2005年04月09日

最も不幸な職能

少し前のニュースになりますが、イギリスの教育・訓練・資格取得推進団体<City&Guilds>がイギリス国内で行った職能別幸福度調査というもので、<建築家>は29職能中最下位になったと報じられていました。
以下は調査結果の翻訳です。

順位 職能 幸福度 %
01 美容師 40
02 聖職者 24
03 調理師 23
04 ビューティシャン 22
05 配管工 20
06 整備士 20
07 建築業者 20
08 電気工 18
09 花屋 18
10 フィットネスインストラクター 18
11 介護士 18
12 ヘルスケアアドバイザー 17
13 メディア 16
14 エンジニア 15
15 薬剤師 15
16 科学者・研究者 15
17 食肉処理業 14
18 DJ 13
19 インテリアデザイナー 9
20 旅行代理業 9
21 教師 8
22 銀行員 8
23 会計士 7
24 IT技術者 5
25 弁護士 5
26 秘書 5
27 不動産業 4
28 公務員 3
29 建築家 2

引用元:© The City and Guilds of London Institute

欧米ではステータスを持つ三大職能として<医師・弁護士・建築家>が挙げられるほど建築家の職能が認められているにもかかわらずこの結果。
もちろん、これは従業員として働いている人達へのアンケートであって、経営者<Master Architects>となるとまた話は別なのでしょうけれど。
私もウェブサイトの就職希望者へのアドバイスで書いているように、 その不幸度を認めないわけでもないけれど(^^;、その苦労があってこそ建築が建ち上がった時の喜びは大きいと思うのですが・・・。まあ、仕事全体からは一瞬に過ぎないか。
その一瞬にどれほどのエクスタシーを味わえるかで幸福度が決まるのかな。
そう考えると、どこの国でも気持ちは同じなのか、すぐに結果が現れてお客さんの反応が即時にわかる職業が上位に来ているように見えます。
対して下位に来るほど、結果を出すのに時間が掛かったり、褒められるより文句を言われる方が多い職能が目立つよう。
確かに、設計事務所のスタッフは良い結果を出そうと日々努力しても最後の最後で褒められるくらいで、その過程は年単位で長く、その間、所長からは無理難題の連続、工務店や職人からは文句を言われ、挙句に所長がいい加減な事務所だとクライアントからもクレームや変更の山という事になって、幸福な仕事とはとても思えないかも。(^^;
今日は休みでいないけれど、はたしてうちのスタッフの幸福度は?



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この記事へのコメント
幸福度を%で言うのは難しいデスね…。(^^;
建築が自分の手のみで造られる物ではない以上、色々な人とやりとりがあって、その中で文句を言われるのと褒められる確率は明らか…。
ですが、そのやりとりの中で四苦八苦しながら物ができるヨロコビを味わえ…ちょっとおかしな言い方になってしまいましたが、今のところはスタッフとして恵まれた環境にいるおかげで、所長がいい加減〜クレームや変更の山云々…はないので、イギリスの建築家より幸福度はあると思いマス。(^^)
Posted by inoue at 2005年04月11日 12:40
仕事の幸福度って、自分がやったことで、「ほめられる」とか「喜ばれる」みたいな、人からの評価を得ることなのかなぁ。直接お客さんにかかわる人は、そういう生の声が励みになるのでしょうし、そこから遠い人は上司の評価が重く気にかかるみたいな。でも、自分がなっとくいくようにやって、それでお金がもらえると、幸福な仕事なのかなという気もしますね。
Posted by lived in HOUSE IN TONDA 2 at 2005年04月11日 22:56
ワタクシ的に大うけのランキングでした。夫婦そろってワースト5位に入っているではないですか。
それにしても夫は、この春の移動で、住民、業者からつきあげられる可哀想な部署に移動となり、はた目には不幸な仕事についておりますが、至って幸せそうに日々過ごしております。要は相性と耐性ですよ。
結婚生活も然り。いかに気の毒に見えても本人さえ気づいてなけりゃ・・・。
Posted by かま猫 at 2005年04月12日 10:56
<かま猫>様、期待通りのリアクションありがとうございます。(^^)
確かにご主人にはどんな艱難辛苦にあっても、ホイホーイと生きてゆくであろうと思われるオーラを感じます。ある意味、尊敬!
Posted by masai at 2005年04月12日 22:32