2009年07月03日

竣工写真×2

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上池田の家>と<四世代の家>の竣工写真が、今朝、松村さんから送られてきましたので、その出来立てホヤホヤをチラッとご紹介。

上池田の家
上池田の家 撮影: 松村芳治

<上池田の家>の前回の記事は<見学会報告>・・・それから早、2ヶ月近く。
そのラストで「・・・残りの工事の様子も含め、もし撮影に立ち会えたら、またご紹介したいと思っていますので、もうしばらく「上池田の家の現場から」は続くのでありました」と締め括りながら、その後の機会を逸したり、紹介できるような写真も撮れなかったりで、まったく記事にしておりませんでしたが、もちろん残工事もとうに終わり、ご入居もされています。

撮影中そして、この外観写真も含めた追加の写真撮影時にも立ち会ってはいたのですが、確かこの時は、工務店の手直し工事の段取りの悪さにムカッときて記事にする気が起こらなかった、ような。(^^;
まあ、それはそれとて、左がその時の一コマ・・・洗面・浴室の撮影を行っているところです。
カメラを構える松村さん(左)と、シャッター開放時間の半分くらいで照明を消し、全体のコントラストを整えるべく、奥の壁にあるスイッチに指を置き待機する助手の大前君です。
かようにプロの撮影とは大変なもので、写真好きとはいえアバウト撮影(?)が性に合っている自分では、やっぱり撮れません。(^^)

一方、<四世代の家>・・・こちらも<見学会報告>の記事以来のご紹介となりました。

四世代の家
四世代の家 撮影: 松村芳治  この撮影時も立ち会うつもりがカバン紛失事件で右往左往していて結局立ち会えず(^^;

毎度の事ながら、数多ある撮影カット(四世代の家:73カット・上池田の家:36カット)の中からプリントしてもらうカットを選ぶのに時間がかかり、注文したのが6月2日。急ぎませんので、とは言ったものの1ヶ月以上経ち、松村さんにしてはちょっと遅いなぁと思っていたところ、実はこの外壁の色再現に苦労されていたのだそう。
私が微妙な色合いの再現をお願いした事もあってか、なんでも近年では最多のプリント焼き直しを行ったのだとか・・・誠にお手数掛けました。m(_ _)m
まあ、黄色系はデジカメにとって青紫色系に次いで色再現が難しいと言われている色・・・カメラ雑誌によく載っている色度図という現物の色と記録されたを色がどれだけ違うかを測定したグラフでは、メーカー問わずどのフラッグシップ一眼レフでも、必ず色相が大きく緑側に偏ってますもんね。←視覚効果面からの意図的な部分もあるようですが・・・
加えて印刷する場合は、RGB(光の三原色)で記述されてされているデジタルデータをYMC(色の三原色)+B(黒)に置き換えて色分解するわけですから、モニターでの色とプリントの色を合わせるのもまた大変。
でも、その難関突破(?)のお陰で、とても満足の行くプリントをいただく事ができました。
掲載しているデジタルの画像は皆さんが見ておられるモニターそれぞれによって大幅に色再現が異なりますから、どういう感じに写っているかはわかりませんが、ほんとプリントはいい感じの色です。

という事で、今回はそれぞれ外観1点ずつのみのご紹介でしたが、竣工写真の数々はウェブサイトの<仕事と作品>ページに後日掲載しますので、どうぞお楽しみに!・・・ただ、ここしばらくは忙しく、またちょっと時間をいただく事になるかもしれませんが、忍耐強くお待ち下さい。(^^;  
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2009年07月01日

梅雨の通勤道

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水滴
川西名産イチジクの畑を囲うネット

忙しさに圧され、ここしばらくは週初めだけの投稿に終始していたこのブログですが、月も替わった事だしここは一つ、以前の更新ペースに戻したい(希望)、と思っている今日この頃。
ブログをやってる人はわかると思いますが、記事を書くって、やっぱりいくらかは勢いなんですよね。という事で今日のところは、まずはの勢い付けにお気楽な通勤道写真など・・・昨日と今日に撮った写真からです。

