2005年06月04日

鉄橋

0073
今日の午前中は池田市伏尾へ。
3月下旬にはじめて事務所にお越しいただいた方から、先日、設計段階に進みたいとのご依頼を受け、打合せがてら敷地を見に伺ってきました。
伏尾は事務所からいえば、五月山を挟んでほぼ真北に位置する地域。
近くには伏尾台という住宅開発地もあるとはいえ、池田もこの辺りまで来るとのどかな風景が広がってきます。
のどかだけに敷地は市街化調整区域といって、原則として農業従事者か区域制定以前から住んでいた人しか住宅を建てられない地域。またそれらの条件をクリアしていても、過度に人口を増やさないため様々な制約が設けられている地域です。
幸い計画地はご実家と同敷地ということで、諸条件をクリアするための様々な申請手続きは必要なものの、まあ、敷地を見せていただきお話を伺った上では、なんとかなるだろうという感じです。
まあ「感じ」では仕事にならないので(^^)、これからはプランニングと同時進行で土地状況に対する様々な調査や申請への段取りを行ってゆく予定です。
でも、そんな申請手続き上のごちゃごちゃを横に置けば、ロケーションは素晴らしい敷地。北と南にはおそらく今後も開発の手は入らないだろうと考えられる林や森が広がり、谷を渡る風も清々しいもの。
これからの設計が楽しみな計画です。

赤い鉄橋写真は国道から少し入って計画地へと至る途中、余野川に架けられた鉄橋。
私の生まれ故郷・淡路島にも、かつてはこのようなトラス組みの小さな鉄橋がそこここに架けられていたのを思い出し、懐かしさが心に広がりました。
記憶にある橋の色もこの鉄橋同様、やはり赤。
昔の鉄骨用の塗装には、ローコストに仕上げる場合、錆止め上塗り兼用塗料が使われていましたから、鉄橋といえば自ずから錆止め成分である鉛化合物の色、赤色系と決まっていました。
いまでは錆止め塗料と上塗り塗料は別々に塗るのが一般的ですから、いろんな色の鉄橋も架けらるようにはなりましたが、でもやっぱり鉄橋は「赤」であって欲しいと、私なんかは思います。
特に緑が深い場所ではその補色である「赤」を使う事で、「橋は人工物」という良い意味での対比が明確になり、強い印象を残してくれるように思います。

そんな理屈はさておき、こんな赤い鉄橋を渡ってアプローチできる家ってどんな住まいだろうか・・・
住まい手から要望書もまだ届かない今から、頭の中でのイメージはムクムクと膨らみはじめています。
あっ、いくら自然と人工物の対比とはいえ、住宅の外観まで赤色にする気は毛頭ないので、ご安心下さい。(^^)

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