温室効果ガス削減のためのアクションプランを国民一人一人が実践して行こうと呼びかけるプロジェクト<チーム・マイナス6%>。もうご存知の方も多いと思いますが、最近ニュースなどでよく聞く<COOL BIZ:クールビズ>もこのプロジェクトの一環です。
右の画像はチームメンバーになるともらえるチームパス。
1ヶ月ほど前にメンバー登録した私の番号は4135番。
今日6日現在の登録数は約12,000人だそうですから、1ヶ月で約8000人の方が参加されたことになります。この伸びは多いのか少ないのか、たぶん目的からすれば圧倒的に少ない数字です。
メンバー登録したからといってなにがあるわけでもなく、自ら積極的に温室効果ガス削減のためのアクションプランを実践して行かなければなんの意味もないわけで、費用対効果の程はいかばかりかと疑問なところもありますが、いままで地球温暖化対策への意識が薄かった人たちに啓蒙してゆく意味では、多少なりとも効果はあるのかなとも思うキャンペーンです。
チーム・マイナス6%サイト:http://www.team-6.jp/
<−6%>とは、いうまでもなく京都議定書に定められた日本の温室効果ガス削減目標値ですが、それはあくまでも、基準年である1990年の排出量(フロンなど一部のガスについては1995年の排出量)に対して−6%という事。
ところが今年3月に発表された最新の報告書によれば2003年度の排出量は基準年比+8%となっており、実際に削減しなければならない温室効果ガスは基準年比−14%、二酸化炭素換算で約1億7千万トンにも上ります。
地球温暖化対策推進大綱の評価・見直しを踏まえた新たな地球温暖化対策の方向性について 第2次答申
この−14%という目標を2012年までに達成しなければならないわけですが、現在のところ目標を達成できる目処はまったく立っていないのが現状です。
二酸化炭素排出量の半分を占める産業・エネルギー部門(−0%)での削減策はほぼ頭打ちとなってきており、これ以上の削減はよほどのブレイクスルーでもない限り望めない状況。
そこで政府としては、残り半分占める運輸(+19.5%)・事務商業他(+36.9%)・家庭(+28.9%)の3部門でなんとか削減目標達成の目処を立てなければならないという瀬戸際に立ち、このキャンペーンを展開しはしめたというのが実際のところです。
※各部門後のカッコ内数値は2003年度における部門ごとの基準年比温室効果ガス増減量 第2次答申から
地球温暖化問題はウェブサイトの<パッシブデザイン−終りなき最終章−>でも書いたように人ごとの話ではなく、私たちの生活や子供たちの将来の暮らしに直結した問題です。
経団連など産業界からの圧力かなにかは知らねど、産業・エネルギー部門での根本的な削減策をいつまでも打ち出せない官僚や政治家に大きな問題があるとはいえ、やはり一人一人ができうるかぎりの事をコツコツとやらなければ、ほんまに大阪になんて住めなくなります。
削減目標を達成し温室効果ガス排出量を今後基準年レベルで維持できたとしても大気中の温室効果ガス濃度が増え続けることには変わりなく、100年後の大阪の夏の最高気温は45℃なんて日がざらに来るわけですから。