水田
我家近くの水田・・・川西に引っ越した12年ほど前に比べてもめっきり田んぼは少なくなりました

こうやって稲を見ているといつも思うことですが、どこにでもある水と二酸化炭素、それに少量の硝酸塩などが光のエネルギーだけで、たった3ヶ月か4ヶ月後にはお米に変わる・・・植物ってやっぱりすごいなぁと思うのです。
お米に限らず野菜や果物、花もまたそう・・・そんな風に思っているから私の場合、植物の写真が多いのかもしれません。

ノウゼンカズラ
ノウゼンカズラ

お米と言えば、先月の<ナショナル ジオグラフィック>のメイン記事は「食糧危機は克服できるか」でした。
その記事によれば世界の穀物消費は1960年の8億1500万トンから、2008年には21億6000万トンにまで増え、さらに世界人口の増加や食生活の変化により40年後、2050年までにはさらに倍増する見込みだとか。
その消費予測に対して、はたして生産量の増加は追いつくのか、そんな記事でした。

片や日本では、生産調整による放置農地があり、コンビニの弁当などはちょっと期限を過ぎただけで捨てられる・・・そこにはなかなか単純には行かない流通構造があるとは言え、日本の山々にこんなに木材があるのにも係わらず、それでも輸入材が幅を利かす建築業界にも似て、ほんまアホな世の中なんやなぁ、と思うのでした。

猪名川
雨で増水した猪名川の流れ  以上4点ともGR DIGITAL  
Posted by masai at 12:06 PermalinkComments(0)TrackBack(0)旬の話題  |  池田川西界隈
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2009年06月29日

薪ストーブ

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キンカン
今朝の通勤道にて キンカンの花  以上5点ともGR DIGITAL

淡路の家>の暖房は薪ストーブで、とのご要望。
という事で、このブログではもうお馴染みのハリマ興産さんを紹介し、一昨日の土曜日、小野市にある本社兼ショールームへ住まい手 I さんご家族と共に行ってきました。

ハリマ興産
薪ストーブが並ぶショールーム 奥で背中を向けているのが I さん お相手は担当の小原氏
手前の無垢板のテーブルなどは大槻卓家具工房さんの作・・・その辺りの関係(?)は記事<薪ストーブと家具>でどうぞ


ハリマ興産さんでは、共にデンマークのスキャン社とモルソー社の薪ストーブを主に扱っていますが、今回はデザインがシンプルで計画している空間に似合いそうなスキャン社の鋳鉄製ストーブから検討。
話を聞きながら実際に薪も焚いてもらったり・・・30度近くになる気温の中、冷房をつけながら薪ストーブの暖かさを感じる、そんなかなり矛盾したシュチュエーションではありましたが。(^^;

薪ストーブ
火が入っているのがスキャン社の定番、といっていいでしょう、CI-8GLCB  その奥のテレビのようなものも薪ストーブ

I さんが検討の候補とされたのは上写真のストーブをはじめ、CI-4GLCB、CI-1GSCB の3機種・・・小さなお子さんがおられるので、いずれも側壁の表面温度が輻射熱式に比べて高温になりにくい対流熱式のストーブです。
前回の打合せの際、カタログだけで検討したところでは CI-4 (CI-8の小型版)が有力候補でしたが、実物を見て話を聞いているうちに設置スペースや性能面からがぜん CI-1 が浮上・・・私もお薦めの逸品ですし、さらなる検討の結果、CI-1GSCB に決定されたのでした。(^^)v

SCAN CI-1GSCB
左がショールームにあった CI-1GSCB  右はハリマ興産ウェブサイトから(下の図面も)

寸法図この寸法図からもわかるように小ぶりの薪ストーブですが、最大出力は8.0kwで木造でも(もちろん断熱性能や天井高さにもよりますが)30畳くらいの部屋は十分に暖められるという優れものです。
シガータイプと呼ばれるデザインで、古くからある形だそう。
窓が小さめで炎が見えにくいのが欠点ですが、長く太い薪も入り、燃焼効率も優れているのだそうです。

ちなみにヨーロッパでの愛称は<Ugly Duckling>(みにくいアヒルの子)だそうですが、実物を見るにイノシシか子ブタといった印象で、なかなかにカワイイ感じ。(^^)
スキャン社での製造は既に終了しているそうですが、在庫はまだあるとの事で、そんな話を聞くとなんとなくラッキー!とも思える今回の薪ストーブ選びでした。

