴びていますが、最も多く含まれているのはブルーベリーだそうで、本の読みすぎでメガネっ子になってしまったうちの娘たちも、毎晩ブルーベリーエキスのカプセルを飲んだりしています。
だからと言って色鮮やかなアジサイをかじっても視力回復に役立つのかどうかまでは、私は知りませんが。(^^)

キョウチクトウ花ついでに。
こちらは近くに咲いていたキョウチクトウ<夾竹桃>の花。
この季節の花といえば、こちらも関西ではよく目につく花です。
キョウチクトウの花の色も赤や桃色、白や淡黄色と豊富ですが、こちらはアジサイとは違い純粋にDNAで色が決まっているよう。

ちなみにキョウチクトウは丈夫で排気ガスなどにも耐性があるので、一時期公園などの公共の場に盛んに植えられましたが、もともと樹皮などに強心剤としても使われるような有毒成分を持つ樹木。
数年前だったか、公園で遊んでいた小さな子供が枝をかじって危篤状態に陥ったというようなニュースが流れ、以来、多くの公園では切り倒される運命にあるとか。
人間の身勝手も甚だしい話ですが、小さなお子さんがいるご家庭では庭木として植えるのは避けた方が無難な樹である事は確かです。

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