薪
ハリマ興産さんの敷地に積まれていた薪  これくらいで4日分くらいかな

さて、そんなこんなで機種も決まって設計へ、ですが、ただただ部屋にストーブを据えるだけでは能がない。
その置き場所や必然的に巨大な換気設備となるストーブに対しての外気導入方法については私たちの設計だからこその一工夫を・・・と、まあ、そんな話はまたおいおい。(^^) お楽しみに!  
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2009年06月22日

みっちり

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2週間ほど前の(たしか)雨の日に梅雨入り予測が出た近畿地方。
でもその後は「ほんまに梅雨なん?」という天気が続いていましたが、土曜日の夕方頃から雨がポツリポツリ。これからしばらくは雨が降ったり止んだりの天気が続くそうでようやく梅雨らしくなってくるようです。
西日本、特に瀬戸内海周辺地域は今年も極端な水不足。ここは少しでも多く降って欲しいところでしょうか。

ノウゼンカズラ
今朝の通勤道にて ノウゼンカズラ  以下模型写真ともGR DIGITAL

さて、そんな土曜日は午後から<芦屋の小さな家>の打合せ・・・と、振り返れば、ブログでの紹介も記事<地盤調査>以来、実に約4ヶ月ぶりとなりました。(^^;

第3案この間、第1案、第2案と提示しながら打合せを行い、徐々に要望を絞り込んで計画案を詰め、今回は第3案のプレゼンテーション。
時間を掛けた甲斐あって、これにて基本的な部分でのプランや空間デザインが固まったのでした・・・メデタシ・メデタシ!(^^)/
左がその第3案のスタディ模型。
まだまだ、バルコニーのデザインや外壁仕上などこれから詰めて行かなければならない部分も残っていますが、ボリュームデザインという点ではほぼ決定・・・鉄骨造3階建てです。

ちなみ第1案と第2案のスタディ模型はこんな感じでした・・・↓

第1案・第2案
左: 第1案 鉄骨造案 見下ろし(上が西)  右: 第2案 木造案 道路側(西面)ファサード

第1案でも第3案でも最上階の屋根面が急勾配になっている事から(特に業界関係者の方は)おわかりのように、道路斜線に加え、第2種高度地区指定による北側斜線が掛かる敷地。さらに加えて、芦屋市では住みよいまちづくり条例により隣地境界線から外壁面まで70cm以上という外壁後退も義務付けられています。
しかも、ほぼ長方形を成す敷地の各辺は東に20度強振れているので、北側斜線は北側境界線からだけではなく東側の境界線からも掛かりで、約6m×11.5mしかない狭小敷地なのに、もう容赦無し・・・「来るならかかってこんかい!」という感じでした。(^^)

この形態制限の中にあって住まい手が期待したご要望は、性能面・機能面といった一般的なものから抽象・具象を含めた空間の在り方にまで及び、予算も考慮すると、もう、みっちり・むっちり。
正直、全部盛り込もうとするとパンッ!・・・とても無理。(^^;
という事での4ヶ月だったのでした。

ちなみに住まい手のご主人は、とある企業にお勤めのプロダクトデザイナー。
ですので、この間も自身の要望や私からの提案を確認するためスケッチや簡単なモデルを作ってみることしきり。
例えば、ワンルームとしたリビング・ダイニングの境界に空間を横断するように上りの階段を挿入してみるのは、というご要望に対し、私がこの空間ボリュームでは鬱陶しくなるだけです、と言ったところ、今のお住まいの中に実際に近い階段模型を作って確認されたり・・・結果、確かに鬱陶しいとの結論になりましたが。
建築デザインというか特に住宅設計の場合は、こういった確認には縮尺模型を作る程度ですが、経験値を過信せずあらゆる可能性を検討し、実寸とまでは行かなくともそれに近い試作を試みるのは、やはりプロダクトデザインだからこそなのか・・・そんな姿勢に感嘆し、いろいろな面で勉強になりましたし、たぶんこれからも学ぶところが多いだろうと思えるプロジェクトです。(^^)v

そうそう、とある日にはこんな事も・・・↓

パノラマ写真
住まい手作  オリジナル図面から部分掲載

3階からの眺めはどんな感じになるのかを知りたくて、計画案での階高を確認しながら、敷地前の電柱に登ってみて撮ったものだそうです!・・・(^^;
結果、期待した六甲山系の眺めは望めずで、残念がっておられました。  
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2009年06月16日

港町さすらい

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昨日の記事からの続き・・・図書館周辺をブラブラしながら写真を撮った後は、バスターミナルから一路、神戸・三宮へ。

南京町
南京町の賑わい  以下8点ともGR DIGITAL

新型インフルエンザのニュースがマスコミでやんやと取り沙汰されていた頃、朝日新聞に「ふたりぼっち」と題して、人気のない南京町をマスク姿で二人歩く男女の写真が掲載された事がありましたが、そんな風景も今は昔、日曜日の南京町は大賑わい。
そんな神戸をさらに盛り上げようと南京町広場では<加油!南京町 第一幕>と題して、6月いっぱい週末ごとに様々なイベントが開かれるそうで、通りがかったこの時はおば様方による優雅な太極拳の拳舞が披露されていました。

と、この日はたださすらうだけに三宮に行ったわけではなく、目的は新港埠頭近くにあるトーヨーキッチン神戸ショールームの見学。
淡路の家>ではキッチンワークステーションに奥さんのお気に入り、トーヨーキッチンのBAYシリーズを設えるのですが、私たちの設計では<加西の家>以来の採用となるため、最近のBAYはどんなものかと見聞に・・・キッチンプランや見積は既に決まっているので、空間とのマッチングなどを見るためだけの純粋な見聞でした。
日頃はうちのオリジナル設計で直接家具工場に発注した方が、デザインもスッキリして使い勝手も充実、しかも安価!と住まい手を口説いている(?)私ですが、3Dシンクが欲しいと言われるとお手上げ。
しかも今回はペニンシュラ型でワークトップの奥行きが900mm。
3Dシンクは特許モノなので同じものは作れませんし、こっそり(?)似たような形を特注のステンレス溶接で作る事もできなくはないですが、それだとさすがに高くついて太刀打ちできないので!(>_<)!なのでした。

そんなこんなでフムフムと見聞を終えた後は、また港町さすらいへ・・・新港辺りをGR君片手にブラブラとでした。

海洋少年団
海洋少年団基地(?)・・・どういう団体なんでしょう なんだかちょっと怪しげで面白そう (^^)

海洋少年団にはかなり惹かれるものがありましたが、ふと左手奥を眺むるになにやらマストが・・・で、行ってみました。

日本丸・海洋丸
GR君での撮影ですが、岸壁は柵で閉ざされ近づけなかったので、大幅にトリミングし擬似望遠の構図で掲載

航海練習船にして世界屈指の高速帆船<日本丸>(手前)と<海洋丸>が第一埠頭に寄港していたのでした。
昔々、初代の日本丸を間近に見たことはありましたが、この二代目を見たのははじめて。海王丸の方は初代・二代目通してはじめてだと思います。
なにがどうって、やっぱりこのマストを見るとワクワクしますね・・・一度は登ってみたいもんです。(^^)
ちなみに埠頭の向こう側に停泊している船も<銀河丸>という航海練習船だそうです。

写生
写真徒然関連写真: 写生

柵で近づけないにもかかわらず、観光バスで見学に来ていた団体さんもありましたが、私も含め皆さんデジカメやケータイでパシャパシャ・・・その姿が傍から見ているとなんとなく慌しく感じたのですが、そんな中この画伯は日本丸を仔細に眺めながら優雅にスケッチ。
帆船からイメージされるゆったりした時間の中でこの場を楽しんでいるようで、少しうらやましく思い、しばしこの場に佇んでいた、そんなさすらいの一時でした。

河南ビル
帰り道 三宮本通にて  佇まいが帆船を連想させてくれたのでパシャ・・・港町です  
Posted by masai at 10:58 PermalinkComments(2)TrackBack(0) も少し広域  |  淡路の家
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